「雲ノ平の魅力をあなたに！」

行ってきた。

北アルプス最後の秘境。

「雲ノ平」。

「高天原温泉」。

メンバーはリバーベース長良川の首領「うっけん」。

そしてスペシャルゲスト「Ｃちゃん」。

事の発端は今から３週間前に遡る。

「俺！来秋のツアーで雲ノ平＆高天原温泉やりたいんだよね！！だからこの秋に下見行くんだよ」

「まじっすか！俺も来週行きますよ！！高天原温泉」

「じゃ！行っちゃう来週！！」

まさに偶然！ふたりの野望が一致した瞬間。

そしてここからの動きがお互い早い。

こういうところはさすがガイド。

前日まで連絡を取り合うことなく、集合場所の確認と行程だけを確認しあい当日を迎えた。

本来であれば３泊４日の行程を２泊３日にギュッギュと濃縮。

長い長い行程をガイドの意地で完歩しようと誓った。

ただ同行者のＣちゃんはこの行程＆タイトスケジュールを理解していない・・・・（うっけん！ちゃんと伝えておけよ！！）

その為２泊３日の中で様々な出来事があったが、彼女のこれからの人生の為に伏せておこうと思う（笑）。

３人だけのヒ・ミ・ツ・・・・

ちなみにコースは以下の通り↓

「１日目」

折立登山口出発→太郎平小屋スルー→薬師沢小屋スルー→雲ノ平山荘スルー（美人受付女性に後ろ髪を引かれつつ・・・・）→雲ノ平キャンプ場で幕営

「２日目」

雲ノ平キャンプ場出発→雲ノ平山荘スルー（やはり再度美女に後ろ髪を・・・・）→高天原温泉入浴→大東新道経由→薬師沢小屋素泊まり

「３日目」

薬師沢小屋出発→太郎平小屋スルー→折立登山口ゴール！！

てな感じのロングルート。

というよりも高天原温泉に到達するにはどの登山口＆ルートを利用しても１１時間以上は余裕でかかる。

まさに！秘湯中の秘湯なのである！！

さてさてそれではこの行程の中でかなりの枚数の写真を撮ったが、ＰＪ峰厳選の物のみスライドショーと行きたいと思う。

本当はこの旅で感じたこと、得たこと、ハプニング、その他諸々書きたいことは山ほどあるが、上記したようにＣちゃんの今後を思うと・・・・

いやいやそれは冗談で、本一冊レベルの文量になってしまうので「１写真１コメント」でお伝えしたいと思う。

それでははじまり～

秘境中の秘境ではあるが、木道や石畳により整備されている箇所が多い。これでもかっ！の晴天のもと朝日を浴びながら太郎平を目指す！！

よほど強風エリアなのであろう。気が殆ど生育していない為眺望は半端じゃない！右端から剣、奥大日、大日。そして眼下に広がるは弥陀ヶ原。

薬師沢小屋で一息つく相棒のうっけん。お互い１０年以上のガイドキャリアを持つのに全く小汚さを感じさせない容姿・・・・

ちなみにこれが僕の容姿（先日のツアー徳本峠岩魚留小屋より）↓

まるで岩魚留小屋を守り続ける小屋番のような出で立ちに自分でも笑えてくる。

僕の方が２歳も若く、派手なＴシャツを着ているのにこの始末。

一体この差は何？生まれつき？ライフスタイル？

ＯＤＳＳは小汚いガイド（ＰＪ峰）から容姿端麗なガイド（うっけん）までと幅広いガイドラインナップで皆さんをお待ちしております（笑）。

北アルプスの女王「薬師岳」。この山いつ見ても語ると野暮になるほど美しく、気高く、惚れ惚れしてしまう・・・・

朝日をバックに、雲ノ平キャンプ場より。奥の稜線から顔を出した瞬間、思わず自然と手を合わせてしまったほどの美しさ・・・・

　

雲ノ平から見る「黒岳（水晶岳）」。どっしりと鎮座し、僕らを見下ろし続ける・・・・まるで最後の秘境を守る番人の様。

振り返り雲ノ平山荘に別れを告げる・・・・

最後の秘境にありながらも外観＆内装ともに洒落すぎている。バックに鷲羽岳、遥か後方に笠ケ岳が天を突き刺す・・・・

秘湯中の秘湯「高天原温泉」に入湯後の一枚。

営業は勿論終了していて僕ら３名のみ。

女風呂も男風呂もないので、上流の若干見えずらい方をＣちゃん。

決して上流を振り返らない紳士協定を結んで・・・・

一方開けっぴろげな、猥褻物陳列罪状態のこの湯船をＰＪ＆うっけんが。

「Ｃちゃん！俺は神に誓っても振り返っていない！！ただ相棒のうっけんは・・・・」(笑）

久しぶりに訪れた黒部川。水はどこまでも透き通り、大型のイワナの数は半端じゃない！！ウジャ＆ウジャ状態。

今度来るときは僕の釣りの師匠ＰＪマサを連れてこようと決意。

名物！薬師沢小屋の傾斜計！！ぶら下がる爪切りがレッドゾーンに触れれば崩壊間近を意味する・・・・

嬉しそうに自炊室でチキンラーメンを手際よく作る至福の表情のうっけん。

この男、ザックの重さを気にもせず、中から出てくる！出てくる！！こだわり食材の山が！！！

しかし、こんなに歩いて来て、ここまで爽やかに振る舞えるこの男は何者？？？？

全く汚さを感じさせない！

そしてまた僕と比較↓

せっかくの愛用フォックスファイヤーのボーダーインナーが囚人服に見えるのはなぜ？

そしてこの黒部峡谷なみの深き目じりのシワ。

３２歳とは思えない！自分でも泣けてくる！

安堵感に包まれながら焼酎を「グイ！」の図。

長旅を終えた僕らの前に突如姿を現した虹。眼下には富山湾が青黒き広がりを見せながら僕らを歓迎してくれる・・・・

てな感じで夢のような、思い出溢れし２泊３日は幕を閉じた。

色々あった・・・・

本当に色々あった・・・・

ただ深くは語れない・・・・

プライバシー保護の為に・・・・(笑）

どうですか？みなさん！！

この世に生を受けたなら一度は訪れて頂きたい場所。

「雲ノ平＆高天原温泉」・・・・

最後の秘境は今も静かにあなたを待っている・・・・

＊来秋に３泊４日でツアー開催予定！その名も「ウィルダネストレッキングツアー～最後の秘境＆秘湯編～」！！