味噌汁の唄

最近、味噌汁がどうにも不味くっていただけない。
まるでお湯の中に具を入れて煮込んでいるようで、
味も香りもそっけない。

料理のことでかーちゃんにケチをつけるのは
はなはだ心苦しいのだが”残しちゃいけない”と
毎日流し込むように味噌汁を頂くこの責め苦を味わうのは
辛すぎるので、思い切ってかーちゃんにいってみた。

『あの．．．さぁ．．．最近、お味噌替えたんじゃない？
　とてつもなく、お安いヤツに．．．』

えっ？っという顔をしていたが、やがてニヤニヤと笑い出し
『やっぱりわかっちゃったぁ？特売品でね．．．
　いつもは普通クラスの特売を買っているんだけど、
　今回のは、お安いヤツのさらに特売品』　(^ー^*)


わかるって！
自慢ではないが、私は結構かーちゃんの料理を
リスペクトしながら頂いているので、家庭料理の味の変化には
うるさいのだ。(￣＾￣)／
マヨネーズがキューピーから味の素に替わっても、
納豆が”おかめ”から”くめ”にかわっても、
”かーちゃんのやったことは、全部スリット、ゴリっとお見通しだ！”
　　→かーちゃんからするとウザイのだそうだ(笑


かたや、スーパーのお惣菜を皿に並べたものを
”うん、今日のトンカツは良くできてるじゃない”と食べるダンナや
どんなに失敗した料理でも”ウン、美味い”といって食べるダンナでは、
これも作り手としては張り合いが無いのではないか。


海原雄山のようにいちいちコメントをつけるダンナと
まるっきり無関心なダンナ。
作り手としてはどちらが嬉しいのだろうか？



※安い味噌は捨てることなく出汁の素を多く入れて対応