![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/36/7b3015489169805cc244dd1af0c0b000.jpg)
【山 名】ミノブチ岳 2230m (群馬県)
【日 程】平成22年 5月16日(日)
【同 行】単独
【天 候】晴れ
【ルート】自宅4:50==6:10大清水P6:20---7:10一ノ瀬---7:40一杯清水---8:10三平峠---8:40長蔵小屋---11:05ミノブチ岳---ナデッ窪---11:45沼尻---12:50長蔵小屋---13:10三平下---13:40三平峠---14:00一杯清水---14:20一ノ瀬---15:05大芦見ず
【行 程】 L=24.4km +1540 -1470m 行動時間8:45
【温 泉】寄居山温泉 @500円 少し熱いが空いててゆったり
【地 図】地図はこちら
今年は天候が定まらず、先週末にも雪が降った。山沿いでは30cm程積もったと聞いていたが流石に5月。晴天が3日程続いたせいか大清水に雪は無い。残雪の尾瀬を求めて来る人が昨日から大勢入山しているのではと思ったが駐車場にはたった3台。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/2b/af6efcbf29f0741e561dde8dc5c0982c.jpg)
今年の尾瀬始め。本年の無事を祈って山の神、十二様に参ってから入山。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/4f/557754fe74b30db02e654038e6622cd6.jpg)
付近ではツツドリなど夏鳥が鳴いていた。目の前ににも尾瀬の夏鳥が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1e/950406f3762a62a4b9ecb32cd0eb3e4a.jpg)
アカハラ(後ろ姿ですが)
小一時間ほど歩いて一ノ瀬に着くと、やっと雪が現れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/e1/1a59804da22c2597bd71ff699a2b3bfd.jpg)
三平峠手前あたりから一面雪。後ろから来た単独のテレマークスキーヤーに抜かれる。大清水からここまで約1時間、スキーを背負って来たとは御苦労様である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/7a/172a9d5c2ba3023f3737a0e1ea6f155f.jpg)
峠からは夏道を外れダケカンバの林を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/f1/27bcc832528639a423357cf05c434440.jpg)
ダケカンバに空いた穴をコガラが突いている。小鳥も春を迎え繁殖の準備だろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/97/c06a7701cde6419e87575e807514bf4c.jpg)
コガラ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/5b/df8c54ae440bb3dc66ccfe1c1d5d1657.jpg)
餌を採る ヒガラ
例年に比べ雪の量は多いが、尾瀬沼の雪は大分解けており、沼の横断はもう危険だ。
昨年4月29日の様子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/6f/de33547b23bcc67aaf0efbd0600464bd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/55/0e83abef1408f6393df8ad07504c9406.jpg)
長蔵小屋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/49/a5059d1b32a3524fbe999e8abb3f905a.jpg)
長蔵小屋前の清水
湿原にも小川が現れ始め、そろそろ餌を求めて鹿の侵入が心配される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/ba/595d2bc98839abd3766193ebaa850e6f.jpg)
長英新道をショートカットし、未だ雪の残る浅湖湿原を詰めて燧ヶ岳を目指した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/31/4d42511326baac31b045d35938d55d6f.jpg)
長英新道のダケカンバ
ミノブチ岳手前まで来ると、御池から燧ヶ岳(俎)越えで来たスキーヤーと出会う。大清水から来たと言うと「ずいぶん歩きましたネ」と言われた。俎山頂には数人がいるようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/73/03b52928b1d9efe6e5365e74f397d31f.jpg)
ミノブチ岳手前から俎
急斜面を登りやっとミノブチ岳に着いた。遠くには日光白根山や男体山、眼下には鯉の形をした尾瀬沼がよく見える。残雪期の山々は美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/94/3cef0a8c589bc93840e6b9398d4591d9.jpg)
今日はミノブチ岳からナデッ窪を降りる予定。なんとかここまで来たので予定どおりの行動をと思い、ミノブチ岳と御池岳の中間地点の降り口から下を見るともの凄い急斜面。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/85/848da9af987eeb1c020b10196170fca9.jpg)
右のピークが俎 左のなだらかなピークは御池岳
クラストしていれば止めようと思っていたが、雪が腐っておりブレーキが効きそうである。一筋のシュプールがあり雪崩の心配も無さそうなので予定通り下ることにした。白旗史朗の本には「ナッデッ窪」の語源は「雪崩窪(なだれくぼ)」と書いてあったのを思い出した。緊張感一杯の下山だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7c/93c9611ca75eee2b0369355d0e25b5b5.jpg)
斜面に入ると、思った以上の急勾配。振り返れば自分で削った雪が頭の上からパラパラと降ってくる。思わず斜面のはじに寄るが、かえって急斜面でまた中央へ戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e7/1f89e9124ad14b833cd87d8d72d3174f.jpg)
急斜面を跳びながら降り、沼尻まではアッという間に着いた。残雪期で雪が腐っておりアイゼン無しに降れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/d0/b4f7cc536ad08d0854d50569cedd02aa.jpg)
沼尻からは夏道を長蔵小屋へ。小屋手前の3本カラマツまで来ると疲れ切ってしまった。これから未だ2時間余り、しかも内1時間は林道を歩くかと思うと長蔵小屋に泊まりたい気分だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/20/2fcdd832ab6ac04754a2c5b36317ae6a.jpg)
大休止し疲労回復に甘味料の関係で発売休止になっていたアミノバイタル3600など飲むが食欲は無い。ここからは、ただフラフラと大清水に戻った。この疲れは加齢によるものだろうか?
