パンとサーカス

人はパンのみにて生くるにあらず サーカスに夢中だけどパンも大事

念願

2005-09-13 | 
浦島けむぞう
ほんとにウラシマだから
社会に取り残されてるから

VINEXPOにあわせて突然つくられた
オベリスクと亀

オベリスクは賛否両論(モダンすぎて景観を損ねるとか)だけど
亀は大人気
葡萄くわえてるんですよ!
しかもよく見ると小さい人の顔とかついてて
ちょっとコワい

昼も夜も人がたかってて
なかなか写真とれなかったのですよ

これとらなきゃボルドー出られないと思ってた

そして写真を撮ってしまう

2005-09-12 | 
マラソンランナーの続き
目線をくれたクレオパトラ


日本語新聞の売ります買いますコーナーでみつけた記事

「ねこ
 差し上げます
 猫1歳半 黒で白い手袋と靴下
 鼻筋に一本すっきり白い線で美人です」

これって・・・!!サヴァ彦さん!(指名訴え)
一瞬自分が猫アレルギーなことを忘れて
本気でもらおうか悩みました

最近猫を見るとナチュラルに
「あ!にゃんこ!」
と叫ぶ自分がキモいです

同年代と話合うのかなぁ

2005-09-11 | 
マラソン こんな人たちもゴールしてた

Jさんの日本土産
「茶の味」のサントラCDを狂ったように聞いています
なんで日本ではやんなかったのかなー

選挙でしたね
大使館に在留届を出してないので(オイ)
在外投票ができなかったけむぞうです

郵政は民営化でもいいんだけどさ
そこに注目集めて他に目を向けさせないようにしてたと
思えてならない自民党


たびたびJさんのホームステイ先にお邪魔させてもらっていますが
そこの息子の1人シモンがちょうかわいい

顔もかわいいのだが
もうすぐ17歳とは思えないあどけなさと
浮世離れした雰囲気がそうとうにフシギちゃん
すごくやさしくて家事をしっかりやる孝行息子

長めの明るい栗色の髪がふわふわして斜め分けで
見た目は伊○セイジ
(またわかりにくいたとえで申し訳ない)

お気に入りの茶器で緑茶を入れてくれます

語学マスターで英語ドイツ語は勉強済みで
去年末から日本語を独学で学んでいる
日本語やってるフランス人って
マンガやアニメから入ってる人が多い感じだけど
彼は歴史らしい 
すごいマニアックな日本史情報がPCに詰め込まれてるらしい

一緒にごはんの準備をしてた時(ごちそうになっている)

「ここには ちいさなとりがたくさんいます」

ってそれコバエだよシモン!
気にならないとこはフランス人らしい

彼の目下の楽しみは今度みんなで「茶の味」を見に行くこと
ボルドーで公開時ドイツに行っていて見られなかった彼は
誰よりも早く再上映の情報を入手してリベンジを誓っているのだ

前回の上映終了後リクエストが相次ぎ
映画館はフィルムを買い戻したらしい
そんなに人気なのになぜ日本では・・(繰返し)

そして彼の目下の悩み事は
「厩」と「馬屋」と「馬小屋」の違い
そんな16歳

Marathon de Medoc

2005-09-10 | かがいかつどう
ボトル・・?ここならではなコスプレ
これで走るんだから見上げたモンです

来週に収穫を控えたメドックの葡萄畑を走る
マラソン大会
またの名を世界一長いマラソン
またはコスプレ飲んだくれマラソン

けむぞうも申し込んだのですが
定員オーバーで断念

Jさんの応援と見物を兼ねてポイヤックへ
・・と思ったら予定していた電車が一時間繰り上げになってて
(後で調べたらマラソンの為に繰り上げたらしい
教えておいてよ!そういうことは!)
あわや間に合わない?と焦りましたが
タクシーでバスを追いかけ乗り換えるという方法で何とか到着

選手エントリーも終わっていたのにムリヤリ滑り込み
ゼッケンを手にしたJさん
彼女のコスプレは浴衣だったから優遇されたのかも

バラエティに富んだ仮装のランナーが出発し
散り散りになる見学者・・ていうか
見学者なのにコスプレしてるひとが多いのにびっくり

プラつき飽きていっぱい出ている屋台でビールをひっかけて待ちます
屋台も葡萄酒がほとんど

そうこうするうち1着の人が帰ってきて
歓声を送ってたら
中途棄権したJさんも戻ってきた
すぐダメになるかと思いきや2時間以上走って本人もびっくり

「4杯飲んだー」
と嬉しそうなJさん
このマラソンは給水所でお菓子や果物やチーズ・牡蠣・ステーキ
高級シャトーの葡萄酒まででるのだ
とりあえず1杯は飲むことが目標だっただけに
上々の結果です

