(平安京の一条通が堀川を越すところにかけられた「一条戻橋(いちじょうもどりばし)」)
安倍晴明を祀る晴明神社の近くに、死者が一時的に生き返ったり、美女に変身した鬼が出たり…という魔界伝承を持つ「一条戻橋」があります。
橋の下に目をやると…。
堀川の浅い流れに沿って、二条城の東側まで、親水公園が続いています。
平安京のやや中心を外れたところを南北に貫く堀川は、都市生活を支える運河として作られたものです。
近代になって役目を縮小していき、第二次世界大戦後には水の流れも止められていました。
平成になってから、憩いの親水空間を作ろうということになり、琵琶湖疏水分流から賀茂川の下を通して水を持ってきて、かつての場所に流れが戻ってきました。
遊歩道なども整備され、明治時代のアーチ型の石造橋を下から見上げたり、浅いせせらぎで子供たちが遊んだりすることもできます。
桜が咲いたら、花を見ながらお弁当を食べることもできそうです。
ところどころに木々がうっそうとした場所もあるので、野鳥たちも、お気に入りのようです。
良く晴れてポカポカ陽気の今日は、渓流が好きなハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイが、浅瀬や岸辺で遊んでいました。
(スマホの写真ですみません)
〔投稿:SI〕