情報教育な日々

学校の情報担当はこんなことを毎日やっていたり、考えてます。

知りたい情報がないときは

2005-07-29 22:07:05 | テクノロジー
先日来 図書館司書の講座を受けている。
その中で何度も話に出てくるOPAC(オーパック)
とTRC(ティアールシー)なのだが
OPACは大学の図書館等で使っている。
実は私の住んでいる市の図書館もこれで検索をしている。
調べたところ私の勤務地の市の図書館もこれを利用している。

ところが某ソフトはTRCという図書館流通センターの
検索を使って図書の入力をすることになっている。

さて、ここから先だが、データーはどんどん更新されているらしいのだが
全体像を解説するようなホームページがないのだ。
いろいろと連想をして単語を検索エンジンに入れてみるのだが
なかなかナイ。

図書の専門家はコンピュータの専門家ではないし
コンピュータの専門家は図書の専門家でもないのである。
両方を兼ね備えた人はいないのだろうか
いたとしても解説をしてくれないのだろうか

知っている方はおしえていただきたい。

2 コメント

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TRC (都下の人)
2005-08-18 21:27:18
トラックバック受け取りました。



私も詳しくは知りませんが、ようするに「ウィルス対策ソフト」みたいなもんではなかろうかと。



http://www.trc.co.jp/trc-japa/pr/data/0012.htm

TRC MARCという「IDみたいなもの」をTRCが各本に付けます。ここにはその本に関する様々な情報も含まれます。

で、このTRC MARCは日々更新されており、この更新されたデータを「オンライン」で日々受け取ることもできれば、CD-ROMなどで配布を受けて、ローカルのパソコンで使うこともできます。



で、ここから先は確証がないのですが(業者さんに聞いた記憶もあるのですが、忘れてしまいました)、クライアントが検索する時に、TRCからデータを受け取っている「ユーザ側サーバ」にあるMARCデータベースだけから検索するのではなく、TRCそのもの(?)にある、さらに大きなデータベースから検索することもできるはずです。

つまり「ユーザ側サーバ」にどういう規模のデータを持つかは選択できるシステムなのではないかと思います。

「書名」「著者名」などが書かれたデータを買うのです (yamsenmu)
2005-08-20 02:25:06
はじめまして.



大学図書館で4年過ごした経験のある,

現在情報科の非常勤講師をしている者です.

(ブログは現在作成中です.)



まず,「OPAC」というのは

「図書館の本などを機械で検索するしくみ」

と考えてもらってよく,

例えばAccessなどで自作したとしてもそれはOPACです.

商標などではありません.



次に,

「ところが某ソフトはTRCという図書館流通センターの

検索を使って図書の入力をすることになっている。」

と書かれたところを説明します.



図書館は本を購入すると,

OPACで検索できるように

本のデータを入力する必要があります.

具体的に言えば.「書名」「著者名」「出版者」,,,

など,パソコンで次々入力していく必要があるわけです.



しかし,これは非常にめんどくさいので,

本1冊毎に「書名」「著者名」「出版者」,,,

というデータを作って売っているのです.

これを「MARC」といいます.

TRCは「TRC MARC」としてMARCを作って売っている会社の1つです.

(TRCはほかにも手広くいろいろやっています.)



図書館からしたら

入力の手間を省くためにMARCを買うわけです.

MARCを買って,自館のOPACに読み込むわけです.



データ自体はAmazonなどの検索結果とほぼ同じですから,

ちょっと工夫したしくみを作れば買う必要など無いように思いますが,

著作権などの関係で不可能なのです.

(1冊1冊のデータは創作性は無いので著作物ではありませんが,

まとめて検索できるようなしくみがついているので

「データベースの著作物」と扱われれるのです.)





以下は余談です.

実際に図書館が本を購入するときには,

「ビニールコーティングをして,

バーコードラベルを貼って,

背表紙のラベルを貼って,

図書館の棚にすぐ並べられる本」と

MARCとを併せて「定価」で買うことが多いと思います.

(TRCは図書館向けの本の問屋も兼ねているのです.)

なので,図書館は実質値引いた本を買っているわけです.