自動車の生産、輸出で中華人民共和国(以下、中国と略す)が好調のようだ。
国の手厚い補助とかなんとか、いろんな要素はあるのだろうが
それに対して日本の自動車産業は・・と目を覆いたくなる。
なにしろ、日本の自動車の本体価格が高い、アホみたいに高い。
自分が乗っている車は、200万円台後半だった気がしていたが、
その後続車は今では400万円台だろうか。
200万円台で買える車といったら、コンパクトカーレベルだろうか。
日本車には数々の先進の安全装備が付いたり、各メーカとも自動運転の開発に余念がない。
まあ、これは取り組まなくてはならない課題であり、販売している車にその研究費が
乗ることはやむを得ないだろう。
だがそれでも高すぎると感じてしまう。
というか、安全技術の開発方向が、頓珍漢なのではあるまいか。
自動車メーカは、車両の部品のコストカットには余念がないが
車両本体の販売価格を下げる気は毛頭ないように感じられて仕方がない。
その昔、「電気自動車になったら、部品点数が減って車が安くなる」って話を
聞いたことがある人は多いだろう。
だが一向に安くならない。
安くなっているのは中国の電気自動車のみだ。
中国の電気自動車は、航続距離が~、安全装備が~、耐久性が~、って
難癖付けてる人が多いけど、
そんなに安全装備必要な運転してんの?そんなに毎日長距離運転してんの?って。
そんなことより、多少粗くたってどんどん新型の電気自動車リリースしてかなきゃ、
技術の蓄積なんて全然進まないよ。
航続距離の問題、高性能バッテリーの開発なんて、あと10年か20年のうちに
間違いなく解決してしまうだろう。
いや、それどころじゃない、バッテリーをカートリッジ型にして乾電池の交換のように
できれば・・・なんて誰でも考えてることだと思うけど、じゃあその規格の統一は?って
日本とEUじゃまとまらないだろうけど、中国だったら『党』が『この規格』って決めたら
一発で決まっちゃうんだよ。
それを世界中に売られたら、実質それが世界標準規格になっちゃう可能性があるんだよ。
遅い、遅すぎるよ、日本の自動車産業。
TVで負け、パソコンで負け、携帯電話で負け、いよいよ自動車でも負けるか、日本。
20年後にはバッテリーやモーターの素材産業しか『先端』として残っていないかもしれない。
とにかく、何かとガラパゴス化に余念がない日本の『製品』。
自動車産業が沈んだら、日本はもう浮かび上がれないかもしれないのだから
もうちょっと頑張ってもらいたいなー。
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