「若いときの苦労は買ってでもせよ」という言葉がある。おそらく今の時代に最も人気のない教えである。だからこの言葉のもつ意味をとくとお考えいただきたい。なぜ苦労をしなければならないのか。苦労には努力がつきものである。この努力が貴重なのだ。 苦労しない人間は努力しない。使わないと筋肉が衰えるように、努力をしないと人間の一番大切な感性が衰えてしまうのだ。感性が衰えると無機的な人間になる。心の廃人である。楽な道ばかり選ぶ人間は心の廃人になりさがっているようなものなのだ。 ギブ・アンド・テイクは金貸しだってやる。ギブ・アンド・ギブで行くべきである。 年末は自分の成長を確認するとき、人生の預金通帳を眺めるように。 長年、人間をやっていれば気付いていると思うが、やる気くらいアテにならないものはない。やる気が起こるのを待っていると、大抵のことはどんどん遅れてしまう。(やるべきときに、自分の都合を聞くな)
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