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身近な自然や社会との関わりを通して、マイペースで、新たな自分探しに挑戦しながら、セカンドライフ、スローライフを楽しむ。

平成の名水百選-「荻道大城湧水群」-1(北中城村)

2014-05-28 | 文化

 「環境省は、平成20年6月5日、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、地域の生活に溶け込んでいる清澄な水の水環境のなかで、特に、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動が行われているものを、『平成の名水百選』として選定しました。現在の『名水百選』(昭和の名水百選)と併せて200選となっています。」

参照(環境省選定 平成の名水百選/インフォメーション https://www2.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/info/index.html) 

 「平成の名水百選」には、沖縄県から、「荻道大城湧水群」(北中城村)が選出されています。「荻道大城湧水群」は、「①ヒージャーガー②アガリヌカー③チブガー④イリヌカー(大城)⑤イーヌカー⑥メーヌカー⑦タチガー⑧イリヌカー(荻堂)⑨アガリカー⑩アカタガー」の10箇所からなっています。

参照(環境省選定 平成の名水百選/詳細ページ/荻道大城湧水群 https://www2.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=100

 「名水百選」(昭和60)には、沖縄県から、「垣花樋川」(南城市玉城字垣花)が選出されています。

参照(環境省選定 名水百選/詳細ページ/垣花樋川 https://www2.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=100

 「水環境総合情報サイト」には、「全国の水環境状況」「全国水生生物調査」「名水百選」「平成の名水百選」「快水浴場百選」などが掲載されています。

参照(水環境総合情報サイト https://www2.env.go.jp/water-pub/mizu-site/index.asp

 「荻道大城湧水群」の中から、今回は、「③チブガー④イリヌカー(大城)①ヒージャーガー⑤イーヌカー」を紹介します。②アガリヌカーは下記を参照,願います。

参照(悠久の歴史を刻む「アガリヌカー」…大城・荻堂、歴史の散歩道 http://blog.goo.ne.jp/nrai5029knai/e/6c4b2b28e3cc6ed30eba4fe7b2e187a2

 北中城村大城、県道146号線沿い右手に、東屋を備えた「チブガー庭園」があり、庭園右側に、「③チブガー(大城)」があります。

 

00-0525 チブガー庭園

01-0525 ③チブガー

 

02-0525 ③チブガー

 

03-0525 ③チブガー

「チブガー(チブ井泉)大城…大城集落で最も古い共同井泉と言い伝えられているが、築造年代は詳らかでない。 このカー(井泉)は大城のウブガー(産井泉)で新生児のウブミジ(産水)として利用された。また、死者がでた場合身体清めの水もこのカーから汲んできた。 水量が豊富で、区民の洗濯、野菜洗い、水浴び等生活用水として貴重なカーだった。また、多くの人たちが集まりふれ合いの場としても大きな役割を果たしてきた。 戦前は旧正月2日、現在は1月3日に区の役員有志が水の恵みに感謝してハチウビー(初御水)の祈願をしている。 北中城村」

 

04-0525 ③チブガー

 

05-0525 ③チブガー

 「チブガー庭園」のすぐ近く、県道146号線沿い右手に、「④イリヌカー(大城)」があります。

 

06-0510 ④イリヌカー(大城)

 

07-0510 ④イリヌカー(大城)

 

08-0510 ④イリヌカー(大城)

 

09-0510 ④イリヌカー(大城)

 

10-0510 ④イリヌカー(大城)

 

11-0510 ④イリヌカー(大城)

「イリヌカー(西井泉)大城…イリヌカーの築造年代は詳らかでない。このカー(井泉)は大城集落の主に西側の住民が飲料水として利用していた。大正11年(1922)にカーの上にコンクリートでゴミ除け用の屋根が取りつけられた。 このカーは水量が豊富だったので、昭和10年(1935)ごろこのカーを水源として集落内に簡易水道が布設されたが水の流れはあまりよくなかった。 戦前は旧元旦の早朝主に集落西側の子どもたちがワカミジ(若水)として汲んできて、それをヒヌカン(火の神)や仏壇等に供えて新しい年の家運繁昌と家族の健康を祈願した。 戦前は旧正月2日、現在は正月3日に字の役員・有志が水の恵みに感謝してハチウビー(初御水)の祈願をしている。 北中城村」

 

12-0510 ④イリヌカー(大城)

 「④イリヌカー(大城)」から、県道146号線を西に行くと、左手に松の木が見え、道路より一段低い広場へ通じる階段を下りた所に、「①ヒージャーガー(荻道)」があります。

 

13-0524 ①ヒージャーガー

 

14-0524 ①ヒージャーガー

 

15-0524 ①ヒージャーガー

 

16-0524 ①ヒージャーガー

 

17-0524 ①ヒージャーガー

 

18-0524 ①ヒージャーガー

 

19-0524 ①ヒージャーガー

「ヒージガー(樋川井泉)荻道…このカー(井泉)の築造年代は詳らかでない。 1965年(昭和40)12月に水道が通水されるまで、大半の過程が、ここの湧水を飲料水として利用していた。 1924年(大正13)改修後は、メーヌカー(前の井泉)に代わってウブガー(産井泉)として新生児のウブミジ(産水)にも利用されたと伝えられている。 旧元日の早朝子どもたちが、カーの水をワカミジ(若水)として汲んできた。 この水をヒヌカン(火神)等に供えたりお茶を沸かして仏壇にさしあげて新しい年の家運繁昌と健康を祈った。 戦前は旧正月2日、現在は元日に区の役員有志が水の恵みに感謝してハチウビー(初御水)の祈願をしている。 北中城村」

 

20-0524 ①ヒージャーガー

 

21-0524 ①ヒージャーガー

 

22-0524 ①ヒージャーガー

 「①ヒージャーガー(荻道)」から、県道146号線を西に行くと、左手階段を下りた所に、「⑤イーヌカー(荻道)」があります。

 

23-0525 ⑤イーヌカー

 

24-0525 ⑤イーヌカー

 

25-0525 ⑤イーヌカー

 

26-0525 ⑤イーヌカー

 

27-0525 ⑤イーヌカー

 

28-0525 ⑤イーヌカー

 

29-0525 ⑤イーヌカー

「イーヌカー(上の井泉)荻道…イーヌカーは荻道集落の共同井泉の一つでいつ頃築造されたかは詳らかでない。 1965年(昭和40)12月に水道が布設されるまで屋敷内にチンガー(井戸)のない家庭にとって、洗濯、野菜洗い、水浴び等生活用水として、貴重な井泉であった。 また住民の情報交換、老幼男女の触れあい、憩いの場としても大きな役割を果たしてきた。 戦前は旧正月2日、現在は元日に区の役員有志が水の恵みに感謝してハチウビー(初御水)の祈願をしている。 北中城村」

 

30-0525 ⑤イーヌカー


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