「誰の為に、そして何の為にこんな大荷物を?!」
新田次郎が書いた「強力伝」のヒーロー「小宮正作」には程遠いもの、なかなかの「強力」ぶりである・・・・
(*上記した登場人物の小宮正作は、富士山の名物強力で名を馳せ、その功績を買われ白馬岳の「風景指示盤」を運び上げる偉業を成し遂げた人物。その重さは何と50貫=約188㎏!!!!!!!!!!!考えただけでも昔の人物達は恐ろしい、尊敬どころか、神にも思えてしまう・・・・・詳しくは新田次郎「強力伝」をご覧下さい~)
晴天無風の梓の河原に大男二人。
名前をロッキー、PJと申す。
おそらく総重量は30キロ近いはず・・・・
ただでさえ大容量のザックなのに、入りきらない始末・・・・
ロッキーはサブガイドとして120リットルザック。
PJはメインガイドとして85リットルザック。
いったいこんな出で立ちでどこまで行くのやら?
ザックのキャパを遥かにオーバーしている為、食い込み続ける「ショルダーハーネス」。
今にもはち切れんばかりな「チェストストラップ」。
少しで重心を体の中央に保とうと、引っ張り続ける「トップストラップ」。
30キロの重さで容赦なくプレッシャーを受け続ける「ショルダーストラップ」。
肩への負担を和らげる為に、ギチギチに締め続けられる「ウェストベルト」。
「雨蓋」にも詰め込まれた荷物のお陰で、落としたストックを拾うのも一苦労。
(こうして挙げて見ると、ザックの名称はかなりあり、複雑・・・・・)
そんなこんなで往路約12キロ。
復路約13キロ。
ある別天地を目指して一行はひたすら白く平らな、ある種月面のような世界を歩き続ける・・・・
一体どれほどの年月ここに横たわっているかも想像できない巨木の流木・・・・
風雪で叩かれ浮かび上がったノウサギの足跡・・・・
それを追いかけ続けるテンやキツネの足跡・・・・
まるでこの世の果てのような無の雪原は心を無にして歩くのには丁度良い。
しかし見える目標物は遠い。
かれこれ凍てついた梓の河原を1時間・・・・
なかなかゴール地点の徳沢園に繋がる尾根が落ち込んでこない。
左前方には鬼岩城を思わせる前穂高の「東壁」が聳え。
遥か前方には「常念」・「大天井」の尾根が延々と連なっている・・・・
「ところで今回の目的は?」
それは徳沢でスノーキャンプツアーを開催する事!!
当初の予定は「氷壁の宿徳沢園冬季小屋」でヌクヌクと薪ストーブに当たりながらBEERをグイ!!
が好評の「徳沢2DAYツアー」が小屋の「雨漏れ」で急遽中止?!
「それじゃ!スノーキャンプ行っとく?」
何てノリでお客様に連絡。
「きっとお客様はキャンセルされるに違いない!まさかキャンプを好むなんて・・・・」
なんてブツブツ言いながらダイヤルを回すと・・・・
「絶対参加します!むしろキャンプツアーを望んでいました!!楽しみ~」
何て嬉しくも、気違い発言連発?!
ということで、こんな夜と朝を皆で「7人占め」してきた訳で・・・・
小生も日本全国、世界各地で野営してきたがこれほどの好展望地はなかなか存在しない!!
山岳美は勿論の事、何といってもテントを取り巻くハルニレの林の美しい事!清清しい事!!
この上なし。
「皆さんもこんな場所でスノーキャンプしてみては?」
「何?行ってみたくなった?」
その際は、乗鞍在住の「強力」、ロッキー&PJをご指名下さい!!
体調と筋力を調整してクレイジーなあなたのチャレンジをお待ちしております。
前穂高の夕景と、朝焼けのピンク・・・・
見せてあげたいな~
逆に滑れるなら、どこでもどんな苦行でも、
モチベーションが上がり行けると思います。
重要なのは斜面があるかどうか?!なんです・・・。
スイマセン・・・・。
キャンプと言えば河原というイメージだったので雪の中でもできるなんて衝撃を受けました!!
