・・続き・・・
真鱈の骨や身・たくさんのお野菜等からしみ出した旨味・栄養は、煮汁の中で混ざりあって、極上のだし汁になる。このままで少量の醤油をたらしたりORお味噌を足したりして、残り物の菜っ葉でも浮かせれば最上のスープになる。
さて我が家では翌朝、いたってシンプルな「おじや」にする。
鍋の残りのだし汁に、ご飯を入れ薄口しょうゆをたらし、煮立ったら残り物の青いものを浮かべて、後は溶き卵でとじるだけ。
素材のうまみ・栄養が溶け込んだ「絶品!おじや」の完成だ。
すべて、食べつくすのだ。
しかし、まだ「真鱈のアラ」の料理は、終わりではない。
もうひとつの素材・「カマ」が残っている。
実は「カマ」は、お鍋をする前に醤油で煮てしまっているのだ。私の母は、あと二ケ月で八十八歳・米寿を迎える。金沢の出であるから、魚食の文化が体の隅々にまでしみ込んでいる。このカマの煮ものは、2・3日の時間をかけて、この母が食べつくすことになる。
余談ではあるが、最後に出しがらの「骨」のこと。
以前イギリスで発生した「牛海綿状脳症(BSE)」の影響で、肥料としての骨粉が輸入されなくなった。そのため骨は27本の大切なバラの肥料として使っている。(気休めでしないが、乾燥させて石で砕く。)
以上、「真鱈のアラ」のすべてを使いきった。
380円の「真鱈のアラ」は、いったいいくらの価値を生んだのだろうか!!??・・・
「真鱈のアラのお鍋」のお話はここまでで終わることにする。
真鱈の骨や身・たくさんのお野菜等からしみ出した旨味・栄養は、煮汁の中で混ざりあって、極上のだし汁になる。このままで少量の醤油をたらしたりORお味噌を足したりして、残り物の菜っ葉でも浮かせれば最上のスープになる。
さて我が家では翌朝、いたってシンプルな「おじや」にする。
鍋の残りのだし汁に、ご飯を入れ薄口しょうゆをたらし、煮立ったら残り物の青いものを浮かべて、後は溶き卵でとじるだけ。
素材のうまみ・栄養が溶け込んだ「絶品!おじや」の完成だ。
すべて、食べつくすのだ。
しかし、まだ「真鱈のアラ」の料理は、終わりではない。
もうひとつの素材・「カマ」が残っている。
実は「カマ」は、お鍋をする前に醤油で煮てしまっているのだ。私の母は、あと二ケ月で八十八歳・米寿を迎える。金沢の出であるから、魚食の文化が体の隅々にまでしみ込んでいる。このカマの煮ものは、2・3日の時間をかけて、この母が食べつくすことになる。
余談ではあるが、最後に出しがらの「骨」のこと。
以前イギリスで発生した「牛海綿状脳症(BSE)」の影響で、肥料としての骨粉が輸入されなくなった。そのため骨は27本の大切なバラの肥料として使っている。(気休めでしないが、乾燥させて石で砕く。)
以上、「真鱈のアラ」のすべてを使いきった。
380円の「真鱈のアラ」は、いったいいくらの価値を生んだのだろうか!!??・・・
「真鱈のアラのお鍋」のお話はここまでで終わることにする。