前にも一度お話しした気がしますが、「原発の社長」と「売春宿の親方」に、「本音の話」を聞いてみた、と云うお話です。
片や一流大卒一流仕立ての上品な背広姿、片や学歴不問いかにも品の無い背広に金の鎖、
見た目から言葉遣いまでまるで違いましたが、言う事は、これが見事にそっくりでした。
++++++++++++++++++++++++++++++++++
▼[売春宿の親方さん曰く]
「売春宿反対」 . . . 本文を読む
○ひさかたの光のどけき春の海に入り日かがやくみ霊やすかれ
○春の日のあけぼのに鳴く鶯を去りにし人にも聞かせまほしも
○北天の神よ出でませいざ訊かん被災の民にかほど罪ありや
この災いを天罰だと云ったじじいにまだ天罰を賜わらぬ神とは何ぞや。 . . . 本文を読む
○いかなごの釘煮は母の匂いして
○霞着て日なが昼寝や里の山
○ホーホーと雲水の行く春の街
播磨の春を告げる郷土料理「いかなごの釘煮」
味付けは醤油、酒、味醂、黄ザラメ糖、土生姜が基本だが、
その配分は各家によって千差万別、そこへゴマや山椒を入れたり、
一つとして同じ味は無い、と云うくらい作り手によって味は見事に違う。
いかなごの漁期は短く将に年一回 . . . 本文を読む
元旦、お年玉袋と凧を手に満面の笑みを浮かべる幼児等を見て
○s新玉の年玉貰いこぼれたる児等の笑顔よ千代に八千代に
○凧持つ児早く野に出よ初春の陽光(ひかり)も風も汝を待ち兼ねつよ . . . 本文を読む
○台風のテレビ無音の港の灯
○野分去りつま呼ぶ鹿の声長し
○山里や三里にひびく鹿の声
○鳴く鹿の宿訪ねよか月の山
○古里や野焼きにうるむ父母の影
○村の灯の野焼きにけぶる日暮れかな
○鍬杖の祖父想い出す野焼きかな
台風は昔から今でも稲作農家の大敵です。
鹿の害もかなりなものですが、普段から声を聞き、
いざ出会って目を見たりしてしまうと、
心底憎む気にはなれないも . . . 本文を読む
今から四年前の夏、兵庫県北部の小城下町で、築百年前の芝居小屋が復旧されました。客席は昔そのままの畳敷き、収容客数は一階一部二階合わせて三三〇人程でもう満員御礼という、真にこじんまりとした小屋です。
テレビのインタビューで棟梁が「外見は土壁、内実は鉄筋に新建材というような『復旧』ではなく、柱も旧部材を使えるだけ使った。壁土に至っては、旧い土に新しい土を混ぜて使った」と誇らしげに . . . 本文を読む