いずれにしろ、今日の晴天と景色には感謝しなければいけない。
晴天の尾瀬沼、何度来ても美しいと思う
今年は何度尾瀬に来れるだろう
腰や膝に不安を抱えての山行
1日も長く山に登りたい
↓尾瀬はイイナと思った方 ボタンを押してください
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/df/aef1d5c37e1226018423a469afb4a978.png)
追記
今まで気にならなかったが、燧ヶ岳山頂には5つピークがある。しかし、手持ちの国土地理院の地図にも「山と高原地図」などにも4つのピークしか名前が載っていない。調べてみたら「御池岳」。
【日 程】平成22年 5月16日(日)
【同 行】単独
【天 候】晴れ
【ルート】自宅4:50==6:10大清水P6:20---7:10一ノ瀬---7:40一杯清水---8:10三平峠---8:40長蔵小屋---11:05ミノブチ岳---ナデッ窪---11:45沼尻---12:50長蔵小屋---13:10三平下---13:40三平峠---14:00一杯清水---14:20一ノ瀬---15:05大芦見ず
【行 程】 L=24.4km +1540 -1470m 行動時間8:45
【温 泉】寄居山温泉 @500円 少し熱いが空いててゆったり
【地 図】地図はこちら
今年は天候が定まらず、先週末にも雪が降った。山沿いでは30cm程積もったと聞いていたが流石に5月。晴天が3日程続いたせいか大清水に雪は無い。残雪の尾瀬を求めて来る人が昨日から大勢入山しているのではと思ったが駐車場にはたった3台。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/2b/af6efcbf29f0741e561dde8dc5c0982c.jpg)
今年の尾瀬始め。本年の無事を祈って山の神、十二様に参ってから入山。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/4f/557754fe74b30db02e654038e6622cd6.jpg)
付近ではツツドリなど夏鳥が鳴いていた。目の前ににも尾瀬の夏鳥が
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1e/950406f3762a62a4b9ecb32cd0eb3e4a.jpg)
アカハラ(後ろ姿ですが)
小一時間ほど歩いて一ノ瀬に着くと、やっと雪が現れる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/e1/1a59804da22c2597bd71ff699a2b3bfd.jpg)
三平峠手前あたりから一面雪。後ろから来た単独のテレマークスキーヤーに抜かれる。大清水からここまで約1時間、スキーを背負って来たとは御苦労様である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/7a/172a9d5c2ba3023f3737a0e1ea6f155f.jpg)
峠からは夏道を外れダケカンバの林を下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/f1/27bcc832528639a423357cf05c434440.jpg)
ダケカンバに空いた穴をコガラが突いている。小鳥も春を迎え繁殖の準備だろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/97/c06a7701cde6419e87575e807514bf4c.jpg)
コガラ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/5b/df8c54ae440bb3dc66ccfe1c1d5d1657.jpg)
餌を採る ヒガラ
例年に比べ雪の量は多いが、尾瀬沼の雪は大分解けており、沼の横断はもう危険だ。
昨年4月29日の様子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/6f/de33547b23bcc67aaf0efbd0600464bd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/55/0e83abef1408f6393df8ad07504c9406.jpg)
長蔵小屋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/49/a5059d1b32a3524fbe999e8abb3f905a.jpg)
長蔵小屋前の清水
湿原にも小川が現れ始め、そろそろ餌を求めて鹿の侵入が心配される。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/ba/595d2bc98839abd3766193ebaa850e6f.jpg)
長英新道をショートカットし、未だ雪の残る浅湖湿原を詰めて燧ヶ岳を目指した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/31/4d42511326baac31b045d35938d55d6f.jpg)
長英新道のダケカンバ
ミノブチ岳手前まで来ると、御池から燧ヶ岳(俎)越えで来たスキーヤーと出会う。大清水から来たと言うと「ずいぶん歩きましたネ」と言われた。俎山頂には数人がいるようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/73/03b52928b1d9efe6e5365e74f397d31f.jpg)
ミノブチ岳手前から俎
