最初の2種類は3K円クラスでどちらがフランスかを当てなさい。これは超難問です。
フランスはブルゴーニュでないというヒントのみ。
1) 1997 Grand Ardeche Chardonnay (Louis Latour)
香りからシャルドネは分かる。熟した果実、桃、ナッツ、バタースコッチ。果実味のふくらみと上品な酸のバランスが良く、おいしい。
2) 1997 Chardonnay Carneros (Saintsbury)
これもシャルドネ。香りはやや前者より少し軽く、樽香も控えめ。ただ飲むと、果実味の凝縮感、酸も豊富で余韻も極めて長く、非常に楽しめる。
正解にはなったものの、理由も確証もありません。シャルドネは造り方で色々違うし、カリフォルニア一つでもワイナリーによって違うので難しいですね。
次はいつものどっちが高い?
3) 1997 Cabernet Sauvignon (Casa Lapostolle)
ドライなベリー香、強く感じるのは木の枝?土臭さ?比較的果実味が強いが、タンニン、酸は控えめ。
4) 1988 Chateau La Mission Haut Brion
むしろ前者より色調は濃い。甘いベリー香、赤い花、甘草、熟成香も。果実味が豊富、タンニンと酸はかなり丸くなって、いいバランス。当初は右岸でメルロー主体と思うが、やはりカベルネの雰囲気も強く、場所は迷う。銘柄を聞いて納得。
全体に正解者が多かったです。比較的分かりやすい問題。グラーブは意外に飲む機会が少ないのですが、厳しさと優しさの共存が面白い。
場所を移して
5) 1969 Volnay Clos des Chenes (Robert Ampeau)
明るいルビー。フランボワーズ、少し獣臭、エッチな感じ。果実味が十分で、酸もあり、十分楽しめる。
6) 1982 Chateau Rauzan Segla
明るいルビー/ガーネット。やさしいベリー香、甘草、ハーブ、少し熟成香も。つるっとした果実味にかなり丸くなったタンニン、酸が少し強く感じられる。全体にマルゴーらしい、可憐な感じ。
7) 1996 Cote de Nuits Villages (Jayer Gilles)
ピチピチとした小梅ちゃん。甘い果実とバランスの良い酸、小梅ちゃんの大玉をなめているような気分。タンニンは豊富で今後の熟成も大いに期待できそう。うきうきさせてくれるワイン。
今日からまた断酒が始まります(^^;;;)。