goo blog サービス終了のお知らせ 

日本キリスト教会小樽シオン教会

北海道小樽市に1892年2月に設立された長老派の日本キリスト教会北海道中会に属する小樽シオン教会です。

24/04/27礼拝説教

2025-04-27 15:59:39 | 説教要旨
25/04/27(日)礼拝説教
旧約イザヤ9:1-6、新約マタイ福音書4:12-25
「伝道をはじめる」

 主イエスは洗礼者ヨハネから洗礼を受けるために、ガリラヤからヨルダン川のほとりに移動され、その直後悪魔の誘惑を受けられるために荒野へと入られました。しかし、宣教の準備が整ったので宣教活動に移ろうとしたところ、洗礼者ヨハネが捕縛されたことを聴き、難を避け、本拠地のガリラヤ地方に戻られました。権力者の手の届かないところで、主イエスは宣教を開始されたのです。そして主イエスはゼブルンとナフタリというガリラヤ西部に向かいましたが、ここは十二部族時代に二部族が与えられた地域でもあります。
 この地は歴史上、しばしば諸外国に侵略された経緯があり、一時はイザヤによって「異邦人のガリラヤ」とまで呼ばれましたが、紀元前一世紀にユダヤのマカバイ王家の支配地となって、住民のユダヤ教化が積極的に推し進められ、主イエスの時代にはユダヤ教原理主義ともいうべき熱心党の根拠地にもなっていました。すなわち、主イエスの時代には「異邦人のガリラヤ」は実態にあわなくなっていました。そして、この地で主イエスは「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言って宣教活動を開始したのです。
 そして、有名なガリラヤ湖の漁師のペトロとアンデレの兄弟を「わたしに着いてきなさい。人間をとる猟師にしよう」と言われて、二人が全てを捨てて従ったのをはじめ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネも従え、本格的な宣教活動へと移ってゆきます。
 主イエスはガリラヤ中を回り、諸会堂で教え、御国の福音を宣ベ伝え、さらに民衆のあらゆる病気や患いをいやされました。これはこの当時癒やすことが出来ないとサジを投げられた悪霊に取りつかれた者(精神病)、てんかんの者、中風の者(脳内出血)などの病人を含めています。
 故に、主イエスのうわさは、ユダヤ全土にごく自然に広まって行くことになりました。

※Youtubeに説教の動画をアップしています。→Youtube動画(クリックしてください)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。