「ここにはもう住めない・・・・（涙）」

久しぶりの大都会。
「新宿」。
とは言え、僕の学生時代のメインフィールド。
よくここで呑んだ暮れ、朝を迎えた。
ホームレス達と並んで、缶ビールを飲み、段ボール箱で暖を取ったのも懐かしい思い出。
一世代遅れた若干古めかしい飲み屋街。
凶悪な雰囲気を醸し出す歌舞伎町。
怪しさ極まりない新宿２丁目。
イルミネーションに、待ち合わせはサザンテラス宮崎アンテナショップ横。
様々な場所、シーンに思い出があり、印象的な町。
渋谷を歩いていると、アウェイな居心地の悪さを感じるが、この町はどうも落ち着くのだ。

馴染み深いこのゴミゴミした景色・・・・
この町のサラリーマンぽい匂い・・・・
そしてこのうだる様な蒸し暑さ・・・・

昨日、僕はＪＴＢビル本社で行われた「サマーキャンプ親子説明会」に出席。
汗だくになりながら、仲間とともに「乗鞍・奈川」についてプレゼンをして来た。
「天王洲アイル」駅までの車内は休日のせいもあって、込み合わず、静かなもの。
立ち並ぶ高層ビルを適当に眺めつつ、読書しながら現地に到着。
無事、プレゼンを終え、帰路に着いた・・・・
いつも僕は、「都会人の部分も忘れてはいけない！」と学生時代上記したように当てもなくブラブラしていた渋谷から新宿駅までの区間を歩いて帰ることにしている。
その際に、当時の店はどう変わったか？
流行のアウトドアショップの売り方の傾向？
都会のアウトドアファッション？
代々木公園の若者達のサブカルチャー？
などを僕なりに「ピーコ」の様に分析しながら２時間くらいかけて歩き、高速バスに乗るのだ。

しかし、年々この行動範囲が狭まり、新宿近辺をウロウロして終わりになってきている。
僕が言うのもなんだが、僕にとって刺激的なものが見つからないのだ・・・・
人気のカフェも、洋服屋も、雑貨屋も、飲食店も、呑み屋も・・・・
何もかもが同じ様に見えて、個性とは言うけど何かシックリこない。
もちろんそれは僕が親父に近づいてきたことも当然あるけど、それだけじゃない気がする。
中学生のときに見た「代官山」の町並み。
あの衝撃は忘れる事ができない！！
街の雰囲気から、ファッションから、町の匂いから何から何までもが新鮮で、新しかった。
流れる音楽までが個性的で、各々の町ごとにも住み分けが合った。
その為、僕もその雰囲気に溶け込みたくて、洋服をたくさん買い、雑貨を購入して部屋をショップのように見せ、満足していたっけ・・・・
今の僕からは想像が付かないであろうが、そんなお洒落大好き少年だったのだ。
そんな遺品？！が僕の埼玉の実家には大量にある。
いつかＰＪ峰！フリーマーケットでも開催するか？！（笑）

などと考えながら、今回も渋谷・代々木をパスして新宿駅を一周グルッ！
お決まりの店を眺め、頑張って都会人ぽく歩いて１時間でダウン・・・・
（ちなみに、背中にはオスプレーの滅茶苦茶ゴツイ山ザックを背負っているが、気分だけは都会人ぽく。）

「暑すぎる！半端じゃない！！もうこれ以上脱げない・・・・」
と汗を拭き拭き、飲食店へ避難。
さすが大都会！
このどうしようもない湿度と、気温、おまけに車から浴びせられる熱気と排気ガス、仕舞いには人間達の気だるい活気・・・・
そんなのも嫌いではないが、今の僕は「信州人！」。
さらには標高１５００メートルの高原地帯をこよなく愛する「乗鞍人！！」。
ということで、飲食店でバスの出発まで長居して、アイスを咥えながら松本行きに飛び込んだ！！

「熱帯コンクリートジャングル」とはおさらばである！

渋滞の影響もあり、定刻より３０分遅れて到着すること２０：２０分。
着いて降りてビックリ！！
「バスよりも格段に涼しく快適」。

そしてその後車で１時間。
乗鞍に到着。
さらにさらにビックリ！！！
「都内のコンビニよりも涼しく、肌寒い」。
待ちに待ったキンキンＢＥＥＲを煽ろうとしていた僕、若干のジャッジミス。

「こんな世界に住んでいたら・・・・住めないよな都会は・・・・もう・・・・」

そう感じながら漆黒の駐車場を歩いた。
これにて「ＰＪ峰の品川出張旅行」の閉幕である・・・・

都会の皆さん！毎夜毎夜の「うだるような蒸し暑さ」お疲れ様です。
疲れたときは是非、乗鞍に遊びに来てください～