急斜面を登りやっとミノブチ岳に着いた。遠くには日光白根山や男体山、眼下には鯉の形をした尾瀬沼がよく見える。残雪期の山々は美しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/94/3cef0a8c589bc93840e6b9398d4591d9.jpg)
今日はミノブチ岳からナデッ窪を降りる予定。なんとかここまで来たので予定どおりの行動をと思い、ミノブチ岳と御池岳の中間地点の降り口から下を見るともの凄い急斜面。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/85/848da9af987eeb1c020b10196170fca9.jpg)
右のピークが俎 左のなだらかなピークは御池岳
クラストしていれば止めようと思っていたが、雪が腐っておりブレーキが効きそうである。一筋のシュプールがあり雪崩の心配も無さそうなので予定通り下ることにした。白旗史朗の本には「ナッデッ窪」の語源は「雪崩窪(なだれくぼ)」と書いてあったのを思い出した。緊張感一杯の下山だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7c/93c9611ca75eee2b0369355d0e25b5b5.jpg)
斜面に入ると、思った以上の急勾配。振り返れば自分で削った雪が頭の上からパラパラと降ってくる。思わず斜面のはじに寄るが、かえって急斜面でまた中央へ戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e7/1f89e9124ad14b833cd87d8d72d3174f.jpg)
急斜面を跳びながら降り、沼尻まではアッという間に着いた。残雪期で雪が腐っておりアイゼン無しに降れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/d0/b4f7cc536ad08d0854d50569cedd02aa.jpg)
沼尻からは夏道を長蔵小屋へ。小屋手前の3本カラマツまで来ると疲れ切ってしまった。これから未だ2時間余り、しかも内1時間は林道を歩くかと思うと長蔵小屋に泊まりたい気分だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/20/2fcdd832ab6ac04754a2c5b36317ae6a.jpg)
大休止し疲労回復に甘味料の関係で発売休止になっていたアミノバイタル3600など飲むが食欲は無い。ここからは、ただフラフラと大清水に戻った。この疲れは加齢によるものだろうか?
いずれにしろ、今日の晴天と景色には感謝しなければいけない。
晴天の尾瀬沼、何度来ても美しいと思う
今年は何度尾瀬に来れるだろう
腰や膝に不安を抱えての山行
1日も長く山に登りたい
↓尾瀬はイイナと思った方 ボタンを押してください
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/df/aef1d5c37e1226018423a469afb4a978.png)
追記
今まで気にならなかったが、燧ヶ岳山頂には5つピークがある。しかし、手持ちの国土地理院の地図にも「山と高原地図」などにも4つのピークしか名前が載っていない。調べてみたら「御池岳」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/7e/ec049c793dbfe4ebcd4f23feccdd03c8.jpg)
プロカメが撮ったみたい~
急斜面・・・下手でもスキーだとそんなに
苦にならないのに、つぼ足だと緊張しますね~(--:)
今季は、何度、尾瀬の風景を見せて頂けるのか
楽しみにしていますね
コメント&お褒めの言葉ありがとうございます
一眼レフ壊してしまったのでコンデジの撮影ですが天気と被写体が良ければそれなりの写真が撮れるもの何ですね
正直、出かける前はどうしようかと思っていたのですが、行ってみればやはり尾瀬の魅力はたいしたモンです。今年も何回か行くことになりそうです。
夏の燧ヶ岳にも行ったことがありません。
一度挑戦したのですが雨のため断念しました。
写真が素晴らしい。
最初の一枚からずっと魅入ってしまいました。
三本カラマツ懐かしいです。
写真が上手なkeykunさんに褒められるととてもうれしいです
でも、残念ながら考えて撮った写真ではないので被写体が良かっただけだと思います
残雪期の山々は美しいですから
今後も尾瀬の魅力が伝えられたらと思います
尾瀬はいつ見ても、どの時期でもいいものですね~
と、noyamaさんの写真を拝見して改めて思いました。
尾瀬というと、いつも混雑している印象がありますが、
静かな尾瀬の様子が伝わってきます。
体に不安を抱えていると、
いつまで山に登れるだろうか、と思ってしまいますね。
1日でも長く…本当にそうですね。
ほんと美しい。
行きたいな~。
連休の北アルプスでは、今年の雪は悪かったと聞きますが尾瀬はいかがなのもでしたか?
尾瀬が混んでいるのは、ミズバショウと紅葉の時季の鳩待峠からの尾瀬ヶ原で、富士見峠越えや尾瀬沼方面はさほどでも無いです
尾瀬の魅力は尾瀬ヶ原ではありますが、アヤメ平、裏燧、至仏山から笠ヶ岳なども良いところです。
是非 お出かけください
尾瀬の今年は例年より雪が多いようですが
私の行って日は雪が締まった後にシャーベット状に溶け出した時期なので、夏道より歩きやすく歩くには最高の状態でした
これから尾瀬は毎日のように表情を変えるのでいつ行っても楽しいです
きっとご満足のことでしょう。
残雪の中、歩行8時間以上をこなす基礎体力は
まだまだ十分かと拝察します。
それでも昨今はスキー行が減り、自然と調和
する単独行が多くなられたようですね。
毎週の更新、楽しみにしております。
体力の低下が怖くて無理な行程をこなしていることがあります。いい年をして自分が解らないのではと反省もしております。
自然と対話しながらの山行に心がけたいと思っております。