お得で便利な情報を発信するblog

日常で発見したお得で便利な情報を発信していこうと思います。

シャープの業績悪化が気になります。

2015-03-04 19:14:36 | 経済NEWS
シャープの業績悪化に歯止めがかかりません。
今朝の報道によれば、主力事業の太陽光発電事業も売却の方向性で
検討とありました。

個人的に、シャープのパネルを採用した太陽光発電を所有していま
すので大いに気になるところです。




(新聞報道 抜粋)
経営再建中のシャープが主力取引銀行のみずほ銀行と三菱東京UFJ
銀行に資本支援を要請する方向で検討に入ったことが3日分かった。
1500億円規模で債務(銀行からの借金)を株式に振り替えてもらう
「債務の株式化」が柱になる。財務基盤を改善することで、損失が出る
抜本的なリストラを可能にし、再建を急ぐ。2015年3月期の連結最終
(当期)損益の赤字幅は、現在の見込みの300億円から、1000億
~2000億円規模に膨らむ見通しだ。

債務の一部を優先株などの資本に振り替える「デット・エクイティ・スワ
ップ(DES)」という手法による資本支援を軸に協議に入る。両行は
シャープが示す再建案を精査し支援を判断、折半して支援を引き受 けること
を検討する。国内外の企業に、計300億円規模の第三者割当増資を引き受
けてもらうことも検討する。

シャープが国内事業の見直しに乗り出す。国内4工場の閉鎖や経営の柱と
期待した太陽電池事業の売却・撤退を検討する。太陽電池事業の生産設備
などの損失処理を積み増すことから、2015年3月期の連結最終赤字は1千
億円を超える見通し。主力取引行の資本支援を得て16年3月期中に構造改革
を実行する構え。シャープの経営再建は正念場を迎えた。

どうしてこうなってしまったのか?
とは言っても、シャープの太陽光発電は国内№1シェア。
日本の住宅の屋根に一番載っている太陽光発電はシャープ製です。
そうは言っても大丈夫でしょ?

とも思ったりしたのですが、状況はそうとう悪いようです。
太陽光発電事業はソーラーフロンティアに売却の話も出ているようです。

そもそもの原因は何なのか?少し調べてみました。
ウィキペディアに興味深い記事がありました。

シャープの危機は、発展そのものに埋め込まれていたという。「オンリーワン」
「基礎材料メーカー」をめざした中で、液晶の市場規模が小さいときにトップ
シェアとなり、松下(パナソニック)陣営のプラズマディスプレイとの戦いに勝ち、
売り上げを数十倍に伸ばし小さな町工場を世界企業に育てた。その中でおごりが
生まれ、社内で「液晶」についての批判的言辞はタブーとなった。液晶に賭けた
「一本足経営」と、実質的無借金経営から借金漬けの経営になったため、経営陣の
内紛、戦略の失敗、経済危機などがそのまま経営危機に直結した。中興の祖の佐伯旭一族
が実権を握り続けた(1959-2012年の53年間)。技術重視の姿勢が貫かれ、力を
生み出すと同時に営業を軽視することにつながったと言われる。また、液晶テレビ
や太陽光発電など膨大な投資を必要とするものは減価償却後の利益で次の投資をする
のが基本だが、シャープは新しいものを作った後が続いていないという経営の失敗が
続いている。

液晶に偏重したワンマン経営に原因の根深さがありそうですね。
成功体験によるおごりが、経営者を神格化させ知らぬ間に組織を崩壊させていた。

なんだか今話題の大●家具や、大王●紙にも似ているような・・・。

私の太陽光パネルメーカーを決定した決め手は、「シャープなら安心」という感覚的な
ものでした。実際、稼動してからの不具合は一切ありませんし、想定通りの発電をし
ていますので、大満足しています。
ただ、こうなってくるとメンテナンスが心配になってきました。

太陽光発電業界は世界的に再編が進んでいる状況ですので、どこなら絶対大丈夫という
事はないのでしょうが、メーカー選びは慎重にという教訓と受け止めます。

シャープに勤める方々の為にも、一日も早い業績回復を達成して欲しいと願います。
この件は、今後引き続き注視していきたいと思います。

長文お付き合い頂きありがとうございました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