俺、隠岐に立つ

11年間の島暮らしを終え、ワイン農家を目指して岡山へ。
グッドライフを探す旅と美味しいものを綴ります。

電子レンジが無い生活 

2021-05-04 | 島暮らし術

電子レンジが壊れました。

この電子レンジは私が一人暮らしを始めた時に無印良品で購入したもの。

ということは、18年選手です。

大ベテランです。

これまでも調子が悪くなることは多々あり、低空飛行を続けたのちについに着陸。

突然液晶にも何にも反応がなくなり、最後はひっそりと。

長旅お疲れさまでした。

  

さて、どんな電子レンジを買おうかなと考えてみた。

オーブン機能に物足りなさを感じていたので、

スチコン機能がついてる最近のオーブンレンジを物色するものの、

サイズが大きくていままでのスペースに収まらない感じ。

 

価格も高すぎるし、機能も複雑すぎる。

そうだ、ここは一回電子レンジのない暮らしを体験してみよう。

ということで、翌日からご飯は蒸籠で温めなおすことに。

我が家は鋳鉄の鍋で炊飯しているので、保温機能はない。

2日目には温めなおしの時間などもこなれて全く問題ないことが分かった。

この記事を書いてる時点で約3週間を経過し、どうやらこのまま無しで大丈夫そうです。

 

電子レンジみたいに生まれた時にはすでに暮らしの中に有って当たり前だったものって、

なかなかその存在を疑うことは難しいんですよね。

 

同様に、生活の習慣とかも。

「ない」暮らしをしてみることで、日常の「ある」暮らしを見つめなおすことができます。

フランスで暮らした時も、海士に「ある」ものが良く見えるようになったのでした。

何もすることがなくなったこの連休。

家族みんなで恒例のおうち前キャンプをしました。

1泊2日で夕食づくり、テント箔、朝食づくり、昼食まで。

西風が強くあたる気象予報でしたが、雨を避ければこのタイミングしかない。

風の音に怯えながら眠ることで、家のありがたさや布団の快適さが身に沁みます。

 

「ない」暮らしをした中で見えてきたのは、やっぱり熱エネルギーや水などの生活インフラを

お金で買わない暮らしをしたいということ。

 

一歩ずつ、楽しみながら近づいていきたいと思います。 



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