先週の台風は、速度が速く、夜にあっという間に日本海に抜けていきましたが関西を直撃しました。
夜中には雨、風がひどく、丹波大納言はどうなっているかが不安視されていました。
そこで、本日、亀岡、八木、福知山、綾部の丹波大納言圃場の視察を行いました。
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台風については、亀岡の一部で泥をかぶった畑が見受けられましたが、雨は短時間で、畑が水に浸かったとしてもすぐに水は引いたはずなので、大丈夫ではないかと思われます。
その他の地域については、今回の台風での影響はほとんど見受けられませんでした。
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広い地域でほとんど台風の影響が見られなかったのはひとまず安心できるのですが、やはりこれまでの発芽不良と生育の遅れは取り戻せておりません。
平年並みにしっかりとしている一部の畑と比べると全体の畑の株の小ささが目に付きます。
この遅れはなかなか取り戻すことは出来ないと予想されておりますが、昨年のような台風被害でボロボロになっているというわけではない状態なので、これから何とか正常な状態に近づいてくれることを見守るしかありません。
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毎年不作が続き、今年も最初から大きくつまずいた丹波大納言の成育ですが、欠株の多い畑の中で、小ぶりながら生えている株は暑い中でもしっかりと立っている姿が何となく力強く見える気がします。
希望的な気持ちがそうさせるのかもしれませんが、今、生育中の丹波大納言はまだまだよい結果を残せそうな力を持っているのではないかと感じております。