ホントは出場者だけなのよ
と言われつつも休憩所に一緒に入れてもらい
タダでビールを飲み葡萄酒を飲み果物をもらう我々

お昼でも食べようと屋台に入り
なぜフランスはムールの酒蒸しとフライドポテトがセットなのか
と納得いかないながら葡萄酒で流し込む

帰りのバスにも電車にも時間があるからどうしようかと
ぷらぷらしてると
別の屋台のおじさんに呼ばれ(Jさん浴衣だから)
なんのかんのと話してるうちに
あれよあれよと葡萄酒を飲まされ席に着かされ
ステーキだソーセージだ焼き豚だフライドポテトだと
運んでこられる

「かわいこちゃんはトクだね~」
と自分でいってるJさんを横目に
プラコップに並々注がれた葡萄酒を飲みつつ
いいんだろうかとビビる小心けむぞう
(だってすぐ横は普通にお客さんが食べている)

並々葡萄酒を2杯空けチーズとコーヒーまで頂き
満腹を抱えてバスに乗り込みました

今度は絶対出場しよう!

パリ行く前に読んでよかった

2005-09-09 | 
スーツケースに葡萄酒を詰めて帰国したJさんが
日本酒と焼酎を詰めて2週間ぶりに再来

借りていた「ダヴィンチ・コード」を読み終わりました
天邪鬼なけむぞうは普段ベストセラーなんかはあまり読みません

そしてこの本の一番話題性のある部分については
以前テレビの特番でやっていたのを見ていたので
別に発見はないのですが
順番に謎を解き進む内容に引っ張られ
最後まで読み進められました

ていうか一文一文を鑑賞するタイプの本じゃないので
ぱっぱか読んでしまえるんですね
ハリウッド映画みたいな本だー
と思ったら来年映画化なんですね まんまだ

以下ちょっとネタバレになるかも知れません

そもそも聖書の記述を鵜呑みにしている人って
どれくらいいるんですかね
西洋も東洋も宗教は権力のために利用されてきたのは同じだけど
全然歴史を知らないわたしにはわからない部分が多く
勉強しなきゃなぁと思うことしきり

マグダラのマリアについては
中学の聖書の授業で習った時から漠然と
イエスと恋愛関係にあったんじゃないの?
くらいに思ってました

先生がどう説明したのか覚えてないけど
そういう考えを持った人だったのかも知れない

だから特に内容に衝撃を受けることもなく
合点がいった、という感じでしょうか

「最後の晩餐」を実際に見たのは
修復前の相当うすらぼんやりした(ちょうスフマート)状態で
よくわからなかったけど
それでもイエスの左の人は女性っぽかった

でも
レオナルドが描くヨハネだったら女性っぽくても仕方ないか
という偏見でスルーしてました

それがマグダラのマリアだといわれれば
あぁそうか
とは思うけど 
弟子1人足りなくなるけど
それは別にいいんだろうか

時々イライラするくらいカンタンな答えに悩む主人公ですが
象徴学的な記述は興味深かったです

基本から勉強しないと

2005-09-09 | せいかつ
同居人
パリには連れて行けないので
3ヶ月ちょっとだったけどありがとう

先日 パリで行きたい学校の2つめに手続き書類を送りました
(1つは事前申し込み済み)
そう 欲張りなけむぞうは2つ学校に通うつもりです
内容を消化できるかはともかく(え?)

