「焚火マニアよ！集結せよ！！」

どもお久しぶりです！

こちら梅雨真っ只中の乗鞍高原・・・・

下界のジメジメ＆シトシト＆ムシムシ感は全くないが。

ここ１５００メートル地点でも梅雨空は健在。

毎日決まって夕刻に我慢できなくなった積乱雲が降雨をもたらす。

ブログを書いている今も、屋根を叩く雨音が徐々に目立ち始めている。

「良し良し！良いぞ！！その調子！！！！濡らせ～濡らせ～」

雨嫌いのＰＪだが、今日の雨は待望の雨。

山火事を防ぐために大いに役立つのだ。

覚えている方がいるだろうか？

今年の３月に弊社の事務所脇の大型建造物が倒壊したことを？

その出来事はあまりにも突然に、僕たちに現実を突きつけた！

原因は乗鞍では今まで見られなかった猛烈に重い湿雪＋降雨＋経年劣化。

全ての負の要素が結集し、こんな考えたくもないハプニングを生んだ。

そのあまりにも残酷で惨い残骸はつい先日まで庭にうず高く積まれてたまま・・・・

地元の方の計らいで、何とか屋根を取り外し、庭の隅に片づけられたものの、その量＆迫力はなかなかのもの。

存在感たっぷりに僕らに視線を送っていた。

「いつ？片づけてくれるのよ？俺らその間に腐っちゃうよ！！ていうか出来ればリサイクルして～」

まるでそう言っているかの如く。

ということで、乗鞍の兄貴分「ベルーガ」と共に作業開始。

ちなみに今日で３日目・・・・

午前中はお互いが誘客＆企画委員を務める、協議会の仕事。

そして午後はひたすら解体し、燃やし、解体し、燃やし、またまた解体する。

使えそうな材料は残し、釘を抜き、チェーンソーでぶった切り、丸鋸で寸法を整え・・・・

などなど作業は膨大かつ専門的知識を有する。

無論、アウトドア馬鹿の僕にはそんなノウハウは無い！

そこで自ら名乗りを上げてくれたのが、兄貴分ベルーガ（大工の息子）。

「仕方ね～な～！乗りかかった船だ！！やろうぜ峰！！！」

これこそが、乗鞍の助け合い精神。

日当が発生るわけでも、お土産がつくわけでもないのに快く引き受けてくれる。

おまけに嫌な顔一つもせずに、楽しみながらやってくれる。

その上指導権まで握ってくれる。

これだから僕は乗鞍を、松本を、田舎暮らしをこよなく愛す。

「ありがとう！ベルーガ！！酒で払います（笑）！！！」

さてさて本題。

ちなみに↑こいつらはなんとか使えそうな梁や柱。

今期のサマーキャンプの忍者砦として生まれ変わる予定。

２０年以上の間、石釜の煙で燻され続けた味のある梁はしみじみ見とれてしまう・・・・

右は再生を果たしたテーブル＆椅子。

ここで２０名余りが同じ釜の飯を喰らう。

これこそがサマーキャンプの醍醐味。

こんなロケーションで食べれば、どんなものも美味しく、「おかわり～！！！」の声が聞こえてきそう・・・・

左はまだまだ燃やさなければいけない朽ち果てた屋根。

左後方もまだまだ燃やされるのを今か？今か？いつなんだ！！！と待つ屋根群。

左後方は裏の森から切り出してきたカラマツ。

これで杭を作ったり、マキにして炊事したり、様々なことに使用予定。

これは一日の作業を終え、満足気に焚火にあたる僕。

森の中に漂う焚火の匂いが心地よい・・・・

目の前には朝とは違う、ボリュームダウンした残骸の姿・・・・

遠くでは雷鳴が轟く・・・・

背後からは巣穴を塞がれ、途方に暮れる働き蜂の空しき羽音（子供に危害を与えないように僕がガムテで止めた）・・・・

頭上にはやる気満々の夏の雲・・・・

そして嬉しいことにもうすぐ定時。

我武者羅に体を使い、汗だくになり、泥まみれになり、ヤカンの麦茶をがぶ飲みし、友と仕事する喜び。

こんなシンプルライフが僕の理想の姿。

これだから！田舎暮らしは止められない！！

まさに「俺！生きてる！！！！」と叫びたくなる。

特に午前中のＰＣ作業（パワーポイント作り）がその衝動に拍車をかけているのだろう・・・・

終わってみて自分の「掌」に目をやる。

山仕事特有のパンパンになった手のひら。

いつもより閉じづらいのが実に心地よい。

久しぶりに出来た「マメ」も誇らしげ。

これでこそ！男の手！！これでなければ男はいけない！！！

ＰＣをカタカタ叩くてなんて、俺の手ではない！！

勿論今日もこの掌でキンキンＢＥＥＲの缶を開け、キンキングラスを鷲掴みし、あおる。

お次はこの手には似つかわしくない小さめのグイ呑みで地酒を流す。

いや～相変わらず夜が楽しみだ～

身支度、身支度・・・・

どうですか？皆さんもこんな一日！！

このブログを読んでいる焚火マニアのあなた！！

至福の生活はすぐ近くに。

お待ちしております・・・・

ＮＯ　ＮＡＴＵＲＥ　ＮＯ　ＬＩＦＥ。