2009年1月22日
マールカラーの親犬から生まれた
チワワ(ロング・スムース)の登録禁止 発表
英国The Kennel Club(ケネルクラブ)は
マールカラーをした親犬から生まれた
チワワの子犬の登録を禁止することを決定したと発表した。
登録の禁止はチワワのマールカラーが
同犬種にとって自然な毛色として存在しないことから
健康に問題がある可能性があるとしていた2007年7月の発表に付加するもの
2009年3月以降
スムースコートとロングコートのチワワ両方を対象に
マールカラーの親犬から生まれた子犬の登録を禁止する
ケネルクラブでは”Fit for Function: Fit For Life”の次のステージとして
各犬種の健康を重視したスタンダードであることを確認すべく
全犬種のスタンダード見直しを開始
既にシャー・ペイの過度な首・頭部・脚まわりの皮膚のたるみや
ラブラドール・レトリーバー、アメリカン・コッカー・スパニエル
ダックスフンド、ブル・テリアなどの
スタンダードに関する除外・付加・変更が発表されている
マールカラーというのは
この子のような、ダックスでいう「ダップル」のような毛色のことです
ちなみにこの子はブルーマールです
チワワ、マールで検索するとたくさんのブリーダーやペットショップが出てきます
珍しい毛色です!といって30~50万円で売られています
イギリスのケネルクラブが発表したように
珍しい毛色=自然にはない色
ということが多く
そういう毛色の子は何らかの遺伝疾患がある可能性が高いようです
チワワでもプードルでもダックスでも
日本人は特に「珍しい」という言葉に魅かれがちですが
スタンダードで認められていない、というのには
やはりきちんと理由があってのことなので
なにも考えずに「珍しい」という理由で
売ったり、買ったり、交配したりするのはどうかな、と思います
飼う側の私たちが変われば
売る側の意識も変わります
犬にも私たちにもやさしい世界になりますように。。
たまには真面目なお話も。。。
かさはら