ソウル駅から韓国国鉄で1時間ほどの温陽温泉駅

周辺に温泉観光ホテル5か所、温泉浴場15か所がある韓国有数の温泉地です。
規模だけではなく、開湯1300年の歴史を持つ韓国最古の温泉とされている温泉地です。
朝鮮王朝の有名な世宗大王など何人もの王様が、温陽に温泉宮を設け病気治療や休息をした温泉地です。
駅前には、街路に温陽王宮の図面が埋め込まれています。

温陽観光ホテルは王宮の跡地に立っています。
駅から歩いて5分ほどの道路に面した門は、王宮風です。

ホテル内敷地には、神井碑などが建っています。


ただ、現在の形態に近くなったのは日本統治時代の昭和初期に日本人によって、荒廃していた王宮跡を温泉旅館として造られてからのようです。

また館内にはギャラリーがあり、

温陽温泉の歴史関係の資料が展示されています。


大きなホテルで

ロビーも広々としているし、

レストランもあり

まさに観光ホテルという造りです。
年末年始時期に行ったためか、夜はイルミネーションまでありました。

大統領も泊まる格式あるホテルですが、私たちが宿泊したのはオンドル部屋で標準室料14,000ウオン(約10,000円)の部屋でした。

当初この部屋でしたが、オンドルが故障していたのでルームチェンジしてもらいました。

同料金でも内装は違いがあるようです。
温泉は地下1階にあります。
フロント奥の館内からも行けますが、

外来用の外向きの入口もあります。

外来入浴が6,000ウオン、宿泊者は40%オフの3,600ウオンで入浴できます。
温泉に入れる時間は6:00~22:00(入場は21:00まで)となっています。
6:00、15:00、21:00と入りましたが15:00頃はとにかくすごい混雑で、朝も夜も入浴する人が絶えることがありませんでした。
内湯は浴槽が3つあり、一つはサウナ用の水風呂で、

2つが温泉浴槽ですが、小さめな円形の浴槽が42度くらいの熱めの浴槽、

その円形浴槽の周囲を囲むようにある浴槽は40度くらいのややぬるめの浴槽です。


露天はスイッチ式の打たせ湯がありますが、気温が低いこともありぬるすぎる感じです。
写真は人だらけで、朝は真っ暗で露天はお湯がたまっておらず、

なんだかわかりませんので、宿の廊下にあった写真で露天の雰囲気をご覧ください。

また、子供連れの客のマナーは相当悪く、平気で泳いだり、飛び込んだりしているし、韓国の人は温泉に漬かるというより、体を洗うことに熱中するらしく、私的には混んでいることもあり落ち着いた入浴にはなりませんでした。
温泉自体は、柔らかい感触のアルカリ単純泉(らしいが分析書は見当たらないし、ハングルで書かれていたら判読不能)で悪くないお湯でした。