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音楽の部屋

音楽好きの独り言です。気楽にご訪問お願いします。

ヘイ・ジュード・・ザ・ビートルズ

2024-04-23 13:29:22 | 日記


今、自分の参加しているバンドでヘイ・ジュードを練習している。
夏に野外ステージで発表の機会があり、それに向けての練習である。
若い頃、友達がこの曲が好きで、よく二人でギターを弾きならし、遊んだ思い出があるが、それから何十年、改めて練習してみると、なかなか難しい。
ギターでなくボーカルである。もともとピアノの曲なので、当たり前だが、ギターは、前面には出れない曲である。ピアノの上にボーカルが乗っていて、ピアノの上に乗っかれるボーカルのパワーが無ければ、この曲は成り立たない。
自分は、到底ボーカルもピアノも無理なので、隠し味にギターを弾いて、ボーカルとピアノを盛り立てようと、考えてはいるが、こちらも難しい。
早く、この曲でのギター奏法を自分なりに築いて、楽しんで弾けるような状態に近づけるようになることが、今の自分の目標である。

ヘイ・ジュードを初めて聴いたのは、ビートルズではなく、
テレビのホームドラマの主題歌用にアレンジしたもので、ウインドオーケストラ風の演奏でした。まだ、自分が小学生の頃だったと思います。
テレビドラマを見ていたら、急にヘイ・ジュードの旋律が流れました。
勿論、ビートルズの演奏でないので、ボーカルはないけど、主旋律の親しみあるメロディーが心を躍らせました。それと、メロディーに絡むベースもアクセントが独特で、一度聴いたら忘れられないような、素晴らしいものでした。
だから、自分はこのオーケストラの演奏で、この曲が好きになったので、後になって、本家のビートルズのヘイ・ジュードを聴いても、最初はあまりピンときませんでした。それほど、このオーケストラのバージョンは心に残っています。このオーケストラの演奏をもう一度聞きたいのですが、昔聴いたことなので、検索かけても、このオーケストラの演奏には、たどり着けませんでした。

ヘイ・ジュードについて、この曲がアルバムタイトルになった
ビートルズのアルバムが、あります。
あまりにも有名なので、自分が下手に説明はできませんが、
同じ年代のストーンズのアルバムと比べると、音質がとてもいいです。
特に、ベース音とバスドラの音がいいですね。
あと、アルバムジャケット写真が、カッコイイです。
ジョンが神さまにみえました!

ねぇ、ジュード、落ち込まないで
悲しい歌だって、 明るく出来るさ
あの人を大切に思い続けるんだ
そうすれば、良い方向に進んでいけるから

傷ついたときはいつだって、ジュード耐えるんだ
だけど一人で背負い込んじゃいけない
君もよく知っているだろう斜に構えてカッコつけてる奴は
所詮愚か者だってことを

  前向きな気持ちになれる、とても素晴らしい一曲です。








ローリングストーンズ(レットイットブリード)

2024-03-26 11:02:35 | 日記




ストーンズのアルバムの中で、強烈なのが1971年から、1年ごとに発売された、スティッキー・フィンガーズ(1971)、 メインストリートのならず者(1972)、 やぎの頭のスープ(1973)、 イッツ・オンリーロックンロール(1974)の4アルバムで、自分の心の中で形成されるストーンズサウンドの重要な屋台骨になっている。もちろん、世間一般での評価もご多分に漏れず、傑作になっている。ミックのボーカルは、迫力に加えて艶があるし
チャーリーワッツのドラムと、ビルワイマンのベースもリズムに安定感があり、余裕を感じる。なかでも、キースリチャーズとミックテイラーのギターの掛け合いが最高に良い。違うタイプの二人だが、ブルースとロックンロールを足して、
2で割ったサウンドだが、ブルースの心がしっかりと残っていて、ミックテイラーは勿論、キースもブルース好きなんだなぁ、と思う。基本にブルースがあり、そこから外れない姿勢が、強く感じられてとても好ましい。
ということで、ストーンズの一番メインの部分を書いたが、このメイン以外にも、傑作がいっぱいある。その中で、自分が好きな傑作が、レットイットブリードである。
なぜかというと、このアルバムの中の一曲で、曲名がアルバムタイトルにもなっている、レットイットブリードがたまらなく好きだからである。
自分の中では、ストーンズの好きな曲ベスト3には入っている。
スタジオ録音だが、ライブのようでもあり、それでいて音の粒がしっかりしている。たまらなくルーズであるが、また、たまらなく攻撃的でもある。
前期ストーンズの頂点に達しているような、バンド演奏に思える。
演奏については、キースリチャーズのボトルネックギターが、素晴らしく
らりっている。自分は、アルコール酔い、しかわからないが、、、
イアン・スチュワートとニッキーホプキンスのピアノがまた素晴らしくご機嫌である。
言葉では言い表せない、うねりがこの曲にはあり、たまらないグルーブ感が心に押し寄せてくる。 それでいて、どちらかと言えば地味なバンド演奏だが、とってもかっこいい、80歳を過ぎても聴ける良曲だと心から想う

