おくのくんのリハビリ奮闘記

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サポーターとの出会い

2021-11-13 15:24:10 | 日記

ある日、テレビでガビ・シャルさんという少女の存在を知りました。彼女は骨肉腫で右足の膝から下を切断する手術を受けた後も義足でバレエを続けていて映像では義足とは思えないほどの踊りをしていたのです。

「彼女は片足が無くてもあんなに綺麗に踊っている。僕には足が残っている。訓練次第で綺麗に歩くことができるようになる。」

そう思い、装具なしで歩いてみたのですが、足をうまく上げることができず、つまずいてしまうことがあります。

「なるほど、装具を着けて歩くのは足首が上がらない足を補助するためだったのか」と改めて思い知らされました。

装具着用のメリットは理解しましたが、非着用のデメリットがイマイチ納得できません。医師やリハ滋賀の小林さんに訊くと装具なしでは反対の健側足に負担が掛かるという答えが返ってきました。

一応納得して装具を着用した上で綺麗に歩くことを目指していこうと決めた頃、小林さんから提案がありました。

【ZAMST】というメーカーのサポーターで足首をしっかり固定するものです(写真①)。

試しに着用して歩いてみると装具を着けている時と同じ位のホールド感ですが、素足なので「足が地についている」ことが強く感じられて「歩いている」という充実感が凄かったです。まさに1つ上のステージに上がったような。

すぐに購入し屋外も歩いてみました。そう。お気に入りのスニーカーを履いて(写真②)。

実際、外を歩いてみると、靴の重みか気を抜くと躓きそうになることがありました。足首の固定が装具よりは若干劣るのでしょうか。しかしお気に入りのスニーカーが履けることでモチベーションはグンとアップ。訓練次第で躓きも解消されると信じて頑張ります。

写真①


装具について

2021-11-13 12:50:42 | 日記

以前の投稿で、クモ膜下出血と脳梗塞の後遺症で左側膝下に麻痺が残ったと記したことがありましたが、入院中に長下肢装具という物を作成してもらい装着して歩行訓練をしていました。

ある程度、立位が安定してきたことでPT(理学療法士)の指示で膝から上の部分を外し、短下肢装具となりました(写真①)。入院中、歩行訓練以外は車イスでの移動だったので使用頻度としては低かったのですが、退院して日常生活を始めると不便さを感じました。

僕の短下肢装具は足首から先がサンダル状になっているので、履いたり脱いだりはしやすいのですが、雨の日は大変です。ただでさえ足下がおぼつかない状態で歩くのがやっとなのに、目の前に水たまりなんかあった時には避けきれません。

医師に相談し新たに装具を作成してもらいました(写真②)。樹脂製で装具を着用した上から靴を履くのですが、普通の靴は装具が邪魔で履けません。

そこで以前、福祉用具の営業した経験が活きました。福祉用具では装具を着用している人のために左右のサイズが違う靴が販売されているのです。僕が福祉用具の営業を担当するようになった平成15年頃は種類も限られていたのですが、今ではスニーカータイプの物や革製のスタイリッシュな物など豊富に揃っています。

さっそく自ら選定して2足購入しました。1足目は普段履きのスニーカータイプ。しばらくすると、仕事の時はスーツを着るので、スーツにスニーカーはちょっと違和感を感じて合皮でできた革靴タイプを購入しました。

元来、靴にはなかなかのこだわりがあり、家にはちょっとしたスニーカーのコレクションがありました。しかし装具を着用している今となっては履くことができません。

そんなスニーカーも家に置いておいても荷物になるだけ。今流行りのメルカリで売却しようかとも考えたのですが、いつか履ける日を夢見て残しておきました。

写真①                写真②