晴レニハ晴レノ雨ニハ雨ノ力コブ

バイクに関する四方山話

08/8/2 湯ノ口温泉ツー

2008-08-03 22:30:58 | Touring 奈良

久々の・・・

朝の5:00、バイクをガレージから出して出掛ける用意。今日は和歌山の瀞峡にある湯ノ口温泉に行くことにした。3年前に250ccのバイクで行ったことがあり、またいつか行こうと思いつつ3年が経ってしまった。

嫁サンを後ろに乗せてのタンデムなので、山道は気をつけて走らなければ・・・



 


摂津北ICから近畿自動車道にのり、松原Jctで西名阪に入って柏原ICで降りる。国道165号線→県道30号線→国道309号線から国道169号線に入る。





07:50
169号線に入って吉野川沿いに少し行ったところのコンビニで朝食タイム。フジテレビがやってるお台場冒険王の企画商品、高島アナ・中野アナ・愛チャンが考えた(ほんとか!?)めざましサンド。ホントは誰が考えたか知らないがなかなかおいしかった。

国道370号線との分岐を越えた辺りから169号線はぐんぐんと標高を上げて行く。かなりの間、ずっと上り坂が続く。
まもなく大滝ダムを通過。この先からは急峻でスケールの大きな谷あいを走ることになる。

 





ずっとこんな感じの景色が続く。向こうの方に道の駅「杉の湯川上」が見える。道自体は大きなコーナーが続くそれなりのスピードで走れる気持ちの良い道だ。

 





伯母谷トンネルの手前から。かなたに見えるのはトンネルを出入りしながらループ上に上っていく169号線。
あれを越えたところに大台ケ原ドライブウェイの入口がある。そこへはまた別の日に・・・

特に前方を遅い車でふさがれることもなく、快調なペースでこの気持ちの良い道を進んでいく。
いろんな道がある中で、ワシのなかではこの国道169号線は好きな道のベスト3には入る。和歌山の深く険しい山の豪快な景色を眺めながらゆったりとした気分で走れるこの道の爽快感は、なかなか他では感じられない。
龍神スカイラインもとても気持ちのいい道だけれど、あれくらいタイトなコーナーが多くなると走ることがほとんどになってしまう。走るのもそこそこ楽しめて、大きな景色も楽しめるのはこの169号線のとてもいいところだと思う。
まぁあくまでワシ基準だけれど・・・

 




巨大な池原ダムのダム湖を見つつ、急激に下り坂を下りてきたところに下北山スポーツ公園がある。
ここは2年位前にバイクのイベントがあったところ。
イベントには参加してなかったけれど、たまたま169号線を反対方向へ走っていて、ものすごい数のバイクがこの公園目指して山を上がってくるのを目撃した。いったん挨拶に手を上げるとずーーーーーーっと上げ続けないといけなくなるほどバイクが途切れなく走ってくる光景はそらすごかった!
今年も府民の森ひよしであるみたいだが、近いから今回は参加しようかな・・・




ここから先、少し道の状態は悪くなってくる。あまり広くない上に見通しもよくない。湖に沿って作られた道路はスラロームのように細かくクネクネと右へ左へカーブしていて走っていて疲れてしまう。そのクネクネスラローム道路を過ぎると七色ダムが現われる。



 

ここには何度か来た事があるが、いつ来てもひっそりとした感じでひと気もない。でも静かな感じが気に入っているのでいつもここで休憩していく。




Versysでここへ来るのは初めてなので、記念に1枚・・・これではどこかわからん

 


 







国道169号線は右方向、ということは・・・










ダムの上が国道ということになる。対向車が来たら見通しが悪くて道幅が狭いのでちょっと危ない感じだ。








ダムを過ぎてしばらくするとワシ個人的な撮影スポットにやってくる。




別に特別何があるわけでもなく、ただの橋なのだが、3年前ここに来て写真を撮り、また来たときも写真を撮ったので今回も、というワケだ(なんだ、それだけのこと・・・なのだ)

 

 

左は3年前、エストレアで来た時のもので右は2年前にVFR800で来た時のもの。

 




そして今回Versysで来た時のもの。前2回の時より水の色がなんとなく悪い。日差しの問題なのか・・・2年前はきれいな色をしていたのに・・・

天気は悪くないのに何故なんだろう・・・



 





天気か何かわからんがベストマッチングすればこんなにきれいな風景になるのに・・・
(ちなみにこれは2年前に写したもの)









写真右から来て左へこれから向かう。道の駅「おくとろ」は今回はスルーして先を急ぐ。









この道の駅の先は結構険しい山道だったはずでしんどい道のりを覚悟していたのだが・・・

 




なんだこの秘密基地入口のセットのようなトンネルは!
なんとクネクネ山道だったところに2,000mを越えるトンネルが出来ていた。しかも出来たてなのか、路面に白い粉状のものが散らばっていて、トンネル出てきたらバイクも嫁サンのジーンズも真っ白けになっていた・・・
早く掃除してね!



