「英雄のいない国の民が不幸なのではない。英雄を必要とする国の民が不幸なのだ。」
だったか…?
ブレヒト作の標記の戯曲の中のセリフです。
ガリレオは地動説を唱えましたが,教会はこれを許さず裁判にかけ,説を唱え続けば死刑にすると言う。ただし,その主張を引っ込めれば命は助けるとも言う。
取り巻きの連中は,ガリレオにはあくまでも地道説を主張してもらい,「英雄」として火あぶりになってほしかったようでしたが,案に相違してガリレオは判決に従い地動説を撤回します。その時に「それでも地球は動く」と言ったとか言わないとか…
弟子のアンドレアが「英雄のいない国民は不幸だ」と叫びます。それを受けてガリレオは「否,英雄を必要とする国民が不幸なのだ」と諭します。
ガリレオは教会の教えには面従腹背で,とにかく自分の手で地動説を証明するために命永らえたのです。
さて,どこかの国の総理大臣が,某事業の民営化に躍起になっていますが,その自分をガリレオに例えていました。
両者の立場がまったく反対だと思うのは私だけでしょうか…?
自らのパフォーマンスに酔う破廉恥な劇場の支配人に踊らされるのはいい加減にやめませんか?
だったか…?
ブレヒト作の標記の戯曲の中のセリフです。
ガリレオは地動説を唱えましたが,教会はこれを許さず裁判にかけ,説を唱え続けば死刑にすると言う。ただし,その主張を引っ込めれば命は助けるとも言う。
取り巻きの連中は,ガリレオにはあくまでも地道説を主張してもらい,「英雄」として火あぶりになってほしかったようでしたが,案に相違してガリレオは判決に従い地動説を撤回します。その時に「それでも地球は動く」と言ったとか言わないとか…
弟子のアンドレアが「英雄のいない国民は不幸だ」と叫びます。それを受けてガリレオは「否,英雄を必要とする国民が不幸なのだ」と諭します。
ガリレオは教会の教えには面従腹背で,とにかく自分の手で地動説を証明するために命永らえたのです。
さて,どこかの国の総理大臣が,某事業の民営化に躍起になっていますが,その自分をガリレオに例えていました。
両者の立場がまったく反対だと思うのは私だけでしょうか…?
自らのパフォーマンスに酔う破廉恥な劇場の支配人に踊らされるのはいい加減にやめませんか?
なるほど、またひとつ賢くなりました。