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2018-07-04 10:04:06 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]

2018年 7月 3日(火)


     [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]

 

★祇園祭の前祭(さきまつり)巡行(十七7日)でしんがりを務める船鉾(新町通綾小路下ル)は三日、ご神体人形に関わる新旧の面の無事を確認する「神面改め」を行った。祇園祭船鉾保存会の理事長らが、無言で二つの面を掲げた。
神面はご神体人形の一つ神功皇后の面で、室町時代に制作された本面と、江戸時代の写し面がある。巡行時は写し面をご神体人形に付け、本面は保存会役員が持参し鉾に乗り込む。
午前十時、会所で八坂神社の神職を迎えて「吉符入り」が始まった。続いて、保存会の理事長が本面を、船鉾町町内会長が写し面を木箱から慎重に取り出した。二人は息がかからないよう口に懐紙をくわえ、新旧の面を約30秒間掲げた。面の無事を確認すると再び丁重に木箱に収めた。


★祇園祭の函谷(かんこ)鉾(四条通烏丸西入ル)はこのほど、鉾の屋根の飾り「懸魚(げぎょ)」を修復した。修復に合わせて金箔を張り直し、一七〇年前の制作当時の輝きを取り戻した。
懸魚は一八四八(嘉永元)年の木製で一対あり、今回修復されたのは鉾後ろ側で、縦約四〇センチ、横約三〇センチ。昨年の巡行時に破損したため修復した。落ち着いた金色に見えるよう、張り直した金箔の上に生漆を重ねて塗った。
十二日の曳初(ひきぞ)め以降、見学できる見通し。

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2017-07-23 17:00:36 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]

 [祇 園 祭 シリーズ]

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★祇園祭の後祭(あとまつり)の山鉾巡行(二十四日)を前に、中京区で二十三日、本山修験宗総本山・聖護院の山伏が祈祷(きとう)したり、護摩を焚いたりして、巡行の安全を祈った。

山伏たちは午後に六角堂を出発。ほら貝を吹きながら、ゆかりのある浄妙山と北観音山、南観音山、八幡山、役行者(えんのぎょうじゃ)山を巡拝した。
北観音山では、巡行まで会所の二階に安置される楊柳(ようりゅう)観音座像前で山伏が祈祷した。
修験道の創始者、役小角(えんのおづの)を本尊とする役行者山では、山の前で護摩を焚いた。注連縄(しめなわ)で囲まれた結界に入ろうとする山伏が「修験道の開祖はいかに」などと問答を繰り返し、「合格」すると中に招き入れられた。見物客が取り巻く中、護摩が焚かれると、ビルの谷間にもくもくと煙が上がった。
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★宵山の二十三日の深夜、南観音山で独特の儀式「暴れ観音」が行われる。

ご神体の揚柳観音を台座に縛り付け、激しく振りながら町内を走り回る豪快な行事。 南観音山だけの珍しい儀式。  
 
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2017-07-18 09:03:15 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]

 【祇 園 祭 シ リ ーズ】

 
神幸祭(おいで) 御輿渡御
祇園祭平安時代初めの貞観十一年(八六九)全国に疫病が流行したとき、神泉苑祇園社のおみこしを迎えて素盞鳴尊(すさのおのみこと)をお祀りし、病気平癒・開運除災を祈ったことに始まる。
祇園祭山鉾巡行と共に終わるのではありません。山鉾巡行の後、夕方より久世駒形稚児の乗った馬が先導し、祭神を奉じた中御座、東御座、西御座の三基が八坂神社の石段下に集まった。三基の神輿が西門前に集結し一斉に差し上げられると祭ムードは最高潮。
差し上げを行った後、ご神宝捧持の行列を先頭に氏子地域を練り、四条新京極の御旅所まで「東御座」・「中御座」・「西御座」の三基の神輿が深夜まで渡御する。
蒸し暑さが残る中、三基は飾り金具の音を鳴らして祇園界わいや河原町通の商店街などを勇壮に進み、深夜には御旅所にそろった。祇園祭でもっとも重要な神事。山鉾の行事と一体となって成り立っている。
二十四日の還幸祭(おかえり)までお旅所に鎮座する。

 
 
★《逸話》 おみこっさん(神輿)へ無言詣で
祇園界隈の花街では、お祭り期間中(おいで~おかえり)四条通・新京極の神霊の鎮座する御旅所へ無言で七日間毎日詣でると、願いがかなうと言う』。
花街(祇園・宮川町・先斗町)の芸舞妓さんたちがお座敷のあと、浴衣姿で無言参りにくる姿は京情緒あふれる祭りの夜の光景です。

