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自分がされて嫌なことは人にしない。

2017-02-13 00:15:28 | その他
暴力とハラスメント(何がその核心か)の続き。

あなたの欲望の面倒をみるよ、とは言っていない人間に一方的にそれを押し付けること/何かの恨みを他人に押し付けて晴らすこと(つまり暴力/ハラスメント)をしない(で済む(※1))価値観、それはひとことで言い表わすと、日本ではよく言い古されている言葉、「自分がされて嫌なことは人にしない」と言うことができる。

「自分がされて嫌なことを人にしたい」という感情が「恨み」「嫉妬」であり、「自分がされて嫌なことは人にしない」ということが頭によぎらない、まったく省みないという気持ち・価値観が「自分さえよければ他はどうなってもいいという価値観(1)・世界観(2)」である。「恨み」「嫉妬」にとらわれた人/「自分さえよければ他はどうなってもいいという価値観・世界観」を持つ人は、反感(嫉妬/恨み)を晴らそうとして、欲望を満たそうとして、嫉妬/恨みの対象、欲望の的に絡みつく。欲望は充足されるまで延々と絡みつき、嫉妬や恨みは際限なく、終わることなく絡みつく。
一方、嫉妬された人、恨まれた人、意の外で欲望を駆り立ててしまった方は、その断面(※2)(の限り)において、できるだけ無関係でありたいと思う/願う(leave me alone)。

結局、俯瞰して見れば、嫉妬した人/恨んだ人/欲望にとらわれた人が、延々とその対象に絡みつく(※3)、という(外)形・様になる。

※1 で済む:それは俯瞰して見れば、「憐れな」様だから。
※2 嫉妬や欲望を抱いた人のその感情にまつわること/出来事/行為/事象。
※3 その人に物理的にまたは精神的にまとわりつく、視界に居る限り「許さない」、離さない、離してなるものか、といった執念を帯びた感じになる。

嫉妬や恨みや欲望にとらわれた行動をとりたくない、そういう様を「お天道様の前に見せたくない(※4)」と思うなら、 『自分がされて嫌なことは人にしない』 を、頭の片隅にいつも置いておくことである。恥も外聞もない者は、あるいは、恥も外聞も飛び越えるほどの強い嫉妬や欲望に駆られている人は、何も躊躇することなく嫉妬や恨みや欲望にとらわれた行動をと(り続け)るだろう、と思う。

※4 恥をかきたくない。



・世界観(情報源):
 ・「世界についての統一的把握をいい,知的側面ばかりではなく実践的,情緒的側面をも含めた包括的世界把握」「世界観は広く人生観と関連」。
 ・「世界およびその中で生きている人間に対して、人間のありかたという点からみた統一的な解釈、意義づけ。
   知的なものにとどまらず、情意的な評価が加わり、人生観よりも含むものが大きい」。
 ・「世界全体の統一的な把握」「単に世界の客観的・知的な見方であるだけでなく,より直接的な主体的評価を含む」。
 ・「世界全体をどのようなものとして見るかという人間の基本的態度」。
 ・「世界についての統一的で全体的な理解。客観的な対象把握(世界像)にとどまらず、人の主体的な意義づけ・関係づけによって成り立つ」。


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