飲み会(ワイン会)レポートぉ~

参加した飲み会(ワイン会)の報告っす!!!

第13回宮崎お気楽ワイン会

2000年12月03日 18時05分26秒 | Weblog

「ボルドー五大シャトー1980を飲む」
(2000年12月3日:シェノナカにて)

今世紀最後に、五大シャトーを水平で飲む会を行いました。
ワインのおいしさもありましたが、帰っていかれる参加者の方々を送りながら、みなさんの笑顔が一番の収穫でした。 
  
1992  Nostalgia  (Beaumont des Crayeres)
カシスリキュールのような果実の風味がある上品なシャンパーニュ。世紀末のワイン会と言うことでワイン名で選んでみました。 

1997  Les Plantiers du Haut-Brion  (Grave)
オーブリオンブランのセカンドワイン。トップに軽いヴァニラ、リンゴ、白桃、白胡椒、白い花。果実味と酸の素晴らしいバランス。本当の強さを見せずに華麗にまとまっている。

1987  Batard Montrachet  (Louis Latour)
トップに硫黄のような香りが。果実味がドライアウト、酸もちょっとおかしい感じ。ボトルショックか。リザーブの次のワインへ。 

1996  Chardonnay, Vinehill Vineyard  (Kistler)
時間が経過する程に、まぶしい光を浴びた時のように、まぶしい程のヴァニラ、ナッツ、濃厚な果実香。豊富な果実に強い酸、もっと時間を置いて飲んでも良い。

1980  Chateau Grand Puy Lacoste Magnum  (Pauillac)
かわいいベリー香や深い森、熟成香。落ち着いた香り。当初、次のコスより香りに強さがあったが、徐々にコスの複雑さの前に弱さを見せだした。 

1980  Chateau Cos d'Estournel  (St.Estephe)
当初、沈んでこれは駄目かと思わせたが、徐々に開いて、甘いベリー香、薔薇、胡椒、モカの香りも。果実とタンニンはやや軽く、少し酸の強さを感じる。

1980  Chateau Mouton Rothchild  (Pauillac)
ムートンらしさは5つを比較すると感じられない。しかし、前二者より明らかな華やかさがある。果実味、酸もまだしっかりしていて、タンニンも丸いが十分感じる味わい。 

1980  Chateau Latour  (Pauillac)
これのみ抜栓に失敗し、茶こしを使いながらデキャンティング。素晴らしい!!トップからべっこう飴のように甘く濃厚な果実香、モカ、ヴァニラ、胡椒系の香りも。香りは2時間後までずっと持続。味わいも全体にパワフル。一瞬こちらがムートンかと思うくらい華やかさがある。今日のトップ。

1980  Chateau Lafite Rothchild  (Pauillac)
体にまとまって、シルキーな感触、おとなしい。かわいいベリー香にミルク、深い森、どこが飛び出てどこが引っ込むこともない。清楚な着物美人という感じ。 

1980  Chateau Margaux  (Margaux)
マルゴーはやっぱりマルゴーだった!!トップから比較的開いて、カシス、プラム、赤い花、深い森など。華やかさと気品。ラツールの次に楽しませてくれるものの、ラツールと比較するとやはり力強さより、華麗さという感じ。これもフィネス。

1980  Chateau Haut Brion  (Grave)
これを最後に持って来たのは、昨年の蔵出し物だったから。ところが一番色も薄かったし、果実味やタンニンの弱さもあった。しかし、参加者からは香りが好きという方がおられた。ベリー系のリキュール、森、紅茶などの香り。落ち着いて気品があり、締めくくりとして非常に良かった。 

1990  Chateau Suduiraut  (Sauternes)
甘さが酸を上回り、華麗さが少しあるものの、未だ若すぎる。

1963  Cavendish Late Bottled Vintage  (South Africa)
デキャンタの時間が余りなかった。圧倒的な果実味があり、本当に素晴らしいポートライクなフォーティファイドワイン。もっとゆっくり楽しみたかった。