 
★梅雨明けした青空の下、祇園祭の後祭(あとまつり)の山建て、鉾建てが京都市内で進んでいる。後祭のハイライトである二十四日の山鉾巡行に向け、町中に再び槌(つち)音が高く響いた。
南観音山では早朝から、手伝方と呼ばれる職人十二人が作業に追われた。くぎを使わず、部材に荒縄を巻いて木槌で締める伝統的な技法「縄がらみ」で手際よく組み上げていった。通行人が足を止めて見上げたり、観光客が熱心にカメラを向けたりしていた。
後祭で巡行する山鉾一〇基は二十一日までに立ち並ぶ。北観音山と南観音山、大船鉾は二十日にそれぞれ「曳初(ひきぞ)め」を行う。巡行は二十四日。
 

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2017-07-17 12:49:05 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
【祇 園 祭 シ リ ーズ】
★祇園祭の山鉾巡行が十七日、京都市中心部で行われる。
先頭の長刀鉾は午前九時に四条烏丸交差点を出発する。四条麸屋町で稚児が「注連縄(しめなわ)切り」を行い、山一番の占出山が続く。巡行順を確認する「くじ改め」は四条堺町、鉾や曳山(ひきやま)が豪快に進行方向を変える「辻回し」は四条河原町、河原町御池と御池新町で見られる。

夕方からは神幸祭があり、三基の神輿(みこし)が東山区の八坂神社を出発する。午後六時半ごろに石段下で「差し上げ」をした後、氏子地域を練って四条通寺町の御旅所に向かう。
 
 ★ 山鉾巡行
祇園祭のクライマックス、山鉾巡行の二十三基の山鉾は、各鉾町を出発して四条烏丸に集結、俗界と神域への結界を解き放ち、巡行の始まりを告げる大役、注連縄切りを務める長刀鉾の生稚児は、金冠を頭に、金色・朱色のあでやかな振り袖に身を包み、四条通を横切るように縄が緩やかな曲線を描いて張られている。稚児がかざした太刀をきらめかせ、両手で一刀両断「注連縄切り」が行われた。左右に縄が落ちると固唾をのんで見守っていた沿道の観客か拍手とどよめきがわき、巡行が始まる。

 
★くじ改め
巡行の見せ場の一つが、四条堺町の「くじ改め」で、各山鉾の渡し方はさまざまだ。

京都市長による巡行順位を確認する「くじ改め」のセレモニーの後、「動く美術館」といわれる通り、豪華に・優雅に三時間余りをかけて市内中心部、四条通から河原町通へと鉾の前方二人の音頭取りと屋根の上の人々との呼吸と技の見せ所
で巨体がゆっくりと進む。途中二ヵ所の交差点で方向転換する技術、見せ場「辻回し」に見物客は拍手喝采。
 
 
 
★ 辻回し
次の山場、辻角での「辻回し」が行われる四条河原町交差点や河原町御池交差点では、竹を敷いて水をまき、車輪を乗せると山鉾が車方の技と掛け声と共に、曳き子が一気に向きを変える。直角に方向転換する豪快なシーン「勇ましく山鉾の向きを変える辻回しからのパワー」は観衆を魅了する。


★ 祇園祭のハイライト
山鉾巡行に囃される祗園囃子は各鉾によってその曲はそれぞれ異なる。

「渡り囃子」などと呼ばれる優雅で荘厳な奉納曲を奏で、四条通を進んできた山鉾は、四条河原町での交差点での見せ場、方向転換する「辻回し」で車輪を横滑りさせて、三回に分けて向きを変える時、辻回しの曲のテンポを次第に早め、辻回しの角度に合わせて、囃子が徐々に盛り上がる「唐子」が醍醐味。
河原町通で北を向くと囃子の曲調が一転して賑やかな「戻り囃子」に切り替わり、祭りを楽しむ開放感と活気がみなぎる。
終盤、地元鉾町に近づくと鉦や笛、太鼓の音色が一体となり、囃子は頂点に達する。各鉾とも奉納曲はいくつも用意されている
※午前九時にスタートして約二.八㌔の巡行コースを約三時間半かけて祭礼絵巻が繰り広げられる。
 
 
★祇園祭の後祭(あとまつり)巡行に復帰する大船鉾の「鉾建て」が十七日午後、下京区新町通四条下ルの四条町で始まった。
幕末以来、一五〇余年ぶりに鉾を組む槌(つち)音が響き渡った。大船鉾は二十四日の巡行で最後尾を進む。
鉾建ての作業は通常、曳初(ひきぞ)めまでの二~三日間で終えるが、大船鉾には経験者がいないため、万全を期そうと前祭(さきまつり)巡行の直後から取りかかった。
午後、まだ香りが残るまっさらなヒノキ製の部材を運び込んだ。作事方と呼ばれる大工たちが手際よく組み上げ、船の形をした鉾の骨組みが姿を現した。
後祭で巡行する十基の山鉾のうち、大船鉾と北観音山、南観音山は二十日までに鉾を建てて同日午後に曳初めする。二十一日までに全ての山鉾が立ち並ぶ。

