晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

美味しんぼを許さない

2014-05-13 | くだまき
なんか、久しぶりの更新だなぁ。
別に忙しかったわけではなくて、逆にゆるい生活をしすぎちゃって
ボー・・・っとしてました。


さて本題。
みなさん、すでにご存じの方も多いと思いますが
漫画『美味しんぼ』で福島についての描写。

主人公が福島から帰ってくると、原因不明の鼻血を出すという話。
登場した医者の見解として『福島第一原発の事故と鼻血の関係は分からない』としつつも、
福島に行くようになってから鼻血やだるさを感じるようになったという、
いかにも原発事故と鼻血を結び付ける気が満々。
原発近くの(電波過ぎて引きずりおろされた)元町長が
『福島には同じ症状の人がたくさんいる』だって。

そんでも、『福島の農産物は検査していて安全だ』だって。
一体何がいいたいやら。

原発から数十キロと遠く離れて、滞在時間も大したことない、
それなのに鼻血が出るほど被ばくしたんでしょ、アンタ。(ーー;
そんな福島の地で育った新鮮野菜が安全なわけないでしょ、あんたの世界観じゃ?!

それで今週号では、前出の元町長が更なる電波を振りまいて、
大阪市が受け入れた岩手県のがれき処理で、のどや胸が痛む症状が出ているという。



ほんと、この原作者、雁屋哲はどうしようもないね。
鼻血は、福島で何度も取材して、自身に本当に起こったことだと言ってはばからない。
きっと、薄っぺらい正義感で福島にボランティアだ、取材だと何度も訪れたんでしょう。
でも、本当は福島に行くのが嫌で嫌で仕方がなかった。
だからストレスがたまりにたまって、だるくもなるし鼻血もでたんでしょう。

作中で、放射線は検出されていないので安全だと言いながら、
被ばくしようもない場所にいる主人公には健康被害が出る。
潜在的な恐怖感に訴えかけて、福島の風評被害を広げようとしているのがミエミエ。
福島の農家の皆さんは可哀そうだけど、原発推進の体制は大嫌い。
体制に反対する俺、かっこえーみたいな。




福島第一原発の影響が人体に出るかどうかは、確かにわかりませんよ。
でもそれは年に何回か福島に行ったぐらいでちょいちょい発症するようなものではない。
農産物だって本当に安全かどうかは分からない。
でもそれも今すぐどうこうという話じゃない。
へんちくりんな話題に取り上げないで、ほっといてくれればいいんだよ。

福島の野菜は美味しい(地元茨城の野菜も美味しいヨン)。
ご丁寧に検査もしてくれている。
だから私は美味しく食べる。
というか、福島県産だからどうこうということを思うこともほとんどない。
スキー行って、『お、地元産。美味そ』って買ってみるぐらい。
新潟や長野のスキー場に行ったときの反応とそんなに変わらない。
それでいいと思うんですよ。



美味しんぼは、昔、喜んで読んでいただけあって
今回のことは本当に残念、というか残念を通り越して激怒ですよ、激怒。
雁屋哲と小学館がこの落とし前をどうつけるのか、本当に注意してみていきたい。

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