    楽しくやろう、馬乗りになって
    熱い血を、俺にぶちまければいい

アルバムジャケットは、バタークリームケーキのステージに可愛いストーンズの人形があり、、その下でレコードが回っている。全体に、クリーム色系のジャケットで、ほのぼのして、自分はとても好きなジャケットである。
ジャケット裏面は、、、それらが、壊されていて、何ともストーンズらしい。




美輪明宏(ヨイトマケの唄)

2024-02-26 18:11:17 | 日記
2年か3年程前にバンド仲間が、美輪明宏のヨイトマケの唄、をやりたいと楽譜を練習場に持ってきてくれたことがあった。自分もこの曲は知っていたけれど、この時はバンドではなかなか難しいと感じ、せっかくの機会を流してしまった、、、要するにその時は、この曲に集中出来なかったのである。
今回、友達から頂いた楽譜をあらためて見てみると、ヨイトマケの唄(2012NHK紅白バージョン)と書かれている。早速、YouTubeで2012年NHK紅白歌合戦でのヨイトマケの唄を聴いてみる。黒い衣装で男装の美輪明宏による、ステージだが、その圧倒的な表現力とパワーに心が釘付けになり、男泣き、してしまうほど心が揺さぶられました。
ミュージカルの主題歌のように、ストーリーが浮かび上がり、名作映画を観ているような感動も味わえました。
この曲で歌われているような、”土方の子供、、汚い、、”など、もし自分の子供とか孫が言われたら、どんなに悲しく、辛いだろうか、、どうして人間は、同じ人間なのに比較し、劣っていたら馬鹿にしたり汚がったりするんだろうか、、
みんな一皮むけば同じ人間なのに、どうして上下関係ができたり、勝ち組、負け組などとレッテル貼りをしたがるんだろうか?
少し話が私感的で、すみませんが、テレビのお笑いでも最近は少し減ってきたように思うけど、勝ち芸人たちが、負け芸人に色んなことをやらせるような番組企画が多かったように思います。負け芸人(そうでない方もいますが、)が激辛をたべたり、、食べられなければ、番組を降りてもらうなどと言われたり、、体を張った芸人が、裸でスキーを滑り、雪の中に突っ込んだりして、、
勝ち組は、スタジオでモニターを見て大笑いしている。番組のお笑い企画なんで、負け組も大げさに、演技しているんだろうけど、、なにが
面白いのか、気分が悪くなるだけで、寂しい気持ちになります。
これは、お笑いでなく、イジメです。
すみません、ヨイトマケの唄から、つまらない話になってしまいましたね。
でも、このヨイトマケの唄を聴いていると、家族のために、なりふり構わず働くことの尊さ、親と子の関係の強さは、相対的に図るものでなく、この世に一つだけの絶対的のものである。などを強く感じさせてくれます。
この歌は自分に勇気を与えてくれます。

     何度か僕も  グレかけたけど
     やくざな道は  ふまずにすんだ
     どんなきれいな  唄よりも
     どんなきれいな  声よりも
     僕を励まし    慰めた
     母ちゃんの唄こそ  世界一
     母ちゃんの唄こそ  世界一

