晴れ。きょうは千里西町にある千里局花壇の水やり当番。涼しいうちにと思って出たがすぐに汗が出る。花壇はアゲラタム、ユーフォルビア、センニチコウ、ジニア、サルビアファリナセア、トウガラシなどが真っ盛り。猛暑に生気を放つ不思議な花壇。花がらを摘んでいるとスマホで花の写真を撮ろうとしている男性がいたので「どうぞ」というと花壇に接近して撮り出した。「ブルーサルビア」「ルドベキア」「ジニア」とかいう。「よくご存じで」というと「アプリですよ。花の写真を撮るとすぐ花の名前が表示されるんですよ」「へえ」。そんなアプリがあるの。
花の愛好者が増えているのだろう。この花の名前は?だれもが思う。ぼくは豊中の緑化リーダー会に属して10数年になるが花の名前が覚えられない。覚えたつもりでもすぐ忘れる。花といっても自生している花ばかりでなく人の手が加えられて褒めそやされる花も多い。「学生版 牧野日本植物図鑑」や「花の履歴書」「山野草ポケット図鑑」「花の歳時記」など常時手元に置いて調べ花の原点を大事にするよう心掛けている。
たとえばジニア。昔、百日草といって畑に仏花として咲かせていた。北米。メキシコ辺の原産で維新前に渡来し広まった。花期が長いのでこの名がついた。花言葉は「亡くなった友を考えよ」。年配のMさんと水やりしながら「百日草」のことを談笑する。お昼は、納豆と生卵、刻みネギ・トマトのぶっかけそうめん。もみ海苔・ちりめんじゃこ・ごまをふりけて。
人はいつまでも花のようにはいかない。高齢になると人の介護が必要になる。それでも花のように終わる人はいる。100歳まで生き抜いた島根の義母がそうだった。写真上下とも千里局花壇のジニアとセンニチコウ。
s仏壇の花とは言わず百日草 昇龍子