旧三菱銀行神戸支店（明治３３ ファミリア株式会社ファミリアホール） 神戸市中央区相生町１－１
旧株式会社湯浅商店（不詳 杉原株式会社） 神戸市中央区栄町通３－６
震災により、数多くの近代建築が失われてしまいました。文化財に指定されているものや、
それほど被害を受けていないものは修繕され、今もその姿を見せてくれていますが、
ほとんどは、もう見られなくなっているにちがいありません。
長崎刑務所本館および正門（明治４０） 長崎県諫早市
旧上田警察署（明治１４ 上田医師会） 長野県上田市
旧帝国製麻（大正３ 大栄不動産） 東京都中央区
旧海老原歯科（明治４１ 海老原邸） 文京区本郷
三池港の開港と同時に開館。三井関係の社交倶楽部であるとともに、政財界人らの迎賓館として利用されたようです。
現在は総合結婚式場、レストランとして営業しています。ちょっとお洒落なティータイム、優雅なパーティタイムetc、
ロマンティックな憩いの場でお楽しみ下さい。（パンフレットより）
訪問したときはちょうど結婚披露宴の真っ最中で、中の写真は撮れませんでした。
出席者の視線を一身に浴びつつ庭へ。
なお総覧に記載されている「三池港倶楽部」は、上棟年月日が同じことを考えると
この建物のことだと思われます。（福岡県大牟田市西港町２－6）
元銀行だった建物です。奈良だから南都銀行でしょうか。途中から裏にある酒造会社の所有になり、
そのとき屋根を今のように改造したようです。（近所の人・談）またこの撮影時、向かいは駐車場になって
いましたが、それ以前は塗屋造りの和風家屋でした。（「町並み・家並み事典」吉田桂二 東京堂出版にイラストで掲載されています。）
隣りの家屋も現在は取り壊されています。
（奈良県宇陀市榛原区）
旧日野医院（明治２９） 大分県湯布院町川西 県文化財
柱の上には竜が。左右でデザインが違います。二匹で支えるには重たいか。
しっぽを巻いた左竜。なんだか真冬の寒さに体を丸めた犬みたい。かわいい。「あ、来たんだ。」
しっぽが炎（？）、波（？）のようになった右竜。悪そう。「なんか用か。」
二階両端には鏝絵。牡丹（？）と鷹（？）
これも牡丹？
本来柱間にあるべき欄間が、柱を囲っているというデザイン。
ガラス戸。
上がり框。算盤珠のよう。
建物もいいですけど、やっぱり装飾がすごい。これぞ日本の伝統。巧みの技です。
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