ノーやん日記パート2

お寺に蕪村の句

 晴れのち曇り。新型コロナ感染者はきのう112人に減少した。死者は5人。大阪17人、東京16人。豊中2人。ゼロになりそうでならない。

 町内を徘徊。上新田2丁目の真覚寺さんの塀に「山は暮れて野は黄昏の薄哉 蕪村」の筆書が目に止まった。意味ありげな筆。直感しガラケイで。1丁目の天神社下の竹林には「不法投棄禁止」の警告板が目に付く。竹林をゴミ捨て場のようにする不心得者がいるらしい。その横の畑の柿の木にカラスが一羽止まっていた。「このやろう」とカメラを向けると逃げ去った(写真)。総選挙後の日本は戦争する国づくりへ加速しようと動き出した。戦争を知らない世代に愚老は猛烈な注意を喚起したい。

 お昼は、たぬき蕎麦。自家製薄揚げ甘辛煮とシメジ少々、カマボコと。ことし1月90歳で亡くなられた半藤一利さんの遺作「戦争というもの」を読み始める。「戦争は国家を豹変させる 歴史を学ぶ意味はそこにある」ということばを残された意味を重く受け止めた。ぼくもなんであんなバカな戦争をしたのか不思議でならなかった。「一億総ざんげ」で責任の所在はあいまいにされたが維新の伸長でいま日本は再び戦争する国への危険な道を走るかもしれない。その道は、ぜったいに阻止する。改憲への動きが加速するいま日本が起こした戦争の教訓を考えた。

柿の実に止まる烏を写撃せん 昇龍子

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