山々を見れば標高が高いところ積雪で真っ白け。八幡平アスピーテラインも通行止めだとか。天気は南に行くほど良いようなので今年2度目の栗駒へ。栗駒には9つのルートがあるようです。歩いていないところを歩いてみたい病に罹患してますので、難関と言われる裏掛ルート→中央コース巡回自転車デポ作戦を試みました。家からほぼ90分でいわかがみ平に到着。最初今一つの天候でしたが昼にかけ回復してきました。これは期待できそう。
■記録
宮城のいわかがみ平というところ。中央コースと東栗駒コースの登山口。平日にも関わらず駐車場混んでる
ここに自転車をデポし、車で裏掛ルート登山口へ。中央コースは下りで使う予定
ここの登山口は車ゼロ・・・。看板には健脚者向けだとか相応の技術が必要だとか書いてある。まぁ覚悟は出来てるのでさっそく
少し不気味な感じの温泉跡(便所跡)を通過
ロープが渡してある渡渉地点を通過。なかなか手強い
その後は樹林帯の中の長~い急登が待っていた。当然プーサン対策、笛ピーピー鈴ジャラジャラである
見上げれば山麓の紅葉がみ・ご・と。時折差す可視光線が木々の葉を貫き辺りを黄色に染める
かなり登ったと思ったら、まだ1.7Kmしか歩いていな~い
広葉樹を過ぎると今度はダケカンバ地帯。更に続く登り
大分木々も背が低くなってきたので振り返ってみる。すばらしい
ひたすら登りっぱなし。かなり怪しいロープ場をクリア
すると今回密かに楽しみにしていたドゾウ沢に出る。ご覧のとおりここは今日一番の危険地帯
迫り来るグランドキャニオン。岩手宮城内陸地震によって大崩落した場所。これ見てみたかった
3mはあろうかという大きな岩がゴロゴロ。こんなところを足早にトラバースしなければならない。なんとなく緊張の瞬間だった。
やっと安全な場所に辿りつく。ここはさながら黒部ゴーロだな
反対側の斜面も良く見ると、途中から地すべりを起こしている。半端無い規模。森が山から移動している感じ。見た目は涸沢カールのような
そんな中でもまだ頑張って咲いている花たち
更に続く登り。そして森林限界。笹地帯に入った
振り返ると鮮やかな草紅葉
遠くに避難小屋が見える。この笊森コースは現在通行止とのこと
東栗駒山を巻くように登り、反転して谷筋の路へ
東栗駒ルートとの分岐に達すると右手に鋭く栗駒が。まだ登るんかい
頂上までは階段の洗礼が・・・。最後にこれはきつい!でもここからは銀座通り。今日初めて人に会う
頂上到着。結構しんどかったっす
頂上大賑わい。アッチコッチのルートから登山者集結だ。30人位はいたかな?でも裏掛登ってきたのは自分だけ・・・
すぐ目の前に焼石連峰が見える。こんなに近いんだ。天竺山と経塚山、金ヶ崎駒もハッキリと分かる
夏に縦走した天馬尾根(秣岳)方面もすっかり見える
その真上に鳥海山。とっても近く見える。秣岳とはこういう角度で見えるんだという事を今日初めて認識する
ここも降ったんだ。今季初めての雪
今日の昼食。なんか寂しいが昼食とること自体が珍しいのだ。風が冷たい日はコーンスープに限る
堪能した。いや~もっと見ていたいがそろそろ下山
中央コースは始終こんな感じの路。コンクリの洗い出し。ここ登らなくて良かった・・・
いわかがみ平へ戻る。うを!満車状態だ。半分は観光客かな
なるほどふむふむ。道理で誰も登っていないはずだ
さて、自転車でダウンヒルタイム。気持ちがいい
無事到着。結局自分の車だけだった
■タイム
09:46 裏掛コース登山口出発
09:53 新湯温泉跡(新湯沢渡渉地点)
10:29 山頂へ3.9Km地点
11:01 ドゾウ沢(崩落地点)
11:39 笊森分岐
11:53 東栗駒コース分岐
12:05 中央コース分岐
12:13 栗駒山到着
12:37 下山開始
12:45 中央コース分岐
13:22 いわかがみ平登山口(自転車デポ地点)
13:36 裏掛コース登山口到着
※登り 2時間27分、下り 59分
■GPSログ(距離:12.10km、高度の上昇/下降:880m/-880m)
■勝手に難易度指数:31-4(自転車利用)=27points
■感想、反省等
・栗駒も奥が深い山だと感じた。
・森林限界が低いので山裾の広がりを感じる。
・急登の連続だけどすごく楽しめました。
・危険所はドゾウ沢。何かが落っこちてきそうな。
・紅葉は見ごろ過ぎてたけどそれでも見事なもんです。
・このルートよりも手強いルートが存在するらしい。いつか
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