苗半作
イチジク畑に苗木を植えているのだが、去年挿し木した物がある程度数は在る。し
かしあまり良い苗木とは言えないので、大丈夫かなぁと心配しながら植えている。農
業の格言に、「苗半作」というのがある。つまり収穫の善し悪しは、苗の段階で半分
は決まってしまうと言われているのである。それからすれば、悪い苗木を植えるより
もう1年かけて木を養生した方が良いのかも知れない。農業も中々難しいのである
イチジク畑に苗木を植えているのだが、去年挿し木した物がある程度数は在る。し
かしあまり良い苗木とは言えないので、大丈夫かなぁと心配しながら植えている。農
業の格言に、「苗半作」というのがある。つまり収穫の善し悪しは、苗の段階で半分
は決まってしまうと言われているのである。それからすれば、悪い苗木を植えるより
もう1年かけて木を養生した方が良いのかも知れない。農業も中々難しいのである
ようやく我が家でも紅花の種まきをした。マルチを敷いて、その穴の部分に
蒔いたのだが、上手く穴から芽を出して伸びてくれるか、いささか心配では
ある。今日の種まきも子供が手伝ってくれたので、1日で終える事が出来
た。感謝である。
今日は言わずと知れた、大震災から1年目の鎮魂の日である。私は公民館での
会合に参加していたが、津波の時刻に町で流したサイレンに合わせて、皆で黙祷
をした。あの日の私は、津波の映像をテレビで見ていたのだが、映し出された津波
の中に、何千の命が巻き込まれていた事に、最初は気づかなかった。映画の1シ
ーンでも見ているような、現実感の無い映像として捉えていた。おそらく私が現地
にいたら、津波に巻き込まれていただろう。津波の怖さを知らなかったから。
1年経って、あまり私の生活に変化が生じたとも思えない。同様に、私の回りの人々
の生活も、それ程変わっていないようだ。やはり人間は、万物の霊長と名乗るには
ふさわしくない動物だろう。