なんとかしてみたくなる修理。
ご依頼を受けた瞬間に何とかなるだろうと思える修理。
反面、何とかしてみたくない修理もあります。
その時は丁重にお断りいたします。これは私の技量の問題でもあります。
なので他店購入品をなんでも受け付けるわけでは無いですが事実、良いか?ダメか?は自直感が働きます。
そんな今日はオレゴン製薪割機のエンジン載せ替えです。
当社で売った商品ではありませんがホンダエンジン(アメリカ製)を載せ替えるご依頼です。
ホンダエンジンなら何とかなるだろうと引き受けてみたものの・・・
左の赤い燃料タンクのエンジンが日本製ホンダエンジン中古(GX160)、右がアメリカ製ホンダエンジン(GC190)
言ってしまいますが、いやーもう昔っからGCエンジンはダメダメエンジンでした。
GCエンジンとはOHC(オーバーヘッドカム)エンジンの事です。
未だに忘れない約20年位前にホンダがこのGCエンジン搭載の耕運機を格安発売しました。
が、エンジントラブルばかりでどれだけのお客様に迷惑を掛けたか・・・
言い方を変えればGXエンジンの性能と耐久性がかなり優れているとも言えます。
本題にもどりまして、エンジン交換をするにあたって第一難関がオイルポンプを駆動している部品。
軸径がわずか合わない。GCの軸径が細い(インチ径)
ので特殊加工にて部品の軸径を広げてもらいました。(材質とキーの事情で旋盤加工では無理でした)
とにかくこの特殊加工には感謝感謝感謝です
GXエンジンのスロットルワイヤー式を固定式スロットルベースに変更と
キルスイッチをGCからGXに移植
エンジンベースは加工しなくても一致しましたが、クランク軸長さが足りず
油圧ホースを延長交換し完成!
料金?
時価
鬼農
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