徳沢行って来ました ｂｙ もっさん

どうも、乗鞍に出向（？）中のもっさんです
ちょっと遅くなりましたが、年末30日～31日の「上高地徳沢２DAY」の報告です

余談ですが

「氷壁の宿　徳沢園」

この言葉の響きに「グッ」とくるのはもはや年配の方だけなんでしょうか？
ベストセラー小説「氷壁」
ヒットといってもふた昔（40年以上？）も前のこと、当時は映画やテレビドラマにもなったのに…
登山が好きな新人スタッフに「好きな本は？」と聞いても
「岳」
だの
「孤高の人」
だの…
悪くはないよ、もっさんも好きだし、読んでるし
でも、上高地でガイドするなら押さえてほしいなぁ

「氷壁」

三重県出身の文学少年だったもっさんには「氷壁」への思い入れは格別。
この小説、複数のモデルがいるんですが、小説家井上靖さんが作品を書くきっかけになったのは三重の山岳会の実話なんですよ
「氷壁」好きなら有名な話なんですが、これも知らない人が多いのかなぁ

2005年にNHKでリメイク版テレビドラマが放送されたので、そっちのほうは見た方多いのかも
余談ですが、原作の「氷壁」好きにはあのドラマいまひとつじゃなかったですか？
脚本家の方には失礼ですけど登山したこと無いんでしょうね
舞台を穂高からK2に変えて、スケールアップだとか考えたんでしょうけど、違うんですよね
上高地や穂高が身近で日本登山の発祥地だからこそ、読む人の共感を呼ぶんですよ
それがK2って言わたり、見せられてもね

「へぇ～」

で終わっちゃう

 

おおっと！
前置きが長くなりすぎちゃいました（汗）
好きなものだと語っちゃいますよね

そんなもっさんが思い入れのある「氷壁」の舞台のひとつが「徳沢園」ですこの「徳沢園」の冬季小屋へ泊まって、上高地をぐるっと一回りするのが

ODSSの「上高地・徳沢２DAYツアー」です

お勧めはなんといってもこれ！

薪ストーブの部屋でのんびり過ぎていく夜…

裸電球がまたいい感じなんですよ

お客さんや、たまたま同じく徳沢泊の登山者の方と話し合いながら、消灯時間まで団欒を楽しむ…
時間がゆっくり流れていく感じがします

ほんと何もない山小屋のはずなのに贅沢な時間の休日です

もっさんは人知れず、
「氷壁」のヒロインかおるは

「こんな感じで魚津を待ってたのかな」

と思いを馳せたりしてます
もし、もっさんとツアーで訪れたときは妄想中のもっさんに注意してくださいね！

 

ああ、またツアーと関係ないこと書いてしまった(汗)

この日のお客さんは年末に天気が荒れると知っても、来ていただいたありがたいご夫婦
前からやってみたかったというネイチャースキーで徳沢を目指します
初めてだというのに、上手！
2日間でそれぞれ１回づつしか転ばなかったです

うちの若いのもの見習ってほしいなぁ

んで、１日はさすがに一日中雪！雪！雪！
天気予報も「３１日は大荒れ」

ところが

朝起きれば青空！

徳沢から明神の朝焼けを拝み
穂高神社で１年の納め参り

午前中だけの晴れ間でしたが、各地が大荒れの中、これはもう奇跡

日頃の行いが出たんでしょうね！

こちらは冬にしか現れない、明神岳の凍った滝見事な青色の氷！
ブルーアイスと呼ばれてます
必見の価値ありです

どうですか？

こんな優雅な時間を過ごしにきませんか？