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道端の虫

おどま馬鹿馬鹿 馬鹿ん持った子じゃで よろしゅ頼もす ジコ(利巧)か人

(再掲)原爆と米軍擁護の漫画「はだしのゲン」

2012-08-09 00:34:10 | Weblog

今日8月9日は長崎に原爆が、米軍によって投下された日だ。

長崎の人口24万人(推定)のうち約14万9千人が死亡したと云う。

8月6日には広島に落とされている。広島人口35万人(推定)のうち9万~16万6千人が被爆から2~4カ月以内に死亡したとされる。

 (いずれもwikipediaより)

より正確には「死亡」ではなく、罪なき民間人、婦女から赤ん坊まで含んで、

アメリカ軍による原爆投下により「焼き殺された」のだ。

原爆は「落ちた」のでは無い。米軍と云う人間によって「落とされた」のだ。

 

原爆に関する有名な漫画に「はだしのゲン」がある。この漫画は

「投下責任を日本人自身に転嫁して、投下した側の正当性を確認できる」

という意味で、

誰よりも原爆を投下した側の者たちにとって非常に心地よい作品だろう。

 

当然、もし私が米国の政府や軍の関係者なら、そっとこの漫画の作者に、

裏から有形無形の援助をすることだろう。

この漫画が西欧戦勝国の支配する戦後、

世界15ヶ国語にも広く流布されたのは、この意味で当然だと思われる。

 

しかし、日本の大衆の一人としての私の心情でいえば、

この漫画の作者は、自らも被爆者でありながら、

何の罪も無い民間人被爆者の仲間、語り部のフリをしながら、

結果的に実際の投下加害者米国の投下責任の転嫁・弁護となる漫画を書いて、

収入を得ているこの男は、

実際の加害者より罪深い、卑しく憎むべき裏切り者に私には思える。

 

このマンガは、載せました三コマで十分で、あとはご覧になることはないと思います。

御目が汚れますかと。

たとえ戦時中の日本の指導層ににどのような問題があれ、

原爆について一番責任があるのは落としたアメリカ側にあるのは当然だと思います。

それを自分も被爆者でありながら、巧妙に日本側にすり替えたこの作者の、

日本人に対する裏切りを憎むものです。


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