氷壁の小屋も魅力的ですが、スノーキャンプにぜひぜひ体験してみたいです❄
前穂高の夕景と朝焼けのピンク見たいな~♪
みつでございます。
苦しみの先に、至福の時間でした。
と言いたいところですが
氷のベッドに体横たえるのは、寒過ぎました
(>_<)
寒さには弱くない方かと思っていましたが
エアマットに空気なしでは
寒すぎた(T . T)
これだけはブツブツ、末代まで言い続けてしまうな…
でもロッキーさんや峰さんにはお疲れ様でした
ありがとうございます。
といわずにはおけない。
ザックの重いのはさることながら
美味しいチーズフォンデュにメキシコ料理の
アボカド、ディップ。
ガイドさんがそれぞれの料理のうでを
ふるってくれるんですよねっ(^-^)
楽しいトークと美しい上高地の風景。
他は、何も、言うことなし!
素晴らしい2日間でした(^_^)☆
ただエアマットが…(T . T)
Springbankさん!
PJ氏も斜面が無くてつまらなそうでしたよ
本当は彼も滑るツアーの方が大好きですから(; ̄ェ ̄)
みつも、滑りたいのは山やまです…
スノーキャンプ。
楽しくも辛い、至福の時間。
朝焼けのピンクも夕焼けも、
それはそれは素晴らしいです*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*
目の前見てくださいよ!!!
前穂の東壁!!!
あれこそが男の斜面じゃないですか~
(笑)
たまらんすよ・・・・
でも!滑れないか~
雪は物音を吸収し、恐ろしいくらいの静けさを生みます・・・・
そんな環境の中見る鮮やかな山岳美!!
これは見ない何て勿体無い・・・・
この世に生まれたのなら拝んで頂きたいあの景色・・・・
それでは乗鞍・上高地でお待ちしております。
ODSS特製「氷のベッド」の寝心地は?
嘘嘘!
ホントすみませんでした~
全く気付きませんでした・・・・
まあ、それもスノーキャンプの醍醐味って事で・・・・勘弁してください。
それはそうと!どんどんレベルを上げていきますね~
上高地小梨平スノーキャンプからはじまり、位ヶ原山荘ご来光ツアー、乗鞍ウィルダネスツアー、乗鞍ネイチャースキーツアー、そして今回の徳沢スノーキャンプ。
いったいどこまで行くのでしょうか?
しくじりました
全部が書き込まれないまま投稿されてしまいました。悲しいかな、こちらから編集不可なので
本編、書きます!!
PJ氏。ご多忙とは思いますが今一度、読んで
くだされば、幸いです
さて、氷のベッドの事は末代まで語り継がれる
事、間違いないでしょう・・・
でも、氷のベッドの件を除いたら
ロッキーさんとPJ氏には、今回もありがとう
ございますは、お伝えしないわけには行きません。
人間てすごい! こんな事にも耐えられるんだ! PJ氏も書いているように120リットルザックの原型をとどめないほど、ザックに詰め込まれた物.ザックの外に強引にのせられて、縛り付けられたモノモノモノ
誰の為に? 私達、ゲストのために?
いいえ、ガイドとお客を超えた至福の時を過ごすために・・・
私の愛して止まない強力さんふたり組
ここに、「徳沢強力伝説」は刻まれた!!
徳沢にスノーキャンプ。初めての試みでしたものね・・・ 小屋の雨漏りに感謝? ・・・(汗)
この日はお天気にも恵まれまして夕焼けも朝焼けのピンクも、そしてなんと言っても星空が!!
言葉では、語りつくせない
美しさでした。
降ってくる・・・まさに。3Dな星空でした。
でも実はですね・・・
SpringBankさん。
PJ氏、彼も滑るツアーの方が大好きで、どこかつまらなそうにしていましたよぉ
私、みつも滑れるよーになりたいんですが・・・
なかなか なんです。
スノーキャンプ未体験のみなさん。
クレイジーじゃない普通の私でも大丈夫!
だからみんなにだって大丈夫!!
きっとね。
だって、強力ガイドがサポートしてくれるから
氷のベッド体験はおすすめしませんが
ロッキーさんPJさん。
お疲れ様でした&ありがとうございました。
またすぐ、行っちゃいますよー
みつ
復路はパッキングの効率が上がった分、容積が逆に増えましたね~。自分の表面積の5割増し(もうちょっと?)の逆風は立ち向かい甲斐がありました。
色々とお気づかいとやさしいお言葉、ありがとうございました。
みつさんが歩けなくなった時はいつでも背負いますよ。
明後日、一旦乗鞍にさよならをして、中国・四国地方に行ってまいります(連休にはまた帰ってきますが)。
お気をつけて!
そして、必ず再会を胸に・・・
みつ