Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

USJ旅行記 そうだ、人間界を出よう その弐

2014-10-29 23:54:02 | 


嵐山でよーじや三姉妹の攻撃を受けた翌日、早朝からUSJに向けて出発しました。
なぜ早朝なのかと言うと、この時期はハリポタとハロウィンで死ぬほど混むので、パークの開園時間が通常より30分ほど早いからです。大阪駅から最寄駅のユニバーサルシティ駅まで行く電車の中で、ハロウィンのコスプレをしたカップルを目撃。ぱっと見はマリオとルイージなのですが、顔はゾンビメイク。いったいどこで着替えとメイクを済ませたのか…気合が入ってます。

ユニバーサルシティ駅前で4人全員集合。実は4人とも同じ電車に乗っていたのですが、混んでいたので車内では合流できませんでした。この日泊まるホテルに荷物を預けて、ホテルで入園券(古い呼び方…)を買ったら、さあ出陣です!!待ってろよポッター!!

…と言ってもパークに入ったら即ハリポタエリアに行けるわけではなく、整理券をもらわないといけないのですが。ここは既にハリポタエリアを体験したことのある友人に取りに行ってもらいました。いつもすまないねぇ。

エリアへの道は両脇を高い木に挟まれていて、奥が見えません。うねうねとしたその道をひたすら進んでいくと、ウィーズリー家の車が置いてありました。記念写真スポットのようで、写真を撮ってる人がいっぱいいたので私も友人に撮ってもらいました。撮ってもらったのはいいけど髪型が最悪で、その写真はお蔵入りすることに(涙)。写りが悪いのは髪型のせいだけではないけど。

しょっぱい気分になりつつ、更に先に進んだら、見えてきました。



「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリーポッター」は、ホグズミード村からはじまります。
"PLEASE RESPECT THE SPELL LIMITS"は、「ここでは魔法はつかっちゃだめ」という意味だそうです。



ホグズミード村の建物の屋根には、常に雪が積もってます。映画でも冬のシーンが多かったもんね。
入り口のそばにホグワーツ特急があったのですが、人が多かったので全体の写真は撮れず。車掌さんと記念写真は撮りました。

ホグスミードにはゾンコのいたずら専門店やハニーデュークスもあったのですが、何よりもまず話題のアトラクション、「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」へ。



ホグワーツ城前。



門には4つの寮のシンボルが入った校章と、「HOGWARTS SCHOOL OF WITCHCRAFT AND WIZARDRY」とあります。

エリアに入った当初、アトラクションは運休していたのですが、しばらくすると運転再開。既に乗ったことのある友人たちの引率で、人が多い割にさくさく進んで乗ることができました。持つべきものは友です。

アトラクションに乗る前、「揺れるから乗り物酔いするよ」と言われてたのですが、確かに揺れるものの、目の前に広がるハリポタの世界がすごいので、最初から最後までわーわーきゃーきゃー騒ぐのに忙しくて酔うことはありませんでした。アトラクションから降りる時に足元がふらついて転びそうにはなりましたが。

最初、アメイジング・スパイダーマンみたいにメガネをかけて3D映像を見るアトラクションだろうと想像していたのですが、どちらかというとバック・トゥ・ザ・フューチャーをグレードアップしたみたいなアトラクションでした。4人掛けのベンチみたいな乗り物に乗って移動するので足をふんばることができないから、3Dじゃなくても酔う人がいるんでしょうね。私は足がぶらぶらするので靴が脱げるんじゃないかとひやひやしました。でも絶対脱げる人いるだろうなぁ。そのうち靴が脱げないようにバンドを配り出すんじゃないかしら。

乗るものに乗ったら、あとはエリアを散策。ハニーデュークスとゾンコの店に入るための列に並んで、待つこと30分。ようやく中に入れたものの、売ってるものがあまりに高くて何も買えませんでした…百味ビーンズも蛙チョコも高すぎるだろ~。でもダンブルドア校長の好物、レモンシャーベット(レモン味のキャンディー)はちょっと欲しかったかな。ものすごく重そうだったけど。ゾンコの店は意外と普通のお店で、これまた欲しいと思うものがありませんでした。事前にハリポタをおさらいしてから行けば、もっと楽しめたのかも。何事も計画性が大事ですな~。

この他にも、ハーマイオニーが「炎のゴブレット」のダンスパーティーで着たドレスが飾ってある衣料品店や、魔法使いの必須アイテム、杖のお店も覗いてみました。衣料品店ではホグワーツのマントや制服が売ってたけど、どれも高いのでパス。代わりにグリフィンドールの紋章が入ったスカーフを買いました(これは安かった)。あと、売り物じゃないけどハグリットが教科書にした噛みつく本が飾ってありました。

ひと通り見たら、まだお昼には早いけど腹ごしらえに、レストラン「三本の箒」に入りました。この店ではハリポタに登場した飲み物や料理が食べられます。

私が頼んだ飲み物は、もちろんバタービール。高いのでお土産にもなるジョッキ入りにはしませんでした。



味は…うん、泡は甘くておいしかったよ。泡は。また飲みたいかって言うと…微妙。

料理は、一皿で4人前の「グレート・フィースト」を頼みました。ハリーたちがホグワーツで食べたごちそうを再現したものらしいです。



ロティサリーチキン、ポークリブ、ローストポテト、ゆで野菜、そしてゆでとうもろこし…皮つきのとうもろこしの存在感がすごすぎます。この他にサラダもついてきました。ドレッシングは4人別々に選べたのですが、サラダの量に比べてドレッシングの量が多すぎたので、変な感じになってしまいました。肉はどちらも骨付きだったので食べにくかったですが、物語の世界観を味わうことができて面白かったです。

食事の後、ホグワーツ特急のコンパートメントをイメージした記念写真用のセットで、写真を撮ってもらいましたが値段が高すぎた(一枚3300円)ので買わずに逃げました。もうちょっと勉強してくれなあきまへんで~。

この後は、ハリポタエリア初体験の私と2回目の3人とで別行動。3人はオリバンダーの店へ。私は写真を撮りつつあちこちをうろうろ。



ふくろう便の店の近くに休憩スペースがあったので入ると、天井にたくさんのフクロウが!



