晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

日本酒の愉しみ

2004-09-21 | お酒/drink
今日は『府中誉・純米』です。
この純米ってのがまた曲者でして、日本酒の表記のややこしさを象徴しています。
下記いろいろと自分の解釈で書きますので、間違っていたらご指摘お願いいたします。最近、自分でも混乱していますので、薀蓄のある方のご意見がぜひともお伺いしたい、マジで。

純米酒って言うのは基本的に昔ながらの造り方で、米と米麹で作ったお酒の事で、ヘンな甘ったるさがなく、冷でも燗でも最高の味わい。このオムラーの好きな種類であります。
ところが最近は、醸造技術の発展で、『米だけの酒』というのが販売されてきたのでややこしい。こちらは、主に煎餅などに使っていた『米粉』も『米』として扱っている事が多いです。素材が(粉砕されて)細かいだけ発酵が進みやすいのか、辛目のお酒として売っていることが多いです。純米よりは味が落ちる事が多いけど、3倍醸造より遥かに良いとして、オムラー家の食卓によく昇ります。

対して本醸造。いかにも本格的!な名前ですが、醸造用アルコールが添加してある事がほとんどです。醸造を進ませすぎて、高くなりすぎたアルコールを低くするために水で薄め、薄くなった味を醸造用アルコールで補填しているようです。すっきりした味わいに仕上がっている事が多く、飲みやすい酒が多いです。

これに吟醸関係があるのでさらに分り辛い。吟醸は原料のお米の研磨歩合が決まっており、お米の芯のでんぷん部分だけを使っている事が多いので雑味が少なく端麗の辛い酒になりがちです。本醸造と同じく、醸造用アルコールで味を調整している事が多いです。じゃあ、本醸造と何が違うかといえば、『吟香』という、お米では考えられないような果物っぽい香りがします。特別吟醸とかはさらにお米を磨いて芯の部分だけを使っているようです。

まあ、どうでもよい事を長々と書きましたが、某グルメ漫画の金字塔『美味○んぼ』で『純米酒こそ日本酒と表記すべきで、三倍醸造は三倍と表記すべきだ』のような事が書いてあったのですが、これは半分正しくて、半分違う。たとえばフランスではワインの表記についてはかなり厳しいのだが、それは産地に関してであって、添加物やブレンドに関しての規制は割りと緩い。
要は、消費者が自分好みの一品を見つけてしまえばなんでもいわけで(健康問題のある添加物は別)す。でも、そのために片っ端からのみまくるというのはナンセンスなわけで、そのために、お店の店員さんの薀蓄が非常に大切だと思うわけです。
なんかまとまらないんですが、表記の仕方を分りやすくしていこうという運動は大変重要なのですが、それよりも自分の舌で判断して、まずかったらそれ以降は飲まない、これを徹底して、美味しい酒だけ残していきましょう、と言う事を呼びかけたかっただけなのです。
   ...たったそれだけのために、これだけの駄文が必要か??と反省。

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1 コメント

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ほうほう (鹿行もぐら)
2004-09-24 08:11:47
日本酒は米酒ですな・・・



酒の話にろくなコメントつけられなくてすみませ~ん。
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