そしたら書類がまるっと返ってきて

「あなたの書類には
小切手 ○○ユーロ ○枚
が足りませんでした」

とプリントされた紙の余白に

「こんにちは!
また小切手入れて送り返してね!
ARIGATO!!(ローマ字)」

という手書きとともに
カビの生えたニコちゃんマークのようならく描きが

こんなんでいいんだろうか この学校
(悩む真面目な日本人)

ていうか小切手入れるべきかよくわかんなくて
銀行が小切手帳作るの待ってられなかったのもあって
無しで送っちゃったんだよね
やっぱりいるのか

しかも小切手なんて切ったことないし!
あ~テコギ(手形小切手法)の授業ちゃんと受けとけばよかった
いつもブラックジャック読んでたから

でも一時帰国のためにわたしの部屋に荷物を置いてった
S太(敬愛するSさんとは無関係・いまいましくも同名だけど)の
資料に小切手の書き方が載ってたのを思い出し
それ見ながらドキドキしつつ小切手を切る日々

何が不安って
金額をフランス語でアルファベット表記しなきゃいけないこと!
数字書けないからー

いいこにしてるのよ!

2005-09-08 | せいかつ
マニヤの方向け
SNCF(フランス国鉄)の旧ロゴ
そういやこんなんだったけど
指摘されるまでリニューアルされてたことに
気付きませんでした 鉄子じゃないから

またひとつお別れをしました
お別れと言ってもまたね のつもりで

ちなみに集合場所に着いたわたしに
元クラスメイトメイトのちょうイケメンノルウェー人が
出し抜けに「きみは日本のどこ出身だ?」
と聞いて来たので「東京だけど・・」と言うと
「じゃあ違うな。日本の南ですごい洪水があったよ。」
ええ!台風か?!南ってどこだ!

今夜のニュースでやってた、と事情通っぽく話す
ノルウェー人とドイツ人に挟まれ
自分がいかに情報化社会かた取り残されているかを実感
こんなんじゃたとえ日本が戦争始めても
周りの外人に責められるまで知らないで過ごしそうだ(焦)

ともかく被害が最小限であるよう祈るのみなのですが・・

話は戻ってお別れ会は15人が集合
ラテンチーム残党のソフィーちゃんがロンドンに行って
わたしがボルドーにいる間には帰ってこず
帰ってもすぐにエクアドルへ帰国してしまうので

でも彼女は来年にでも日本へ旅行に来るというので
またその時会えるし
わたしも近い内に南米へ行く!

彼女のお気に入りの(店員のいる)カフェで飲み
泣きそうな彼女と抱き合い再会を硬く約束

最後に交わしたことばは
「Sois sage!」
意味はタイトルのとおりです


そんな遠い日が本当に来るのかな

2005-09-05 | かがいかつどう
洞窟カーヴの入り口(外側)


一足先にパリへ行くKくんを見送るつもりだったのに
すっかり寝過ごしました・・

目覚ましを止めた記憶がない(セットした記憶はある)のは
今までで2度目くらい

日に日にダメ街道を邁進しております

気を取り直して
シャトー見学です
(また先日の日本人と)

ずっと行きたかったクロ・フルテに行けるので
サンテミリオンで止まる電車がない時間ですが
ひとつ手前のリボルヌからJさんから借りた自転車を駆ります

8キロ
大した距離ではないけど
ガタピシいうチャリ(中古もいいとこなので)で
ビュンビュン飛ばす車を避けながらの運転は思ったよりハード

シャトーは街のすぐ隣 想像より簡素でちょっと意外
地下の洞窟みたいなところに螺旋階段で降りていくと
広い洞窟みたいなカーヴがあって
サンテミリオンの聖堂の地下(やはり洞窟っぽくお墓とかがある)と
繋がってるんじゃないかと

カーヴの中で樽熟成中の去年のミレジムのものを
試飲させてもらったのですが
それでもかなりおいしく飲める状態だったのでびっくり
瓶詰めしてちゃんと熟成したらさぞや・・

試しに違う樽屋さんの樽のを飲ませてもらったら
香りも味わいも違って
こういうところでも複雑さが生まれるのかなぁ

続いてシャトーフィジャック
ここもネームバリューのわりに飾り気がない!
ロゴやマークも殆どない

金の限り贅を尽くすメドックの連中とは大違い

入り口に小さく名前が彫ってあるだけで
シャトーはどこにあるのか見えない(入り口から遠い)から
ホントにここでいいのか不安になりましたよ

葡萄畑が途切れシャトーが見えてくると
庭の一角に花畑があって
ジベルニーのモネの庭に似ている

担当のマダムに案内してもらっていると
オーナーのマダムが通りがかり
「ようこそ ゆっくり見ていって下さいね」
上品ながらも気さくで暖かい雰囲気の方でした

ステンレスタンクを導入したのは
ボルドーではオーブリオン・ラトゥールに次いで
3番目と早かったそうだけど
未だに一次発酵には木製のタンクを使ったり
あらゆる部分がかなりクラシックという印象

どちらのシャトーも醸造について詳しい説明があって
興味深く聞けました
(ラトゥールは施設がどれだけすごいかという
話ばかりだった・・)

そして試飲でまたびっくり
二人で行ったわたしたちのために
なんとハーフボトル1本開けてくれるなんて!
しかもミレジム94年・・・!