     今も聞こえる   ヨイトマケの唄
     今も聞こえる   あの子守唄
     父ちゃんのためなら  エンヤコラ
     子供のためなら    エンヤコラ
 

井上陽水

2024-01-23 10:47:47 | 日記


陽水の"招待状のないショー″というアルバムがある。
このアルバムのリリースは、1976年3月25日で単純計算すると私がまだ18歳の高校生の時である。  この頃を思い返してみると、高校生だった私は毎日毎日、好きな音楽ばかり聴いて勉強もろくにせず遊んでばかりの生活だったように思います。けど、グレテいたわけでなく、言わば音楽好きのオタクという風情でした。結果ご多分に漏れず学校の成績も低空飛行の墜落危機状態と、本当に情けない有様でした。音楽の他は、あまり興味がわかなかったので生活力やコミュニケーション力を身に着けるいろんな場面での体験が少なかったように思います。
好きな子がいても、なかなか声もかけられず遠くで見ているようなタイプでした。 そんな中でこのアルバムを聴いたのですが、それまで聴いていたアルバムとは、何か違う感じがしました。上手く説明できないけど、明らかに違ったものが心に入ってきました。   それはこのアルバムが持っている風だと思います。 抽象的ですみませんが、アルバムにはそれぞれ風があるように感じます。強風、ハリケーン、竜巻の風、弱い風、そよ風、野原の風、穏やかな春の日差しの中の風、、などなど色々です。
私はこのアルバムを聴いて、ハーブの香りの風を感じました。そして今まで聴いてたアルバムの風とは明らかに違う風が感じられました。それが前向きな風です。今まで聴いてたアルバムが後ろ向きという訳ではないけど、私を前向きに変える風が、しかも爽やかな風が私の心の中いっぱいに満たすのを実感しました。 そのようなアルバムはこの65年間の音楽人生で色々なアルバムをきいていますが、ほとんどありません。強いて言えば、同じにおいのする風をもったアルバムがもう一枚だけありました。それは、吉田拓郎の”明日に向かって走れ”です。 このアルバムは、全く同じ風を持っていて、同じ味のするアルバムです。不思議な感情ですが、このアルバム2枚が、今まで聴いたアルバムの中で、自分にとっては強烈な風を感じた2枚のアルバムです。
高校生の私は、このアルバムを聴いて少しだけ変化したのです。
少しだけ、前向きになれたのです。これも音楽の力です。
具体的には、いままでの自分は、音楽を聴くだけでしたが、このアルバムを聴いて、自分もギターを弾いて、好きな人の前で歌いたい、歌うことが出来たら素晴らしいなどと、やっと思うようになったのです。青臭い話ですみません。
オタクの自分が、好きな人の前でギターを弾いて歌いたいと思わせたこのアルバムの風のエネルギーに感謝したいです。
アルバムのタイトル曲、、招待状のないショーと、、Summer,,の2曲が特に私に風をくれました。

       誰一人見てない
       僕だけのこのショー
       好きな歌を
       思いのままに

       声よ 夜の空に
       星に届くように 声よ
       変わらぬ言葉とこの胸が
       遥かな君のもとへ 届くように



      何も言わない貝殻に 思い出なんて喋れない
      また来る夏のどこかで 優しい人に会いたい


ローリングストーンズ(2)

2023-12-26 06:53:37 | 日記


今まで聴いたアルバムで、それをライブアルバムに限定してみると最も多く聴いたアルバムが、浮かび上がってくる。中学生時代から何回もレコードの上に針を載せてきている。その針を載せる時の心の高揚感は、何年たっても変わらない。
還暦を過ぎたら今でも、昔ほどではないが時々聴きたくなるアルバムだ。そのアルバムとは、ローリングストーンズのゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウトというライブアルバムだ。このアルバムはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで1969年11月27日と28日の2晩に亘ってのライブレコーディングである。

このアルバムのジャケットは、チャーリーワッツのジャンプである。しかもギター2本持っての大ジャンプ!!そのわきにロバが一頭、チャーリーのドラムを背中に積んで、首からはギターを1本下げて歩いている。
これから2人(?)で、、じゃなく、1人と一匹でライブ会場に、いざ出陣といういで立ちである。本当に楽しいジャケット写真だ。

今回の文章を書きながら、久しぶりにレコードに針を落としてみた。
出だしが、かっこいい! 妙に落ち着いた感じでのスタートである、ジャンピングジャックフラシュだ! でもイントロのエッジのきいたギターの刻むリズムが最高のグルーブを作り出していく。
2曲目の”かわいいキャロル”はチャックベリーのロックンロールだが、ストーンズも負けじとロックンロールしている。キースのギターが素晴らしい。
そしてもう1曲、チャックベリーの曲が入っている、8曲目の”リトル・クイニ―だ。この曲も2曲目と同様に、ロックンロールの何とも言えないグルーブ感を表している。ビル、ワイマンのベースも光っている。
このチャックベリーの2曲がこのアルバムの牽引力になっているが、2曲とも、ただ突っ走らない少し抑えた演奏になっていて、それがまたこのアルバムの心に届く重たいリズムに繫がっているように感じる。そのリズムが自分には凄く心地よい。
4曲目の”むなしき愛”はブルースマン、ロバートジョンソンのバリバリのブルースだが、ストーズなりに、ブルースしていて好感がもてる。
ここでの、ミック、テイラーのボトルネックギターは流石である。ギターが泣いている。
このアルバムのハイライトは、
ここでもミック、テイラーになってしまうが、5曲目”ミッドナイトランブラーと6曲目”悪魔を憐れむ歌でのギターである。高校時代、ディープパープルのリッチーブラックモア好きの友達に、ストーンズを聴かせたとき、ロックンロール曲を聴いたときは、(なんだ、ギターソロが短いなあ、、)ってガッカリしていた友達が、この2曲を聴いたら、(リッチー以上だ!)っと感激していたことを思い出します。
ロックする楽しみが、心にしみる一枚だと思います。
このアルバムは私の大切な宝物です。