登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

千沼ヶ原

千沼ヶ原・・・ついに辿り着いた天空の苗代

いよいよ千沼ヶ原へ。なかなかこの地を訪れる機会に恵まれませんでしたが、本日は梅雨の貴重な晴天日、時間もあるので満を持して・・・であります。
ただ、登山口への路は災害復旧工事のため開通時間が8:30~17:00の限定。周回縦走にはハードルが高い設定です。本来早い時間に登りたいところなんですが、止む無く岩手トレッキングガイドを聞きながらゆっくり向かいます。
しかしながら、余裕こいてかなり遅めの到着。しかも自転車デポ作戦なので一度滝ノ上温泉まで行ってチャリ置いて・・・とかしている内に既に9時過ぎ。慌てて準備にかかります。 

■記録

自分の車含め3台。花の時期にしては思ったより少ない。やはり通行規制の影響か

登山届にサイン。未知の路^^・・・気を引き締めて行こう

いきなりウェットな急坂。このルート本来反時計回りが理想らしいが・・・自転車デポなんで下から行くしかない

一旦開ける場所があってちょっとホッとする

が、すぐにまた樹林帯突入。ウォッシャー!

平ヶ倉沼通過。静かな静かな雰囲気抜群の水面だ。ここでまだ目的地の1/4ほど

次に待ち構えるのが標高差400m以上。眺望がない中の急登

平ヶ倉沼からたっぷり1時間は登らされる

で、やっと稜線。一気に開けて耐えた分だけのご褒美

振り返って見ると、先程の平ヶ倉沼があんな小さく。その上には岩手山がどんと

しかしながらこのやせ尾根は油断するとご覧のとおり滑落要素あり。下りは難儀する感じ

途中こんな花々が元気をくれる。いつもの皆さん素敵だ

中でも今年初のニッコーキスゲさん。コンニチハ

しば~らく稜線をアップダウンすると、おっ、植生が変わった

すると、出た~!ついにこの地に・・・

いきなり素晴らし過ぎる

ここは火打岳か、はたまた平ヶ岳か・・・行ったことないけど

ずーと続く木道、歓迎するかのようなワタスゲの路

いやー、癒しの空間。試練の樹林帯歩きが嘘のよう

ティングルマさんも今年始めまして!なんか謙虚

ちょろちょろと水の流れる音が心地好い

お~ミツガシワさん。初めて見るかも。しっかりした造形でいてなおかつ可憐

確かに神の田植え場だ。これって本当に自然に出来たんだよな・・・と思わず疑いたくなるような景色

ちょっと休憩~。なんとも贅沢な時間だな。寝転んでみると辺りの音とか匂いとか、すごく昔に戻ったような懐かしさを憶える感じ

これはミツガシワさんに似ているけどイワイチョウさん。この花が一番好きかな

ここに泊まりたくなる位気に入ったが時間も時間なので。次は笊へ向かう

振り返ると千沼ヶ原と岩手山。また来るぜ

で笊森山到着・・・案外遠かった。あの登りの後なんでしんどかった

烏帽子・・・まだ距離がある。でもいい眺め。左奥には大白森

この秋駒からの縦走路。見てみたかったのでここまで足を延ばした。近いうちにまた

さて降りるか。登山者がいる。今日会ったのは登りでソロ2人、千沼ヶ原で2組4人、笊近辺でソロ2人、そしてこのペアで計10人位かな

三角分岐まで来た。いい感じの分岐だな。ここで今日の行程のやっと半分

お~確かにトナカイがいる。照れ感動。右ばっかり見て歩いていたら左側だったとは

とかしているうちに眼前に烏帽子岳が迫る。しかし今日は目的外のため直前撤退ごっこ

サラバ本日の縦走路。スライムさんまた来るね

勢い良く溶け出す雪渓。辺りは水浸し

中略マムシ坂。樹林帯はヘル着用で気を引き締める。プーサンとかいろんな意味で

が、かなり疲れてきたぞ~。白沼立ち止まらずスルー

最後ヘロヘロで到着!今日も無事で何よりだった

舗装路自転車が気持ちよかったす。これ歩くのって・・・

■タイム
09:13 平ヶ倉沼登山口出発
09:51 平ヶ倉沼
09:57 発電施設登山口分岐
10:55 稜線看板(烏帽子岳3.1Km地点)
11:28 千沼ヶ原東口
11:54 千沼ヶ原西口(今日の目標地点)
12:10 下山開始(笊森へ)
12:29 笊森山山頂
12:48 千沼ヶ原三角分岐
13:13 烏帽子岳直下分岐
14:12 白沼
14:51 滝ノ上温泉登山口
15:02 平ヶ倉沼登山口到着
 ※登り 2時間41分、下り 3時間8分(千沼ヶ原西口から)

■GPSログ(距離:17.76km、高度の上昇/下降:1309m/-1309m)

■勝手に難易度指数:45-4(自転車利用)=41points

■感想、反省等
・憧れの地に立てたので大満足です
・千沼ヶ原は本当に素晴らしい隠れ名所ですね
・こんなところなかなか無いです
・花の時期に来れてよかったです
・危険箇所は千沼ヶ原北西のやせ尾根とマムシ坂です
・楽しいけど気を引き締めましょう
・逆ルート(時計回り)きついけど自分好みですね
・長~いトンネルを抜けるとそこは楽園だったのです
・そう簡単にこれないところが醍醐味なのかもしれません

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