「僕は匙のような小さな働きものが好きだ。」
―三谷龍二(「木の匙」新潮社、2005年)―
本の帯にかかれていたこの言葉を見て、
「わたしも!」
・・・と思わず心の中でつぶやきました。
三谷さんは工芸家、木工デザイナーで、長野県松本の工房で、
木の匙や器などをつくっておられる方です。
本には小さな匙や器の写真が載せられていますが、
どれもとても、・・・自然です。
この匙がわたしの家にあったら、きっとすぐに生活に溶け込むだろうな、
と思いました。
だれの生活にも、きっと、なんでもなくすんなりと、
溶け込んでいくだろうと思いました。
上の言葉に続く三谷さんの文章があります。
「僕は匙のような、小さな働きものが好きだ。大きな声で主張するような目立つ存在ではないけれど、でも他では代用できない自分の役割をちゃんと世の中に持っている。キッチンでもおおいに働く。塩や砂糖を掬ったり、混ぜたり、味見をしたり。匙がないととたんに困ることになる。~中略~多くの人の手に触れ、時のふるいにかけられて支持されてきた、たしかな道具。はたして僕は、小さな匙のようにこの世に必要とされているのだろうか。確かな居場所をこの世に持っているのだろうか、と考えると恥ずかしくなってくる。小さくても自分の居場所をこの世に持っている、そのことはすごいことだと思う。」
三谷さんの匙、いつかきっと買おう!
本館はこちら
―三谷龍二(「木の匙」新潮社、2005年)―
本の帯にかかれていたこの言葉を見て、
「わたしも!」
・・・と思わず心の中でつぶやきました。
三谷さんは工芸家、木工デザイナーで、長野県松本の工房で、
木の匙や器などをつくっておられる方です。
本には小さな匙や器の写真が載せられていますが、
どれもとても、・・・自然です。
この匙がわたしの家にあったら、きっとすぐに生活に溶け込むだろうな、
と思いました。
だれの生活にも、きっと、なんでもなくすんなりと、
溶け込んでいくだろうと思いました。
上の言葉に続く三谷さんの文章があります。
「僕は匙のような、小さな働きものが好きだ。大きな声で主張するような目立つ存在ではないけれど、でも他では代用できない自分の役割をちゃんと世の中に持っている。キッチンでもおおいに働く。塩や砂糖を掬ったり、混ぜたり、味見をしたり。匙がないととたんに困ることになる。~中略~多くの人の手に触れ、時のふるいにかけられて支持されてきた、たしかな道具。はたして僕は、小さな匙のようにこの世に必要とされているのだろうか。確かな居場所をこの世に持っているのだろうか、と考えると恥ずかしくなってくる。小さくても自分の居場所をこの世に持っている、そのことはすごいことだと思う。」
三谷さんの匙、いつかきっと買おう!
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