登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

傾城峠

傾城峠・・・長いアプローチと藪ラッセルの果てに

年度末でお仕事も相当慌しいのですが、何と言っても忙しい時ほど登りたくなるのです。そして今日は朝から春を思わせる陽気でしたので、残雪期に狙っていた傾城峠に向け遠出となりました。九戸まで2時間。18年25万キロ乗った愛車に別れを告げ、新車・・・勿論中古ですが燃費なども確かめたかったので、全然苦にならない時間でした。むしろ快適。早く車中泊で遠征したいです^^。で、肝心の登山はと言うと・・・

■記録

春霞に覆われる感じの九戸の町を通過中。就志森以来3ヶ月ぶりかな

就志森の際下見していたので迷わず来れたが、意外に雪が多く林道は直ぐに雪に阻まれる。そして駐車スペース無いのでウロウロ。何とか停めれそうな路側帯に駐車

方向的に微妙。GPSで確認しなければ絶対迷ったね

林道は農家の畑の中を通っている。ここから5合目登山口まで延々と雪の路

先人の情報によるとここが旧道と新道の分岐で、長くとも安全な路を行くか困難だが短き路を行くかの決断を迫られる。例え藪でも短き路を選ぶ自分がいる^^

旧道はかなり崩壊している。雪もいきなり深くなってきた

この時点で脛丈ラッセル。今更ながらスノーシューにすればよかったと後悔する自分がいる。当然歩みも遅くなる

見た目よりも歩きにくい藪林道。心が折れそう・・・

ああ~ガードレールが見える。やっと新道合流地点か~

旧道選択は失敗だったようだ。帰りは絶対長くとも楽な新道を歩こう・・・とこの時はそう思っていた

あるはずの5合目登山口看板が落ちているのか見当たらないが、ピンテが道案内してくれそう。本来はここまで車で来られるそうだが

やっとここからが登山道って感じ。ギュンと登り詰める。踏み抜き多発地帯で恐らく夏は藪漕ぎだろう

雪庇の稜線に出る。ここら辺りからラッセルは膝丈に(泣)

頂上か・・・と思いきや、当然のごとくニセピーク。想定の範囲内さ!そんな甘くは無い

まだあるね。ふっ・・・スノーシュー・・・何度も後悔の念

春だね。割れてきている

いよいよ大腿部ラッセルになってきた。ひ~

おっ、ついに頂上か

頂上を踏めた嬉しさ・・・はなく単なる達成感だけですな

この山の眺望は無し。奥深くまで踏み込んだと言う感じ

就志森と同じ看板。キッチリ岩手150山をアピールしている

さて自分のズボズボトレースを辿り帰りましょうか

実はこの稜線上西側にずっと二ツ森が見えていた。耳二つにじっと見られているような錯覚を覚える。こんニャロメェ~

5合目に戻る。さて新道をゆっくりと帰ろうか・・・という考えは全く甘かった自分に気づく

最後まで膝丈ラッセルであった。しかも延々と遠回りの路。トホホである

なので帰りも予想以上に時間がかかってしまった

しかもこの路は下るほど洗掘が進み現状とても車は進入できないと見た。復旧するのだろうか

何とか里に降りてきたって感じ

駐車地点に向う路。滑落注意!!

無事生還する。ヘトヘトである

九戸スキー場を覗いて見る。営業は今週までかな・・・

前回も立ち寄ったふるさとの館にて温泉と昼ごはん。大変な山行だったが最後とってもゆったりできたので満足満足

■タイム
09:09 1合目付近路側帯出発
09:14 林道プチ迷いY字路
09:29 新旧林道分岐→旧道へ
10:25 5合目登山口(新道出合)
10:33 668mピーク(雪庇開始地点)
10:49 ニセピーク①
10:56 ニセピーク②
11:02 傾城峠到着
11:09 下山開始
11:25 668mピーク(雪庇開始地点)
11:31 5合目登山口→新道へ
12:20 新旧林道分岐
12:35 1合目付近路側帯到着
※登り 1時間53分、下り 1時間26分

■GPSログ
距離:7.40km、高度の上昇/下降:433m/-433m


■勝手に難易度指数
18+8(藪&ラッセル度)=26points

■感想、反省等
・反省点は・・・ずばりスノーシュー忘れです
・ちょっと県北の雪の状況を舐めていました
・つぼ足ラッセルは時間も疲れ方も倍増しますね
・履いていれば多分1時間は違ったかもしれません
・九戸の山は全般にキツイですが変化があり面白いです
・今年は暖冬ですが山だけは雪が多い年ですね
・残雪期にはちと早かったようです
・今回も目的は何とか達成できたので良しとしましょう
・あ~早く夏が来ないかな~と本気で思います

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