 





トンネル出てホントすぐがT字路になっている。
右「十津川」左「新宮」と書かれてあるのだが、右はどの道で十津川に向かうのだろう・・・。こんなところにあっちへ行く道がもともとあったっけ・・・?しかも反射板で出来た矢印は全て左を向いているのだが・・・

まっワシらは左へ行くだけやけど・・・(地元のおじさんが詳しく教えてくれた!)







少しクネクネ道を走った後、視界の開けた場所に出る。そこに百井別れに似た三叉路がありUターンするように左折し国道311号線に入る。


またしばらくクネクネと細い山道を走った後、道幅が広がり川沿いの道に出、前方に瀞大橋が見えてくる。





(写真は渡った後撮ったもの。写真左手、川の対岸からやって来てちょうど橋を入れて大きくUターンする感じ)
橋を渡ってすぐに信号を右折し少し行くと今回の目的地、湯ノ口温泉に到着する。「到着」といっても正確にはまだ温泉に着いたわけではない。

 



「瀞流荘驛」
そう、ここは駅なのだ。湯ノ口温泉にはここから列車に乗っていくのだ。
(バイクや車でも温泉までいけるがせっかくこんな仕掛けを考えてるんだからそれに乗っからないと面白くないでしょう!)

で、どんな列車かというと・・・とそのまえに発車まで時間もあるのですぐそばの瀞流荘で昼ごはん!

 

 


  

これがこの瀞流荘の名物、きじ肉を使った「けんけん丼」。照り焼き風にしたきじ肉がご飯の上に乗っかっている。わさびを混ぜて食べるとおいしかった!なぜか乗っているトマトの意味は不明・・・

 



 

・・・で、発車時間だけれど、問題の列車とはこんな感じ。そのむかしあった鉱山で働く人を運ぶ人車を観光用に復活させたものだそうな。
特徴はちっちゃいこと!
右の写真、運転台にいるオジサンと比べればその大きさがわかる。以前テレビで見たおサルが運転する電車みたいだ。
この電気式機関車が「瀞流荘駅」と「湯ノ口温泉駅」との1km間を1日6往復している。

 





さっそく乗り込んでみる。中は予想以上に狭い。慎重150cm程の嫁サンにはちょうど良いサイズかもしれないが、170cm超のワシにはちょっと窮屈だ。

天井・壁・床と全体が木製で窓枠も木で作られている。手作り感に満ち溢れた作りとなっている・・・






 





いざ、発進~!

ががががががががががが!どどどどどどどどどどどどど!がたがたがたがたがたがた!

すんごい振動だ。鉱山用のものをそのまま転用しているのだから乗り心地は度外視なのだろう。それとも雰囲気を出すためわざとそのままなのか・・・

 




ほとんどトンネルの中を走ること10分あまり・・・
「湯ノ口温泉駅」に到着する。強烈な振動に揺られっぱなしだったので身体がじーんとしたままだ・・・





 





温泉建物入口。ここ自体に食事する場所やゆったりくつろぐ場所はない。まわりにバンガローがいくつかあり、湯治で長くいる人にはそうした施設が用意されている。




 






男性用脱衣所。この右手奥に風呂場がある。先客がいたので中は撮影できず・・・
10人ほどでいっぱいになりそうな内風呂と同じくらいの露天風呂がある。汚いわけではないけれど、古い昔からの建物で、最近のきれいなスーパー銭湯などに慣れた人にはちょっとつらいかもしれない。
でも静かで鄙びた穴場的ないい感じの温泉だと思う。



 

 


温泉でゆっくりつかってリフレッシュ!
帰りは少し元へ戻って来るときに曲がった三叉路を169号線に戻って更に先へ行く。熊野川に架かる宮井大橋を渡ってすぐ国道168号線を右折する。熊野本宮大社の前を通過してそのまま168号線を北上する。

 





道の駅「十津川郷」で最後の休憩。あとは168号線→国道24号線→南阪奈道路葛城IC→美原Jct→近畿自動車道摂津北IC→自宅と一気に帰る。

 



3年ぶりに行った湯ノ口温泉。全然変わっていなくて、鄙びた感じがとてもよかった。あまり有名化されずにひっそりと穴場的な場所であって欲しいと思うのはワガママかな・・・

総走行距離:380.9㎞


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