人と比べ始めたら…

虚栄心や名誉心と聞くと、慎ましく生きているので
そんなことばは無縁ですと感じるかもですが、
要は他者と自分とを比較してしまうことから生まれる
自然な気持ちなのでしょうか。

厳しい競争社会に晒されながらも自分の限界と可能性を
うまくバランスをとって生きていければ、
比べることから生じがちな妬みや闘争心は
鎮まっていくのかも知れません。

神でありながら人間の姿をとられた
主キリストに心の眼差しを向けながら…　

わたしたちの日常の中に簡単に芽生えうるこうした感情、
現在進行形の世界の大きな問題とも無縁ではないようです。

祈り

地球に優しいということば、
普通に耳にするようになって久しいと思うのですが、
度重なる核実験に耐えきれず、
山がほぼ崩壊寸前という隣国のニュースを聞くと、
地球の悲鳴がますます切なく響いてきます。

この美しい惑星を終わらせないように…

21世紀の人類すべてが、特に関係国の為政者が、
永く続く人類の繁栄を願う
広い視野を持てますように、祈ります。

祈り

ペトロに天の国の鍵を授けられた主キリスト。

肝心な時に退散したり、順調な時には偉くなりたかったり…

わたしたちと同じ弱さに恥じ入り、
謙遜に生きることを学んでいったペトロは、
こうして大きな信頼をされる存在になっていったのですね。

わたしたちも毎日、自分の弱さを引きずりながら、
懸命にその時を生きることができますように。

聖ペトロ、聖パウロを祝う今日、
そんな祈りを唱えたくなりました。

更新が滞ったままで…

今年の遅い桜も、ようやく満開になりました。

しばらく留守をいたしました。
その間に春は着実に冬に取って代わりました。

ホームページのほうは、技術的な問題で
更新できないまま数ヶ月が過ぎてしまいました。
いつも読んでいただいている方々には、
申し訳ありません。

なるべく早くまとまった時間を作って解決したいと、
気ばかりは焦っています。

来週は聖週間。
主イエスの受難を共に黙想していきましょう。

人生のしまい方…

最近、長く親しくしてもらった
一人のフランスのシスターが亡くなりました。

病であるとわかったとき、
聡明な頭でこういったことばが忘れられません。

「人は皆、いつか何かのことで
人生を終えることになる。
わたしの場合、”これ”だと思う。」　

そして最後まで果敢に生き抜きました。

訃報を聞いた日から、
永遠の安息を祈るとともに、
人生のしまい方は「いつか」ではなく気づいた「今」
自分を変えていくことからしか始まらないなあと、
しみじみと感じています。

皆さま、今何歳であっても、
今から気づいた折毎に意識を！