春爛漫の紅のいろ

戦前の雑誌から鳥渡素敵な写眞をピックアップ

子供の頃、見聞きしたこと

2018年05月03日 | 日記
1.喫茶店を「きっちゃてん」と言った小学校の教頭先生。
 夏休み前の朝礼で「きっちゃてんとか行っちゃダメですよ」。さすがに当時でも生徒は笑ったな。
 戦前の雑誌の記事には本当に「きっちゃてん」とルビが振ってあったりします。

2.下町の繁華街で、白い服を来た傷痍軍人が寄付をを求めていた。
 アコーディオンなんか弾きながら。

3.小学校の検便の結果、保健室に呼ばれた。
 おかげで、花粉症とは無縁です。

4.バスの中で、お母さんが赤ちゃんにおっぱいをあげていた。
 今なら大騒ぎだろうけど、当時は何とも思わなかったな。

5.洗濯機の脱水はもっぱらローラー式のハンドルを回して絞っていた。
 姉ちゃんのシミーズに空気が入って、ぐるぐるやってゐるうちにパーン!となった。絵日記にこのことを書いたら、先生も笑っていた。

6.テレビ番組がカラーになり始めの頃、カラー番組は画面の隅に「カラー」とか表示されていた。
 新聞の番組欄にもカラー放送にはマークがあった。
 白黒テレビのブラウン管の前にぶら下げる色の付いたガラスのフィルターまで売っていた。我が家も当然の’ように付けていた(貧)。

7.便所の落とし紙はねずみ色だった。
 いわゆる便所紙。あれは新聞紙をリサイクルして作ったのは明白だった。時々、新聞の文字が溶けずにそのまま読めるのが残っているものを見つけると、得意げに親に見せに行った。

8.持ち物に名前を書く。
 我が家は大家族だったので、下着類には全て目立たない場所にサインペンか何かで名前を書いていた。
 何か物を買ったら直ぐそれに自分の名前を書いていたな。今はしない。


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