










アリョーシャは、外の世界が怖くて仕方がない。初めて見たのは譲渡会が開かれている河原の赤いバリケンの中だった。開催時間中バリケンの奥でぴくりともせず、眠るわけでもなくただひたすら「私はいない・・・。」と念じているようだった。にもかかわらず、来訪者は、「このこがあの幻のアリョ?」ってなことを言いながらのぞきに来るものだから、アリョにとってはさぞかし拷問だっただろうと思う。
めぐろのいぬやしきさんのおうちには、3頭の飼い犬と、常時数頭の預かり犬が同居している。飼い犬の中にリーダーはいないらしく、家族の中で全ての犬を統率するリーダーもいないらしい。預かり犬も仔犬、成犬とりまぜている。そんな中で、アリョの立場はとても微妙だったのだろう。 外がこわい犬 になってしまった。みんながお散歩に行くときに、「お留守番はいやだけど、おそとはこわくて出られない。」といった毎日だったと聞いていた。
そんな中での 譲渡会参加だったものだから、冒頭のような状態になってしまったのだ。
アリョのことは、ネットでずっと前から見てきていた。そのころ私は犬を飼いたくて仕方なかったし、コロコロ仔犬には興味がなかった。でも譲渡会側からすればまず黙認されていても「ペット可住宅でない」からすでに条件にあてはまらず、「里親になりたい」と言うこともできないでいた。
そこで私がやったことは、「アリョの乳母」に名乗りをあげることだった。幸い(?)めぐろのいぬやしきさんは会場では受付をされてとても忙しい方だったので、快く私の申し出を受けてくださった。私は名乗り出ては見たものの犬を飼ったことがないのだから正直なところどうすればアリョの負担が少ないか、少しでも外の空気になれることができるかわからなかった。そんなときに、目をつけたのが、大犬3頭飼いの犬猫屋敷の管理人さん だった。(

そして、「アリョと河原の散歩をする」私の計画が始まった。



アリョの手前のベッドのなかにいるのは、
こちらも「びびり」で有名な華ママさんちの華ちゃん。(なつかしいぃ)
(画像は犬猫屋敷の管理人さんの過去の日記から借用)

決して目を合わそうとしなかった。
2005.1.28の日記にもアリョのこと書きました。
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