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エコプロ日記 その3

2008年12月15日 | Weblog
エコプロの最後はスターリングエンジンです。

スターリングエンジンは約200年前に設計されました。
高温と低温の温度差により、内部の空気などの気体を膨張させ、
ピストン運動を取り出すものです。

工場や船舶などではボイラー廃熱をそのまま煙突などから出しています。
これをスターリングエンジンにつなぐと動力として取り出せて
発電機につないで発電しちゃいましょう!というのが特徴です。

ガソリンやディーゼルエンジンと違って、爆発させる事がないので静かですし、
廃熱がエネルギーなのでランニングコストは限りなくゼロなんです。

まるで夢のようですが、唯一にして最大の課題は
設備投資代に対して発電効率が低い(能率が低い)ということです。
エコプロで説明の女性に聞くと、

「現在400度廃熱で500Wを取り出せる設備で約1000万円、
 まもなく500度廃熱を使って5kWが取り出せる新型が出ます」ということです。

もともと捨てていた熱を再利用する発想、
ランニングコストがかからない経済性に、
より現実的な発電効率が見えてきたら、本当に素晴らしいと思います。


<ウィキペディア>
<Panasonicの省エネ技術>

2008-12-15