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2017-07-14 08:21:35 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
【祇 園 祭 シ リ ー ズ】
 
 
★祇園祭の山鉾巡行で先頭を行く長刀鉾の稚児が「お位」(おくらい)を授かる「社参の儀」が七月十三日午前中、八坂神社で厳かに営まれた。
社参は「神の使い」となるための儀式。

稚児はこの日から地面に足を着けることが許されず、精進潔斎して十七日の巡行当日、注連縄を切って三十二基の山鉾の巡行を告げる大役を務める。
クジャクの羽で飾った「チョウトンボ」と金の烏帽子(えぼし)をかぶった狩衣姿で、「強力」に担がれて白馬に乗り、二人の禿を従えて、四条通を東へ八坂神社の南門で馬を下り、本殿でお祓いを受けた後、神木の杉の葉でくるんだ「杉守り」を授かり、神の使いとなる。
同時に「五位少将、十万石」大名の格式を得たとみなされ、「お位もらい」とも呼ばれる。
頭につけたくじゃくの羽根飾り「蝶(ちょう)とんぼ」は約二〇〇年ぶりに新調した。狩衣の下につける衣装も約四〇年ぶりに作り直し、瑞雲(ずいうん)に鳳凰(ほうおう)が舞う豪華な文様が袖を彩った。
 
久世駒形稚児:「社参の儀」09’
 
★祇園祭の神幸祭(十七日)と還幸祭(二十四日)で馬に乗って神輿を先頭する久世駒形稚児の「社参の儀」が七月十三日午後から、八坂神社で営まれる。
駒形稚児は、八坂神社の祭神・素戔嗚尊の荒魂をまつる南区・綾戸国中神社の氏子から毎年選ばれる。
二人の稚児は金色の烏帽子をかぶり、狩衣姿で本殿で祭りの無事を祈り、玉櫛をささげた。
神幸祭と還幸祭には別々の稚児が、馬に乗ったまま神社境内に入ることを許されるという破格の扱いを受け、馬の形をした綾戸国中神社のご神体「駒形」を胸にかけ、ご神霊を祀る神輿「中御座」を先導する。

 

 


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2017-07-12 16:45:17 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
    【祇 園 祭 シ リ ー ズ】

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★祇園祭の山鉾巡行の前に十日~十三日の鉾建ての最後の作業で、無事に巡行出来るかを点検する鉾の走行テストともいうべき、鉾、山の「曳き初め」、「舁初め」が行われる。
大勢の市民や観光客が詰め掛け、大汗をかきながら綱を引いて大きな鉾を動かした。
この曳き初めは一般人男女とも誰もが参加でき、鉾の上に立つ音頭取りが扇子を振り「エーンヤーラーヤ」の掛け声に合わせて車輪をきしませながら巨大な鉾が動き出すと、一足早く祭りムードを楽しめる。
曳き初めをするのは、「鉾ヶ辻」と呼ばれる四条室町周辺の五基(長刀鉾・函谷鉾・菊水鉾・月鉾・鶏鉾)が行う。
※ 十三日は放火鉾・船鉾・岩戸山で曳き初め。
 
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2017-07-11 21:38:48 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
         【祇 園 祭 シ リ ーズ】

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 【お迎え提灯行列】
祇園祭の神事「神輿洗い」の神輿を迎える「お迎え提灯」が十日夕方から、東山区の四条通一帯で行われ、祇園囃子や提灯の行列が街中を練り歩いた。

この行事は、八坂神社の氏子組織である祇園万灯会の有志らによって行われた。
武者姿や鷺(さぎ)踊の子どもらが列をつくり、同神社を出発。円山公園を経由し、それぞれに提灯やのぼりをたてて四条通を西へ進んだ。
折り返し地点の京都市役所では、鷺踊などが披露され、かわいらしい子どもらの姿に、観客から拍手が送られた。


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★ [御輿洗い]
七月十日夕方から行われる御輿洗いは、十七日の神幸祭(先祭
)で市内中心部の氏子区域を渡御する三基の御輿のうち、主神を乗せる「中御座」を清める神事。
長さ五㍍の松明や提灯に先導されたみこしが「ホイット、ホイット」の掛け声に乗って、八坂神社から四条大橋までを往復する「道しらべの儀」があり、御輿の通り道を清め、橋の中央では、八坂神社の神職が祝詞を奏上した後、鴨川からくみ上げた清めた水にサカキの枝を浸し、御輿に向かって大きくお祓いをする神事。
※見物客は飛び散る水しぶに掛かると無病息災・厄払いになるというので、神輿を幾重にも取り囲み、興奮は最高潮に達した。
 
