強くて弱くて

足の回転数と自転車の速度が比例してない人のそれは健康のためだろうか？それとも愛する人を大事な人を守るために、強くなりたいと日々足やら頭やらを回転させているんだろうか。そんな情熱を抱いてこいでいたとしたら尊敬の眼差しであるし、彼はとても幸せそうに笑っていた。物凄いいきおいでこいでいるのに前に進んで行かれない姿に私も笑っていたのであった。

1週間前に届いた彼の健康診断をついに開封し、結果は心筋梗塞の恐れあり要精密検査だったと口頭できかされ、私も見ていいかと聞いたら断れた。これで3度目だったけれど断固拒否なのでキレそうなわたしは無口になりいつも通り気持ちをおさえ、よくよく考えました。

大事な人を守ってあげたいけれど、結果を見たところで私には彼の命は助けてやれません。そのことを彼も分かっていてのことかもしれない。

ただ知って、彼の今の状態を知っているという自分になりたかっただけなのか。

自分の命より大切な存在になってしまっているのでどうしようもなく救いたい

自分の臓器に心残りだってないのにな

本人が1番やりきれない気持ちだということもわかっているの

奪ってでも取り乱しても見なかった私はクソ野郎でしょうか