
疑問は解決♪いい笑顔。
西洋医学に代わる医療、あるいは西洋医学的な治療を助ける医療が代替医療(オルタナティブ・メディスン)。これからの獣医療は西洋医学と代替医学、その両者の共存を考える事によってより高い効果を生む。より動物たちにやさしい医療を心がけていらっしゃるかたです。
動物は人を癒してくれるかわりに人のいろいろな苦しみを背負ってもくれている。そういう動物たちに必要なものは病気になりにくい体や精神を日ごろから養ってあげること。それは飼い主さんたちの責任。なんでもそうだけれど、一方通行じゃだめですね。
講義の内容は・・・





などで、プロジェクターを使った説明と、質疑応答ですすめられました。
自分が知らずにいたことや、不思議に思っていたことが
すっきり~♪しましたよ。
☆狂犬病のこと
狂犬病のことは今中国で狂犬病が発症し、予防接種していない犬たちの殺処分(しかも撲殺!)というニュースを目にしていますが、おどろくべきことに現在狂犬病の発生報告がないのは、島国の日本、イギリス、オーストラリアの3つだけ。イギリスとオーストラリアは出入国ともにとても検疫が厳しいので狂犬病の入国が防がれているそうです。日本はといえば、空輸に関しては厳しくチェックされている反面、船となるとそうではなく、単に寄港したロシア船などに乗ってきた犬は簡単に船員さんといっしょに日本に上陸していたりしているそうです。油断は禁物です。
狂犬病は発症すれば必ず致死です。私は土曜日に行った勉強会で獣医師の方がセミナーで使用した狂犬病の犬のビデオをみることができました。
狂犬病には2種類のタイプがあり、狂躁型と麻痺型です。前者は目の前にあるものをなんでもかむ。瞳孔が散大している。舌は乾いて汚れている。後者は麻痺により口を閉じることができないため水、食べ物をとることができない。三叉神経が麻痺している。瞳孔の散大はみられない。
長い潜伏期間の後、発症3~7日前から唾液からウイルスを放出し続ける。
咬傷感染だけでなく、飛まつ感染や胎盤感染もありますし、海外で犬にかまれた人が帰国後発症することもあるそうです。
家の中で飼っているから、まわりに狂犬病の犬がいないから、港町じゃないから・・・という理由などで飼い犬に予防注射をしていない人がいるとしたら・・それは、自分の生命も捨てたも同然です。日本での接種率約50%!私はほとんど接種していると思っていましたが・・・。自分の犬や自分が狂犬病にならないのは、周りの人が予防注射をしてくれているおかげ!!という見方もできるくらいだそうです。そのバランスが崩れれば、中国の状況を見てもわかるようにあっという間に蔓延してしまいます。
狂犬病の予防注射は必ずうけましょう!!
☆注意☆
猫も狂犬病は伝染します。でも猫に狂犬病の予防注射をするとその部位が腫瘍化する副作用がおきるとのことです。海外に連れて行く場合には予防注射が必要ですから、そのことをふまえて獣医さんの説明をよく聞くことをお勧めします。