こっち見てます。



梁をところどころ白く汚してあるのがリアルすぎるほどリアル。これでフクロウたちが喋ったり歌ったりすれば完璧…ってそれは魅惑のチキルームじゃ!

クィディッチの店もありました。ショーウィンドウだけで。中には入れません。



店先で輝くスニッチ。

本屋さんのショーウィンドウには、ロックハート先生の本が!



こういう小道具を作ることで、ケネス・ブラナーの懐にもいくらか入るのかな。



奥に進むと、ホグワーツのマントを着た人たちが歌のパフォーマンスをしていました。でも歌ってる曲はハリポタと関係ない曲みたいだったので、ちょっとがっかりー。ここはマクベスのあの曲じゃないと。



横から見たホグワーツ城。昼間だと色味に乏しい。次は夜に来てみたいです。

エリアの最奥には、クィディッチの試合で掲げられる各寮のペナントがありました。



グリフィンドールとレイブンクロー。



スリザリンとハッフルパフ。そういや主要キャラクターにハッフルパフの生徒っていたっけ?レイブンクローはルーナがいるけど。

ハリポタエリアの奥にあるトイレは、ホグワーツ内のトイレをイメージした内装で、嘆きのマートルの声が聞こえてくるしかけがありました。声だけじゃなくて映像も出てくれば面白いけど、そこまで凝るのは無理かしら。

アトラクションに乗らなくても、ホグワーツ城の中を見学することはできるので、次に来たときは中をゆっくり見てまわりたいと思います。とはいえしばらくは人が多すぎて無理っぽいけどな!!

ハリポタエリアも人が多かったですが、それ以外の場所も人が多すぎて座ったり休憩したりすることができず、私以外の、年パスを持っている人たちは一旦ホテルに戻って休憩することになりました。その間、私は1人でウォーターワールドに行ったり、お土産を買ったり。途中でさすがに疲れてセルフサービスのカフェに入りましたが、席が全然空いてなかったので立って飲み食いする羽目に。今思えばわざわざカフェに入らなくても、ワゴンで何か買ってベンチで座って食べたほうが楽だったのかも。

いかにもハロウィンな飾りつけ。しかし私は本物のジャック・オ・ランタンを見たことがない…。



午後6時になると、パーク内ではゾンビナイトがスタート。パーク内のあちこちで、ゾンビ役の人たちのパフォーマンスが見られます。ホテルからパークに戻ってきた友人たちと再び合流し、人ごみの間からゾンビのパフォーマンスを見物しました。パフォーマンスのBGMはもちろん「スリラー」です。

しかし、パフォーマンスをするゾンビ以外にも、ゾンビのコスプレをしたお客さんが大勢いたので、どれがパフォーマーでどれがお客さんなのかわかりづらくて困ります。ゾンビを見てきゃーきゃー騒ぐゾンビ、というシュールな光景も見られました。

ハロウィンイベント中の夜は、3Dアトラクション「ターミネーター2」が特別に貞子のバージョンになるというので、長い長い行列に並んで見ることにしました。貞子バージョンの詳細を知らなかったので、入り口に3D映像用のメガネが置いてないのを見て「あれ?飛び出さなかったらつまんなくね?」と不安に思いましたが、実際見たら面白いアトラクションでした。ステージにリアル貞子が現れて、拍手と歓声と悲鳴が同時に上がったり、最後の最後で椅子がガクン!となってびっくりしたり。最前列とか通路側にいた人は、目の前に貞子が現れてきゃーきゃー言ってましたが、近すぎると逆に貞子の顔が見えて興ざめしてしまうんじゃないかという気もします。

貞子を見た後、さらにゾンビ巡りをして終了。お土産ももう買ってあったので、早めにパークを後にしました。

この日の夕食は、お昼のボリュームがありすぎたのと疲れたのとで、ユニバーサルシティでたこ焼を買ってホテルで食べました。4人でたこ焼の食べ比べをしつつ、テレビで「ごめんね青春」を鑑賞。錦戸はイケメンかどうかで熱い議論を交わしているうちに外で雨が降り出し、雷も鳴っていたので大阪在住の2人は帰宅。ホテル組の私たちも早めに床につきました。

翌日、私と友人はホテルをチェックアウトしてから大阪に向かい、梅田でお買い物&お食事をしてから解散しました。
京都でもUSJでもぼったくられて散財しましたが、気のおけない友人たちとの旅行はとても楽しかったです。まるで、普段私が暮らしている人間界を飛び出したみたいに。もっとも、私の日常こそ人間界なのかどうか怪しいところですが…特に自宅。

魔法界でリフレッシュした後は、人間界で働いてお金を稼がないといけません。なんせ相当使っちゃいましたから…とほほ。ああ働きたくねぇ。


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