 

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2017-07-11 21:34:52 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
         【祇 園 祭 シ リ ーズ】
 
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 【お迎え提灯行列】
祇園祭の神事「神輿洗い」の神輿を迎える「お迎え提灯」が十日夕方から、東山区の四条通一帯で行われ、祇園囃子や提灯の行列が街中を練り歩いた。

この行事は、八坂神社の氏子組織である祇園万灯会の有志らによって行われた。
武者姿や鷺(さぎ)踊の子どもらが列をつくり、同神社を出発。円山公園を経由し、それぞれに提灯やのぼりをたてて四条通を西へ進んだ。
折り返し地点の京都市役所では、鷺踊などが披露され、かわいらしい子どもらの姿に、観客から拍手が送られた。
 
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★ [御輿洗い]
七月十日夕方から行われる御輿洗いは、十七日の神幸祭(先祭
)で市内中心部の氏子区域を渡御する三基の御輿のうち、主神を乗せる「中御座」を清める神事。
長さ五㍍の松明や提灯に先導されたみこしが「ホイット、ホイット」の掛け声に乗って、八坂神社から四条大橋までを往復する「道しらべの儀」があり、御輿の通り道を清め、橋の中央では、八坂神社の神職が祝詞を奏上した後、鴨川からくみ上げた清めた水にサカキの枝を浸し、御輿に向かって大きくお祓いをする神事。
※見物客は飛び散る水しぶに掛かると無病息災・厄払いになるというので、神輿を幾重にも取り囲み、興奮は最高潮に達した。
 
 
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2017-07-11 21:28:23 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]
         【祇 園 祭 シ リ ーズ】

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 【お迎え提灯行列】
祇園祭の神事「神輿洗い」の神輿を迎える「お迎え提灯」が十日夕方から、東山区の四条通一帯で行われ、祇園囃子や提灯の行列が街中を練り歩いた。

この行事は、八坂神社の氏子組織である祇園万灯会の有志らによって行われた。
武者姿や鷺(さぎ)踊の子どもらが列をつくり、同神社を出発。円山公園を経由し、それぞれに提灯やのぼりをたてて四条通を西へ進んだ。
折り返し地点の京都市役所では、鷺踊などが披露され、かわいらしい子どもらの姿に、観客から拍手が送られた。


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★ [御輿洗い]
七月十日夕方から行われる御輿洗いは、十七日の神幸祭(先祭
)で市内中心部の氏子区域を渡御する三基の御輿のうち、主神を乗せる「中御座」を清める神事。
長さ五㍍の松明や提灯に先導されたみこしが「ホイット、ホイット」の掛け声に乗って、八坂神社から四条大橋までを往復する「道しらべの儀」があり、御輿の通り道を清め、橋の中央では、八坂神社の神職が祝詞を奏上した後、鴨川からくみ上げた清めた水にサカキの枝を浸し、御輿に向かって大きくお祓いをする神事。
※見物客は飛び散る水しぶに掛かると無病息災・厄払いになるというので、神輿を幾重にも取り囲み、興奮は最高潮に達した。
 

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2017-07-10 10:53:48 | [ 祇 園 祭 シ リ ー ズ]

        【祇 園 祭 シ リ ーズ】

 
長刀鉾:「鉾立て」
 ★ [鉾建て]
祇園祭のハイライト、前祭(さきまつり)(十七日)の山鉾巡行を一週間後に控えた十日、四条通かいわいで「鉾建て」が始まった。
鉾の土台となる櫓(やぐら)を組む槌音(つちおと)がビルの谷間に高らかに響いた。
長刀、函谷(かんこ)、鶏、月の各鉾が、作業を始めた。
函谷鉾では、くぎを一本も使わずに部材を縄で固定する「縄がらみ」の技法で櫓を組み立てた。四基の鉾と菊水鉾は、十一日に全長二十メートルを超す真木(しんぎ)を取り付け、十二日午後に曳初(ひきぞ)めを行う予定。放下鉾、船鉾、岩戸山の曳初めは十三日午後となる予定だ。
復活した後祭(あとまつり)の北観音山、南観音山、大船鉾の曳初めは二十日午後にある。
鉾建ては釘を一本も使わず、「雄蝶」「雌蝶」「えび巻き」などと呼ばれるわら縄だけで木材を固定する「縄がらみ」という独特の技法で行われる。大工方や手伝い方、車方と呼ばれる各鉾専属の職人たちが作業を進める。
鉾が建ち上がると、十六日の宵山まで鉾の上での祇園囃子が囃され、都大路に祭りムードが一気に高まる。
 
鉾建て:「長刀鉾」11’        函谷鉾:「鉾建て」    鉾建て:「縄がらみ」
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