登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

貝吹岳BC

貝吹岳BC・・・冬季限定ルート店じまい終了間際に駆け込む

今日は我が家の種蒔き(水稲)だった。朝早くから頑張り予想以上に順調だったおかげで、午後は時間が出来た!天気もすごく良いし、早速貝吹岳へ行ってきます。一応昨夜準備だけはしていたので、ピュっと出発できました。約40分ほどで登り口の仙岩トンネル路側帯に到着。既にかなりの数の車が停まってました。でも多分自分が一番最後かな?

■記録

最初の取り付き部。ここは足で登った。少し平らになったところで見下ろすと、12~3台の車が・・・

少し登ると秋田駒がその存在感を見せつけた。それにしても急だな~。先週登った「たいが~さん」の情報は織り込み済みなんだけど、その尾根を跨ぐタイミングが今一分からず、ずんずんと登って行ってしまった。一応地図は持っているがトレース多すぎて何がなんだか。迷彩トレースだ

結局何と言う山か分からないピークに到達。ジグザグトラバース繰り返したので、かなり体力を消耗してしまった。でもここからは気持ちのいい尾根歩きとなる

こんな感じ。さっきのピークはこの尾根の終着点のようだ。正面にマイクロウェーブ反射板が見える。貝吹岳だ・・・と思ったら隣の山だった。ニセ貝吹だ

尾根をしばらく登ると、なんと!ゆっ雪が無い!・・・これって歩けという事ですな。仕方無くスキーを担いで、結構なドロドロ道をアルペンブーツで歩く

歩きの途中、ふと右下を見ると、なんと結構な人数が歩いてる。12~3人はいた。今の時期はアッチが王道なんだなと思うが、コッチのほうが絶対景色がいいと自分を納得させる。でも帰りはアッチ帰りたい

いい感じの尾根なんだけど、BCシーズンは限界かな。雪は重いザラメで、茶色っぽい色になって来ている

一冬豪雪に耐えたダケカンバ君。頑張ったんだな~。そしてこの雪庇を越えるといよいよ主稜線の仙岩峠

出た!真っ先に視界に飛び込んできたのがやっぱり秋田駒。この景色を見たかった。次に視界に飛び込んできたのがおびただしい数の足跡だ。少々興ざめ

反対向いて貝吹岳。あっ、スキーの人たちが下がってくる。コンチハーと挨拶して情報クレクレする。帰りはさっきの下の道に合流するようだ。よし、下山はシュプールを追えば完璧だ

で、このチームは雪庇を避けて手前から滑るらしい。しばらく鑑賞していたが、最後のショートスキーの人、見事に一回転して転んでた。でも怪我は無かったようだ。ほっ

今日は頂上は踏まずここまでとし、景色を堪能する。志波三山(盛岡アルプス^^)もクッキリ。逆から見てるので裏志波三山だな

やっぱり自分が最後のようだ。誰もいなくなってしまった。4回目にしてやっとカメラに納まる。三脚買うか・・・。舐めた格好してるな

岩手山と○○倉の山並み。岩手山こっから見ると格好よくない

さて、風も出てきたし、帰りましょう。慎重にあの方々のシュプールを追って・・・。しかし結局追いついてしまった

■タイム
12:01  仙岩トンネル口出発
12:46  尾根終点ピーク
13:18  仙岩峠分岐
13:25  本日のピーク、鉄塔下広場
13:40  下山開始
14:06  仙岩トンネル口着
 ※登り 1時間24分、下り 26分

■GPSログ(距離:4.0km、高度の上昇/下降:355m/-355m)

※赤が今回のルート
■勝手に難易度指数:12+2(雪解け度)=14points

■感想、反省等
・結局どこを通ってもたどり着けるが、自分が辿ったコースは相当しんどいコースだったと思う。
・トレースを信じた自分がアホだが、登りきった達成感は大きいな。
・途中、かなり雪がユルくて、スキーごと踏み抜いた場所もあった。
・尻で滑った跡があった。飛び出た枝には気をつけよう。
・スキーチームの一人が、自分のスキーセットに非常に興味を示していた。「ナンチャッテセットです~」と説明したが、「これは便利だな使えるな!」と、感動されてしまいました。
・時間が無い中だったけど、天気も良くて行ってよかった。

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