通常のシャトーは試飲というと
まだ飲み頃には程遠い若いミレジムの
開けかけのフルボトルが定番なのに

驚くわたしたちに
「こちらのマダムの考えで
シャトーにいらして下さった方には
必ず飲み頃のおいしくなった状態のものをお出ししてます。
間違っても樽に入ったままのものなどおすすめしません。」
とのこと

スゴイ・・・
(さっきのクロ・フルテの立場は・・・)

お味は言うまでもなく

ほんと
すごいですね これぞ感動創造☆

しかもマダムと3人でボトルが空くくらい飲ませて頂き
「フィジャック大好きなんでラベルを頂けませんか」
という同行者に
記念ミレジムのラベル3種類と木箱の名前入りの部分の板まで
お土産にくれたり 至れり尽くせり
欲を言えばわたしにも欲しかった!
(だいたいカップルと思われてしまい
何かと2人で一つしかもらえない)

いやぁ フィジャック相当好印象です
いつかお金があったら買うよ!

愛しのラテン系

2005-09-03 | 
夕焼けボルドー

Rたまの日記で話題だったのでひそかに拝借

スペイン語とポルトガル語やイタリア語で
会話が通じちゃうってお話

わたしにしてみりゃフランス語も含めて
みんな方言程度の違いしかないでしょ!
と思うことしきり・・

だから母語がそれらの言語のひとは
フランス語習得が早くて当然
日本人は大変なんだってー(逃げ)

昔TV番組でイタリア人が南米(スペイン語圏)を旅行していて
現地の人とそれぞれの母語で会話していたの観て
ショックを受けたのが最初

それ以来
なんだよ~みんな通じるんじゃん
とスネ続けて今に至ります

学校でもエクアドル人(スペイン語)と
ブラジル人(ポルトガル語)はふつうに会話してます
特にこの2つは似てるなぁ

けむぞう体感差異は
スペイン語に近い順から
ポルトガル語・イタリア語・フランス語
です

ちなみにスペイン語圏の人たちと話合った結果

スペイン語は抑揚がなく単調
フランス語は独特のリズム感があり
イタリア語は激しい抑揚が不可欠

という結論に達しました
そしてみんなイタリア人のマネが好き・・

エサに弱い

2005-09-02 | かがいかつどう
シャトーピションロングヴィルの吐器
(試飲で使った葡萄酒を捨てる器)
使用済みの樽材を使ってるのがおもしろい

別に仲良くもない(失礼)もとクラスメイトの日本人と
ポイヤックへシャトー見学へ行きました

2件予約を入れていて
内1軒はわたしは以前に行ったところだけど
彼曰く
「ネゴシアンと一緒だから試飲がスペシャルらしい」

ネゴシアン(卸仲介業者・ボルドーでは基本的にこれを通さないと
葡萄酒は流通できない)と一般客が一緒なんてアリか?
と疑念はあれども「スペシャル」という響きに惹かれる
ゲンキンなけむぞう

ところが実際はただの酒屋さんっぽく
以前試飲したのと同じミレジムのものプラス
もう一種類出てきただけでした
ちえ~

見学する2件のシャトーは道を挟んで向かい合わせだったので
すぐに移動はできるのですが
約束の時間には間があり
行きのバスや帰りの電車の時間からも
かなり余裕があり
仲のいい友だちならば話をしてすぐに過ぎたかも知れないところ
殆どの時間わたしは
Jさんに半ば強制的に貸してもらった「ダヴィンチ・コード」を
読んでいました(今更)

でもそれをきっかけに宗教の話題になり
三重県(伊勢神宮のある県!)出身のくせに(偏見)

神道が何か全く知らない・仏教とは違うのか

と言う彼に唖然
自分もよく知らないくせに
しばし神仏を語るけむぞうがいました(ウザ)