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温泉好きなおじさんの日記帳

出湯温泉・珍生館

2011年8月に二泊連泊しました。

五頭温泉郷、出湯温泉にある温泉旅館です。

温泉街の中心となる華報寺の門前に建っています。



玄関を入ると、奥に庭に面した応接セットのような椅子と机があるだけの、帳場もフロントもない造りです。



母娘だけで経営している小さな宿ですので、数組だけしか受け付けていないとのことです。

私が宿泊した部屋は二階のお風呂のすぐ横の部屋でした。



寺の境内、宿の庭を望む眺めの和室でした。
自炊宿の名残でしょうか、廊下の流し場にはコンロがあり、部屋の入口すぐのところには、空の冷蔵庫と電子レンジがあります。



簡素な部屋ですが、掃除もきちんとされた清潔感がある部屋でしたので、快適に過ごすことができました。

お風呂は一階と二階の2箇所あります。

私が宿泊した部屋のすぐ横のお風呂は



3、4人入ることができる浴室です。



タイル貼りの簡素な浴室ですが、鯉の口から源泉がどばどばと、かけ流されそのまま床にオーバーフローしています。



浴室も温泉も特徴がない平凡なものですが、シンプルさが逆に、とても気持ちよく感じられます。

最初、温泉の真横の部屋でたくさん入れると喜びましたが、この二階のお風呂に入浴できるのは、17時~21時の間だけです。

入浴時間以外は、きれいにお湯を抜いてしまうのでした。



一階のお風呂は、朝7時~9時の間が入浴時間となっています。

こちらは二人入れば満員のほんとにこじんまりした、普通の家庭のお風呂といった感じです。



脱衣所は手作り感がある小洒落た雰囲気になっています。



自家源泉かけながしですが、掲示されている温泉分析書には毎分16Lの湧出とあったので、湧出量に見合ったお風呂の造りと、お湯の使用量であると推測されます。

連泊して、好きな時に宿のお風呂に入れないのは残念ではありますが、温泉を大切にしていると思えば納得です。

宿のそばには、「華報寺共同浴場」「出湯温泉共同浴場」という2つの素晴らしい共同浴場があるので、宿のお風呂に入れない昼間はそちらで温泉を満喫できました。

元々湯治場は、宿に内湯がなく、共同浴場に入りにいったとのことですから、がっかりではなく、温泉を大切にしている宿の姿勢にむしろ感心してしまうくらいでした。

外湯も楽しめ、自分的には良かったと思います。

湯治プランでの宿泊でしたので、食事は簡素なものでしたが、お部屋で美味しくいただきました。

夕食





朝食





1階には食堂みたいな場所がありましたが、一人宿泊で他に宿泊している人もいないようだったので、部屋食だったのかもしれません。

静かで、出湯温泉街(特に共同浴場)もこじんまりした素晴らしい環境であったことも合わせて、いいお湯が堪能できた、とてもいい宿でした。



●施設のデータ

【施設のHP】 http://chinseikan.com/
【泉質】 単純温泉    
【PH・泉温】 PH8.4 34.8℃
【立ち寄り営業時間】 無
【立ち寄り料金】
【宿泊】 有(宿泊しました)
【極私的評価】 ☆☆☆☆
【備考】

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